慶應大学合格常識と非常識の合格法:マインド編

 

 


牛山 恭範 (著)

 

あなたの合格を決定づけているものをこのウェブブックでは公開する。
多くの人は、頭の良さで合格が決まっていると思っている。

しかし、本当はそんなところではあまり合格は決まっていない。
物事の原因は、直接的な原因と間接的な原因があるからだ。
直接的な原因は、勉強しなかったことなどが目につく。
したがって、勉強しなかったので、合格しなかった・・・と多くのケースでは
考えられがちだ。

ところが、本当のことを言えば、そこで合格が決まっているというのは、
やや直接的である。それではもっともっと間接的な原因を見ていくと
何が言えるのだろうか。

あなたの合格を決めているのは、究極的には遺伝子と環境である。
社会学の世界ではそう言われる。犯罪が起こる確率も肥満人口が増加する
仕組みも同じだ。人は遺伝子によって気質や判断が変わる仕組みがある。
どのような環境で誰に会い、どのように反応するかで決まる。

ただ、これは真実であっても、どうしようもないことである。
それでは、どうすればいいのか。本当のことを言えば、
自分をコントロールする術を身につけて、自分をコントロールするしかない。
しかし、受験が終わって、自分をコントロールできず、やる気を出せなかった時には、
誰でも後悔する。もっと勉強をやればよかった・・・と思うのである。

それでは、さらに究極的にはどうすればいいのか?

本当のことを言い過ぎると、(???)となるかもしれないが、
問題のすり替えをせずにここに真実を書いておく。

その答えは、自分の行動や感情を変える可能性を信じ、
心理面をコントロールするために、自分の感情を超えること、
言い換えれば自分自身を超えることである。
一皮むけて、本当に自分の人生を自分の力で変えることができる力を
つけることができるように、自分を成長させることが大切だ。

 

問題(不合格)を発生させている主因(重要な因子・大きな影響を与えるもの)は
何かをハッキリと知ることが先である。

もう少し本当のことを言えば、どのような構造(しくみ)で問題が発生するのかを
見極めることの方がはるかに重要なのである。

 受験の結果は、「目標達成論」と「慶應大学絶対合格法」を読んだ人なら
わかっていると思うが、@やる気A判断B学習効率の3つで決まる。
これら3つのレベルが高まれば高まるほど合格しやすくなる。

 

 時々「一人で勉強するのは、私の場合向いていない。」という人もいるが、
それはほとんどのケースで勘違いである。

一人で勉強できない人がたくさんの人に囲まれていれば勉強できるのであれば、
とっくの昔に成績は中学高校で急上昇している。一人で勉強できない人は、
人数が増えても勉強できない。

本質的に重要なことは、一人でもどうすれば勉強できるようになるか?
ということである。

 

 このように、○○なので、○○というように理由があるだけで判断して、
判断ミスを犯す事例は枚挙に暇がない。部分的に最適化した理屈が通用しない
のはなぜか。全体で見れば、無意味な判断になっているからだ。
このように問題は起こり続ける。熱血教師がいればやる気が起きるというのも同じだ。
熱血教師がいればあなたの成績があがるのであれば、今までにすでに
成績が急上昇した経験があることが予想される。今まで接してきた
すべての教師がダメ教師だったわけではなく、良い先生もいたはずだ。
問題はもっと別のところにある。

 仮にどんなに良いやり方をしても、あなたの目の前に問題は起こり続ける。
やる気がなくなることもあれば、記憶しにくいこともあれば、苦しくなることもあれば、
忘れることもある。私はあなたに、何の問題もなくハッピーに毎日が過ぎて、
おとぎ話のように合格するとは言わない。リアルな受験と本当のことを話すつもりだ。
不安になることもあれば、落ち着かなくなることもあるだろう。

 本当に受験の成果を最大限に出したければ、これから必ず起こるあらゆる困難を自分の力で乗る力をみにつけることが大切。あなたは自立し始める年だ。誰かに頼りきりたい気持ちはわかるが、受験のリアルを言えば、可能な限り自分で立ち向かう必要がある。

 















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