【概要】
精神的に自立し、合格できる体質に変化するための勘所を解説します。
【ねらい】
意識を変革し、合格しやすい考え方が頭に根付くことをねらいとしています。
【期待効果】
「精神的に自立し、前向きに勉強に励むようになること」
【重要性/エピソード】
自律的な精神状態はすべての土台になるものです。
やる気を出すためのあらゆるテクニックは、自律的なマインドが無ければ、無意味になります。建築物の土台のような位置づけにあるのが、この自律的なマインドです。
勉強をせずに、好きな音楽や、ゲームに熱中し、学校を卒業しても、ゲームや音楽に熱中し、気が付くと、好きなこと以外は何もやっていなかった・・・ということはないでしょうか。
好きなことをやるのは大変結構なことです。また、好きなことが仕事になれば、もっと良いです。
ただし、この世の中で現実に仕事をしようと思えば、好きなことの中にやりたくないことも出てきます。必ず華やかに見える世界も泥臭い一面を持っているものです。このような現実に直面した時、好きなことの中のやりたいことだけしかやらないと決めると、生きていくのにギリギリのことしか常にできなくなってしまいます。
将来は〇〇の仕事をしたい・・・しかし、勉強は面倒なのでやりたくない。働くのも面倒なので働かない。一応生きていければいい。しかし、自分がやりたいことをできずに、とても残念で心は苦しい。こういう若者と私はたくさん出会ってきました。
共通するのは、マインドが自律的ではないということです。保護下に常にあり続けることで、自分で自分の人生を切り開いていくという気持ちが萎えてしまいやすくなっています。
保護者の方からは、中学生、高校生になっても、「〇〇ちゃん」と男の子が呼ばれていることもあります。18.19歳で、ちゃん付けで呼ばれていた子は特に、勉強を自分でやることができなかったのです。
やる気を引き上げるには、いくつもの施策があります。いくつか重要なポイントがありますが、その中でも特に重要なのが、自立型のマインドを育てることです。
本人の側では、気づいていないことが多いので、まずはどんなものだろう?という好奇心でもいいので、この自律型マインドについて、本人やご家族が理解を深めることが大切です。