【概要】
勉強方法を振り返り、どこかに大きく改善する余地がないかを確認します。
【ねらい】
学習を大きく改善するポイントを見つけることがねらいです。
【期待効果】
「ちょっとした勘違いで、やっていたつもりになっていた部分を発見し、大きく学習内容を変化させ、学習効果が大きくなること」
【重要性】
~知っていることが恐ろしい~(それはもう知っています)というのは、受験生からよく聞くセリフです。しかしながら、実際問題どれだけできているかと言われれば、大変疑問と言わざるを得ないことが多いものです。
これは、『知っていることと、できていることは違う』という典型的な例です。知っていても、できなければ意味がありません。やる気の問題についても、自分自身が行動に落とし込むことができなければ、本当に知っているとは言えません。
~あなたの行動力にも通じることです~
私は、大学院で唯一5000回以上発言し、発言数1位で卒業しました。なぜこれだけ行動できたのかについては、速読などのスキルも関係していますが、行動管理の問題もあります。
~頭から消す言葉~
私は、(それはもう知っている)という言葉を頭から2年間消しました。ビジネススクールでは、判断力を2年間かけて磨いていきます。この時に、自分が知っているということを判断の基軸にしてしまえば、自分の判断力は上がっていきません。
自分が判断ミスをした時に、(なぜあの時判断ミスをしてしまったのか)このように、深く深く内省していくことが成長のためには重要です。このような時にも、(ちょっとしたミステイクだったのさ)と表面的に思うだけならば、自分の成長はどうなるでしょうか。このように短絡的に表面上の物事に意味付を行っていくことはカンタンです。しかし、成長にはつながりにくい行為です。大事なことはなぜミステイクがあったのかということです。勉強法の確認も同じです。知っているつもりなのに、できていないのであれば、なぜそうなってしまったのかということが大切です。
~多くの人が大損していること~
「以前に少し○○についてはやったことがあるんだけど、その時に○○だったので、○○という方法はやめたのさ」このような発言を聞くことがあります。これは大変もったいないことです。
その判断の根拠は、落ちたので意味がないということになっていますが、落ちた原因はほかのところにある可能性も十分に考えられるためです。事実、私が多くの受験生と掘り下げた話をすると、他のことが原因であることがほとんどです。