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受かる人の特徴

 

こんにちは。
牛山です。

 

本日は、受かる人の特徴についてお話しします。

 

不思議なことかもしれませんが、合格する人ほど、試験を難しいものとして見ていません。

 

一方で、不合格になりやすい人は、自分が受験する試験を「大変難しいもの」として認識していることが珍しくありません。

 

その結果、対策がおかしくなります。

 

試験を難しいと考える→参考になる情報とは難しいレベルのものだ(ここですでにおかしいのですが、難しい雰囲気をかもしだしているかどうかが、有効な対策につながるかどうかという視点で物事を見ています。)→難しいことをたくさんやっていこう。

 

このように考えて、失敗しがちです。

 

また、受験の相談を受けていても、難しいものだと考えている人は、自分が取り組んでいる内容を必要以上に複雑に見せようとしてくることが少なくありません。

 

本来であれば、複雑なことをやっていても、物事をシンプルに捉えなおすことで、問題解決の力が上がるのですが、自分で自分の首を絞めるように、より一層難しくとらえようとするのです。

 

時には受験科目の問題であったり、時には難問であったりと、そのパターンはいろいろです。

 

難問が仮にあったとしても、受かる人は(こんなのできなくても受かる)などと考えていることが少なくありません。

 

しかし、難しい試験を受けるということに満足感を覚えるようになると、その難しくてどうにもならない問題に取り組む自分に満足するようになります。

 

もんもんとどうにもならないことに取り組み続け、時間を無駄にしてしまうことも少なくありません。

 

最初からいかに合理的に合格するかという発想が欠落してしまっているので、物事を本質的に捉えなおしていくというプロセスがなくなってしまうのです。

 

この点については、東京大学に合格した堀江隆文氏は、英語は英単語を覚えただけなどとシンプルに問題を考えているエピソードを語ります。

 

ここで注意してほしいのは、私は堀江氏の真似をすることをお勧めしているわけではないということです。

 

ハウツーを真似しても同じ結果は導けません。

 

多くの人が難しいことをやるのだから、特別なことをしなければならないと考えている一方で、堀江氏は(覚えればいいんだろ?)と考えてみたということです。

 

なぜこのような違いが生まれているのかについて、考えてみることは大切です。

 

受かるための道はたくさんあります。

 

その中でも、今の自分の状況を見て、自分が期限までに目標を達成するのであれば、どうやることがもっとも合理的なのかを考えることが大切です。

 

そこで私がお勧めする視点は、「カンタン化」という視点です。

 

難関試験があるのであれば、その難関試験を簡単にするポイントはどこかと考えてみるということです。

 

試験を難しく感じていることは、物事を達成するために、何ができればその問題が氷解するのかを考えることができていないということです。

 

もちろん、、、、

 

目的を達成するための道や手段はたくさんありますので、これを考えたからといって多くの人が問題を解決できるわけではありません。

 

中には、判断を誤り、取り返しがつかない状態になる人もいるからです。

 

しかし、少なくとも行き詰っている人は、一度考えてみる価値はあるでしょう。

 

あなたが受験する試験の困難性はどこにあるのかをまず定義してみましょう。

 

何が難しいのでしょうか。

 

記憶量なのか、ひらめかないことなのか、何でしょうか。

 

ここで無しにしてほしいのは、(難しいことだ)などと定性的に捉えないことです。

 

科学的に定量的に捉えなおそうとチャレンジしてみてください。

 

物事を定性的に捉えても、その問題を解決するための行動を設定することができません。

 

時間が足りずに、時間内に読めないことなのか、もしそうだとすれば、何分足りないことを指して難しいと考えているのかなどと、具体的にすることが大切です。

 

このように問題を定義しなおした場合、対策案を複数立案することで、問題を解決する糸口が見え始めます。

 

最初から定性的に(私が受験する試験はとってもとっても難しいんだ!ハイレベルなんだ!ものが違うんだ!だから対策とかそういう次元ではないんだ!私はそういうハイレベルなことに取り組んでいるんだ!)という風に問題を捉えても何も解決しません。

 

時間を短縮する術なら無数に存在します。1つの方法で2分短縮できれば、5つで10分短縮できるでしょう。

 

そうすれば、問題は解決なのです。

 

記憶量についても同じことが言えます。定性的にたくさん覚えなければだめなんだと考える前に、自分が覚える類の記憶の種類を分類することを考えたり、記憶する上での障害を一つずつ取り除くことを考える方がはるかに現実的です。

 

ところが、受験に失敗する人の共通点は、しんぼうがきかないことです。

 

さじを途中で投げてしまいます。

 

一つの目安として、3年を設定することを私はお勧めします。もちろん、あなたが天才の類なら、どんな難関試験でも数か月でケリをつけることができるでしょう。しかし、もしもあなたが普通の人なら、見積もりを間違わないことや、保険的にいくらか対策の時間を確保しておくことは大切でしょう。

 

少しくらいがんばってダメだからといって簡単にさじを投げないことです。

 

【うまくいかない人の共通点】
あともう少しのところまでいって、そこから先に掘り進めることができない。
少し何かがうまくいかないと、すぐにダメだと思い込み、うまくできない。
すぐにすねてしまう。
重要な判断を誤り、後戻りできなくなってしまう。
定性的に考えてしまい、定量的に考えることができない。
戦略的な発想が無く、場当たり的で問題を表面的に捉えてしまっている。
プライドが高く、プライドを捨てて人に教えてもらうことができない。
自尊心が合格する前から高くなりすぎてしまい、情報選別の目にバイアスがかかる。
自分が受験する試験について必要以上に難しいという感覚を持っている。
合格する気がしないと感じている。

 

上記のリストに心当たりはありませんか?

 

試験を難しいと感じているということは、逆に言えば、困難性を定義できず、物事をシンプルに捉えなおすことができず、その結果、自分が合格する道が見えなくなっているということです。

 

言い換えれば、状況分析できなくなっているということでもあります。

 

状況分析ができない理由は、知識不足や経験不足にあることもあるでしょう。

 

しかし、より一層本質的には、相談する相手を間違っているということです。

 

なぜ相談する相手を間違ったのか、それは試験を難しいと感じているからです。定性的に考えることで、自分の目の前にある問題が何かについて、判断を誤ってしまったということなのです。

 

試験や記憶は、どうでもよい取るに足らないことに見えて、実はその人の一生を左右することが珍しくありません。

 

試験を難しく考えていなかったか、ぜひ胸に手を当てて考えてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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