素直の考察
こんにちは。
牛山です。
本日は、素直の考察です。
素直な人はなぜ結果が出やすいのでしょうか。
受験指導をしていると、成果が出る人は不思議と大変素直な人です。
以前に「すぐにすねる人は結果を出しにくい」という内容のお話をしました。
本日は、その対極から、素直さを考察してみたいと思います。
すねる人が結果を出しにくい理由は、自分が変わることができず、行動をやめるか、間違った方向へ進んでいく部分にあります。
本来は結果が出る学習アプローチは、そんなに多くありませんので、やり方を間違えると、絶望的に結果が伴いません。
細い道をイメージしましょう。
細い道がまっすぐに続いています。
合格を目指して速いスピードで学習するのは、この細い道を突き進むようなものです。
しかしこの細い道はまっすぐ伸びているわけではありません。
時々大きく曲がりくねっています。
だからこそ、ここから外れないように、細い道の上を高速で走り抜ける必要があります。
イメージ的にはこのようなイメージです。
大変感覚的な説明ですが、このようなことができる人は、短期間で成果を出します。
勉強にやり方など無いというのは、結果を出した人の言い分です。
１）多くの人を教えれば、誰もが結果を出すわけではないことに自ずと気づきます。
２）勉強のやり方を教えれば、勉強のやり方で成績が劇的に上昇することにも気づきます。
- と２）の経験がある人は、本日のメルマガの感覚的な内容がよく分かるはずです。
成果を出すためには、より良いやり方を改善しつつ続ける必要があります。
ところが勉強は楽しい作業ばかりではありません。
ただでさえストレスがたまるような作業の連続であることも珍しくありません。
そんな時に、素直な人は、ストレスに耐え抜くタフさがあります。
言い方を変えると、しっかりと自分の頭で考えながら、教えられた内容の意味を理解しようとし続けます。
その結果、吸収します。
一方で素直ではない人は、教えられている内容を自分なりに咀嚼する前に、自分の判断をさしはさみます。
自分の判断をさしはさむということは、教えられている内容を上書きすることであることが少なくありません。
Ａを教えてもらっても、Ｂにいつの間に変るように、教えられた内容が変わっていきます。
従って新しいことを学びにくいのです。
もう少し言い方を変えると、新しい概念や理解を頭の中に構築しにくいと言ってもいいかもしれません。
教えてもらった内容について、「自分が知っている何か」に当てはめることで理解しようと試みます。
自分が理解できない何かがあるのではなく、自分が既に知っている何かに置き換えることで対象を理解し続けようとした場合、あるいは、自分が理解したつもりになっている場合、永遠に理解は促進されません。
理解できないということは成長できないということです。
その結果、
◆素直な人・・・理解し成長する人
◆素直ではない人・・・理解できず成長できない人
このような図式が生まれるのかもしれません。
ここでご紹介した内容は、記憶などの学習に限ったことではありません。
他の学習領域全般に通じることです。
素直さの源泉は好奇心です。
好奇心を持って、素直さを育みましょう。
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