やる気を科学的に捉え学際的アプローチで解決する

 

はじめに第1章第2章第3章第4章・第5章第6章第7章第8章第9章第10章最後に

 

Z PSAとは?

(1)大学院で出会ったマッキンゼーの手法
 Problem Solving Approach(PSA) とは、問題解決の略である。この問題解決の手法を学問として私は大学院でマッキンゼーのOBに教わった。マッキンゼーとは世界最大のコンサルティングファームであり、大企業に数千万円から1億円の金額を毎月請求し、大手企業の経営分析から戦略立案までを請け負う会社である。
もちろん、それだけの金額を請求する以上、勘や憶測ではものを言わない。自分の経験がこうなので・・・ということは一般的にはよく言われることだが、あなたでも人の体験談や経験談に自分の人生をあずけたくはないはずだ。
大企業が抱える問題を解決するのが彼らコンサルティングファームの人間の仕事である。問題を解決するには、現状分析から、情報の加工、戦略の立案までを論理的に行っていく。論理に飛躍があるのは単なる推測であり、そうかもしれないし、そうではないかもしれないということになってしまう。したがっていかにすれば情報に狂いが起こらないのかということが、重要になる。

(2)なぜ学者や敏腕ビジネスマンが解決できない問題をコンサルタントが解決するのか?
 コンサルタントが優れている点は、判断力である。また多くのクライアントと接する経験から、どのような人の判断が狂っていくのかについても、コンサルタントは特定の業界で詳しくなっていくことが多い。問題解決の手法を用いることで、他の人が見えていなかった問題の発生原因を突き止め、対処することができる。例えばここまで読みすすめてきたあなたも、「判断」が大きく人のやる気に関わっていることはすでになんとなく実感しているはずだ。勉強で結果が出ない人は強烈にやる気が無くなっていく。だからこそ判断を継続的に磨くことは、学習を大きく成功させるための重要なポイントになっている。学校や塾では教えてもらないことである。

(3)誤解されているコンサルタントの実力
 多くの人はコンサルタントだけを見て、コンサルタントの能力の是非を論じる。しかし重要なことは、コンサルタントは、多くのクライアントと接しているということである。業績が良い人と業績が悪い人に連続的に会い、話をすることで、何が彼らの違いを作っているのかについての選定眼がいやでも磨かれていく。(もちろん、コンサルタントであれば誰でもいいわけではないことは付け加えておく。)コンサルタントは事例を多く見ているため、嫌でも理解が深まっていく。

(4)因子構造を明らかにする理由
 因子構造を明らかにする理由は、問題の発生原因に対処しなければ、あなたの問題は起こり続けるためだ。やる気が起きないということが起こり続けるということである。

 


(因子構造を図式化した事例)


 多くの人が勘違いをしているのは、何やらすごい人でなければすごい結果は出ないという漠然とした勘違いである。結果が出るのは、あなたが抱えている問題(一人一人違う)が解決した時だ。

 私は法科大学院の受験支援でも、英語の受験支援でも、公認会計士の受験支援でも、京都大学の受験支援でも、東京大学大学院の受験支援でも成果を出している。なぜ成果が出るのか。その理由は、結果が出るように、クライアントの因子を改善するからだ。だからこそ試験の種類に関係なく、東大でも京大でも、医学部でも、大学院でも、成果が出ている。記憶を数万項目作り上げ、人の判断力を大きく引き上げ、試験については生々しく点数を取ることができるように、結果につながる力を改善していく。だからこそ、結果が出ているのである。英語の模試で全国模試で日本一や、小論文試験で全国10位以内続出、難関試験合格者多数、大学院に主席や次席で合格などの成果が出ているのはこのためだ。

 


















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