牛山 恭範 (著)
実際のところ、難しい話は全部横に置いて、
暴露話をすると、小論文が得意なら慶應に合格してしまう
多くの人は難しい話が嫌いだ。
理論的に細かく話していくのは、簡単だが、そういうことにあなたは
興味が無いと思う。
まずは話を簡単にしよう。
正直になぜ牛山が主催する塾の生徒がダントツの結果を出すのか?
と聞かれれば、その最大の理由の一つは、牛山は小論文の力を伸ばす
ことが得意だからということになる。
塾の生徒が、慶應大学の入試や模試でダントツの成果を出す原因は複数ある。
- 小論文の配点が高い
- 慶應大学は合格者数がやや少ない
- 倍率が日本で間違いなくトップレベル
- 母集団のレベルは私学では日本トップ、最難関国立大学受験生多数
- 大学公表のデータによれば、小論文の平均点は約50点と低い。(50点以下のことが多い。)
こんな形になっている。
だからというわけではないが、ズボッと小論文で
20点ほど差がつけば、それで結果が出てしまうのである。
理系は関係ないが文系に至っては、この傾向が顕著だ。
理由は繰り返さない。@〜Dを繰り返し見てほしい。
毎年合格する受験生を見て痛感するのは、以下の二つ。
(1)小論文に力を入れている受験生が多いということ。
(2)小論文対策をしなくても、もともと考えるセンスがいい人が多いということ。
『勉強ができても頭がいいとは限らない』とはよく
言われるが、小論文試験は考える試験なので、
露骨にその人の考える力が出てくる。
特に慶應SFCは配点が高いのでその傾向が顕著である。
慶應SFCの合格者インタビューの動画を見れば、
分かる人には分かることもある。
例えば、合格者の次のような台詞。
「小論文はできる人は何もしなくてもできるし・・・」
「ダメならやめればいいと思いました・・・」
「ネタを入れると問いとの論理的整合性が取れなくなると思います。」
どれも考えることが苦手な人の口からは出てきにくい
台詞である。
総合政策学部を受験する生徒が日本史の問題集をたったの1冊しか
やっていないのに、法学部を受けて補欠合格したこともある。
いかに小論文の力が慶應合格のカギになっているかが
お分かりいただけると思う。
慶應法学部は、歴史の問題集を4冊丸暗記しても補欠合格に
なれず不合格になる人が
多いにも関わらず、1冊しかやっていないのに、補欠合格なのである。
小論文で彼らを抜いているのである。
しかも、一か月に5時間程度も勉強していなくても・・・である。
慶應に合格するには、
小論文でダントツになることが大切なのは言うまでもない。
ここから先は少しだけ話がややこしくなるが、
それでもかまわない人は読んでほしい。
段々とややこしくなるがそれだけ後半にいけばいくほど
重要なことが書かれている。
ディジシステム HOME
|