やる気を科学的に捉え学際的アプローチで解決する

 

はじめに第1章第2章第3章第4章・第5章第6章第7章第8章第9章第10章最後に

 

W 塾産業の人が絶対に教えないこと

 

(1) 一般的な多くの塾は、やる気にはノータッチ
 塾は勉強を教えるのが仕事である。したがって、やる気が無いのは、本人の問題であると見なすのが一般的だ。最近はやる気の引き上げを謳っているところも多いが、基本的には勉強を教えているか、勉強方法を教えていることが多い。

(2) 勉強は記憶量で決まっており、塾が単なる安心材料に
 ところが、勉強の成果というのは、基本的に頭のよしあしというよりは、努力の量で決まる。塾が単なる親の安心材料になってしまっていることは多い。

(3) 塾に行っても成績が上がらない人が多い
 したがって塾に行っても肝心のやる気が無ければ、成績は上がらない。上がっても微増となる。塾に行くことで、成績が急上昇しただろうか?恐らく、あまりパッとしない形になっており、やや困っているのではないだろうか?
(少し考えてみて欲しい。)
実際に塾へ行っても、成績が上がらない人が多いというデータもある。

(4) 怖くて塾をやめられないことが悪循環に
 親も子供も、塾をやめれば大きく成績が下がるのではないか?と恐れていることがある。しかしながら、このことが悪循環に発展することも多い。塾へ行くことがいつの間にか目的化してしまい、成績を上げることが二の次になるのである。塾や予備校を利用することで安心してしまっては元も子もない。

(5) 悪循環とは?
 不安でやめられない⇒ずっと塾へ行く⇒やる気は上がらない⇒やる気が上がらなければ成績も上がらない⇒成績が上がらないので、不安でやめられない(以下エンドレスで続く)

(6) 塾を辞めずに改善するには?
 塾をやめずに、改善する方法もある。塾に行きながら、やる気だけを改善するという方法だ。

(7) いずれにしても、やる気が上がらなければ難関試験は合格できない
 難関試験を受験する場合は、塾へ行っても辞めても、やる気が上がらなければ(自分で積極的に勉強しなければ)合格はおぼつかない。

 

X 努力、やる気、根性から、行動管理と自立型教育へ

 

(1) やる気を努力や根性と考えず、行動管理と自立型教育と考える
 言葉で考えると、人は判断を間違うことがある。やる気はなくてもいいとか、頑張らなくてもいい、努力しなくても構わないというように、言葉には色がついているために、様々な美意識や例外的な事例と結び付けられて考えられてしまうことが多い。

(2)やる気というよりも、エナジー
やる気はエナジーと考えるのがよい。行動ができればエナジー(やる気)がある。この状態を作り出すことが重要だ。努力や根性等で考えるから、おかしな方向へと考えが向かいやすいのである。

 

 














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