慶應小論文添削で失敗しない為の秘訣:無料ウェブ

 

〜短期合格、全国トップ成績(小論文)続出の慶應大学合格請負人が教える〜


 


牛山 恭範 (著)

 

こんなことが書かれたウェブブックです。

・点数が上がる小論文の書き方を教えます。(一石二鳥です。)
・指導が混乱している小論文の書き方について、混乱を整理します。
・根拠なき指導の根拠を精査します。
・あの指導の嘘ホントを明らかにします。
・したがって読むだけであなたの小論文の点数が上がりやすくなることが予想されます。

 

T 一般的な小論文対策の問題

 

 

(1) 慶應合格者も含めて勘違いが大きい
 一般的な小論文対策は、勘違いが多く、そのことで大変な損をする人が多い。若い人は人生経験が少ないことで、どのように論文試験対策をすればいいかをあまり知らないことが多い。例えば、あなたは難しく書かれた文章の点数が高いと思っていないだろうか。

 難しい雰囲気だけで、内容が無い文章でも、点数が高いと思っている人は多い。中身が無いとは、何も考えられていない、まったく論理的ではない、考察があまい、表面的なものの見方にすぎないという文章のことだ。このような文章は点数が低い。

 ところが多くの人は、「現代におけるプラグマティズムはうんぬんかんぬん・・・」というような、ちょっと聞きなれない横文字が入ると、(うぉおお、かっこいい!)というように思い、(レベルが高いんだぁ)などと思ってしまったりする。

 そこで、このような本を手に取ると、ともかく書いている内容は分からないが、興奮してしまい、(これしかない、これが難しい感じを醸し出しているので、一番レベルが高いのだぁ)というように思ってしまったりする。

 このような間違いは、慶應大学合格者の中にも一定程度いるので、注意が必要である。(絶対数は少ないと思われる。)




 

(2) ラッキー合格者の存在
 慶應大学合格者であれば、誰でも言っていることが正しいなどということはまったくない。私は慶應大学進学専門塾「慶應クラス」を運営するので、多くの慶應大学合格者を見てきた。その経験から言えば、実力が不足しているのに合格することはある。

 あるかないかと言えばある。慶應大学は一流大学なので、自分の力に自信を持つ人も多い。自信を持つのはいい。

 しかし、それが慢心にまでなってしまうと、これは大変残念なことである。自分の実力を顧みず、批判ばかりしているのは、この類の人であることが多い。

 

(3) デマとネガキャンの横行
あなたは、塾業界が往々にして足の引っ張り合いをしているのをご存じだろうか。もちろん、そんなことをしない誠実な先生もいる。

 しかし、中には、他の塾の悪口をインターネットに書き込む人もいる。事実ではなく、嘘や邪推で批判するのはこの類である。「金儲けでやっているのだ」「悪徳だ」などはこの典型であり、根拠は何もない。

 そもそもビジネスをしているのは世界の塾では当然であり、慶應義塾は、もともと塾である。塾の中でも月謝を初めてきちんと徴収する仕組みを築いたことで、健全な財政基盤を築いたとされている。

 何も悪徳でも何でもないことを指して「悪徳」などと指摘し、いたずらに評判を貶めようとする行為が横行している。塾の指導品質となんら関係の無い事実無根の誹謗中傷に踊らされる受験生が多いのである。

 

 


 

(4) 過去問題の解答例の多くは、方向性が違い、添削にも悪影響がある

 過去問題の解答例を自分で書かない小論文講師がいるらしい。
 外部にお金を出して「解答例の作成」を発注し、小論文を書くことができる人に書いてもらうことで、小論文の塾を経営しているのである。このような事情があるからかどうかは別として、慶應大学の小論文については、解答例を作ることが普通の小論文講師にとってやっかいになる問題が時々ある。

 慶應大学では、他の一般的な大学の小論文の難しさとはやや違う難解さを持つ論文試験が課されることがある。

 このような問題が出た時、出題意図を見抜くことができず、的外れな小論文の解答例を書いてしまう解答例作成者がいる。特に「特殊性が高い慶應大学SFC」については、過去問題の解答例が不適切なものになっていることがしばしばである。

 これは仕方がないと言えば仕方がないことなのかもしれない。しかし、一般的な過去問題は慶應大学SFCの受験経験が無い人や、慶應SFCに不合格になった人が、特殊性の高い慶應SFCの解答例を作っていることがほとんどであり、どうしても解答例の方向性はやや妥当性を欠くものになりやすい。

 以下の3者がそれぞれ別人の場合どのような問題が起こるだろうか。

◆解答例を書く人
◆授業をする人
◆小論文を添削する人

 これらの人物が違う塾では、経営効率が高まるので安く添削ができる。しかし、すべてが噛み合っていないため、添削は慶應大学に合格できる添削というよりも、やるだけになってしまいやすい。

 一方で、合格答案をイメージしての添削の場合、助詞の使い方の指導などではなく、最初から合格答案のイメージから逆算して指導が成される。

 SFCの解答例として攻めてもいいギリギリのラインをイメージしつつ、印象付けとしてどのようなことをすべきか、なぜインパクトが答案にないのか、いかにして説得力を高めるのか、その時のテクニックはなにか、どのような原理原則があるのかなどを含めて詳細な解説が成される。

 解答例が重要な理由は、解答例を作り上げる思考プロセスにある。なぜならばその思考プロセスをなぞることで、生徒は合格答案を作ることができるからだ。

 

(5) 考えることが軽視されている
 小論文の勉強と言えば、ネタを仕込むことだと考えている受験生は多い。これは大変危険な考えだ。

 考えてもみてほしい。ネタを頭に入れた受験生を積極的に採用する気が大学にあるならば、一体全体どうして大学は小論文などという科目を用意する必要があるだろうか。

 暗記競争をさせたいのであれば、歴史の論述問題をたくさん用意すればいいのである。なぜ慶應大学は小論文を重視しているのだろうか。それは、自分の頭で考える生徒を獲得したいからである。一般的な小論文対策の限界はこのように、ネタ中心の対策になるところにもある。

 

 

 









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