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牛山 恭範 (著)

 

 

はじめに第1章第2章第3章第4章・第5章第6章第7章第8章第9章第10章最後に

 

 

 

 

はじめに

 

(1)なぜ勉強する気が起きないのか?(特性要因図)

 単刀直入に言おう。
勉強をやる気が起きない理由は、図にすると以下のようになる。

 

(※編集の関係上、正式な特性要因図ではないが、説明のため便宜上、以下特性要因図と記述。)

 これはあくまでも、大雑把な要因を図式化したものだ。
したがって完璧なものではない。

ただし、逆に言えば、それだけ重要なものがここに記載されていると考えてもらってもいい。

 

(2)よくある失敗1 ウチの子供はやらないと思っている
 「ウチの子供はダメですから」これは、保護者がよく口にする言葉だ。しかし、このようなことを言う保護者も考えを改めることがある。突然我が子が一日に13時間ほど勉強するようになった時である。「ウチの子はダメだ」「できがよくない」などと言えば、そのイメージが本人に刷り込まれる。どんどん(自分はだめなんだ。)(能力が低いんだ)と思い込んでしまう。そして勉強はやらなくなり、その考えが現実となりやすい。したがって言わないことが大切だ。

(3)よくある失敗2 勉強しても無駄だと思っている
 能力面でダメだという考えと、社会の側が変化して無駄だという勘違いがある。それは単なる勘違いだ。後ほど詳しく述べるが、勉強しても高いレベルは無理だと考えると、言うまでもなく行動はストップする。

(4)よくある失敗3 ○○なので
 健康が無いので、お金が無いので、無理なので、無駄なので、かつて状況が悪かったので、親が○○なので、子供が○○なので、先生が○○なので、友達が○○なので、学校が○○なので・・・というように、行動できない理由を重視すれば、行動はストップする。問題は重視することが妥当かどうかだが、本人の思い込みが激しい時には、行動を起こせなくなる。全てのこれらの理由は「障害」であるため、人生には必ずつきまとうものだ。何も障害が無い方が珍しいのである。人生で障害や問題がなくなるのは、墓場だけだ。したがって○○なので・・・とずっと何かを行動しない言い訳を作ることに慣れてしまうと、何千回人生を仮にやり直すことができても、何もできないという話になってしまう。あらゆる障害はどうやって克服するかを考えることが大切だ。

 
















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