慶應大学SFC:環境情報学部学部 1996年小論文過去問題の解説

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このページでは、メルマガで流した慶應大学の文系学部の小論文問題の解説を掲載しています。 慶應クラスでは、構造ノートや構造議論チャートを使ってもっと詳しく細かく各学部の過去問解説を動画で行っています。

1996年度 慶應大学環境情報学部 小論文問題解説

 

※問題解説メルマガ(牛山の慶應小論文過去問題解説)の内容をご紹介します。

 

こんにちは。
牛山です。

 

本日は、1996年度 慶應大学環境情報学部小論文過去問題解説です。

 

今回の問題は次のようなものです。

 

問題1

 

資料の中で使われているキーワードを10個程度使い、主な論点とその相互関係を図で表現しなさい。

 

 

この問題は資料を読めば分かるのですが、ポイントになる部分を抜出し、関係性を作図します。以下のような作図を一つの目安にするといいでしょう。

 

あまりごちゃごちゃと書きすぎないようにしましょう。

 

【問題1 解答例】

 

 

 

問題2

 

高度情報社会において、日本がどのような役割を世界で果たすべきか、このためにあなたが重要だと考える課題は何か、またその解決のためには何をすべきか。

 

課題文を読む限りでは、情報をオープンにするのか、クローズドにするのかについて、考察があります。

 

知的財産権やそれに準ずる著作物は、無料化しようと思えば可能です。
世界中に存在する書籍を全部ただにすることは、理論上は可能です。
映画も、音楽も、漫画も、本も、論文も、テレビ番組もすべてを無料にすることは、理論上は可能です。

 

しかし、そのようなことをしても、すぐに世界中の人々は良質なコンテンツを継続的に教授できなくなるでしょう。

 

無料で一生あなたのために奴隷のように働く人はいないからです。

 

プロが仕事として取り組むとき、人が感動するコンテンツができあがります。素人が暇つぶしに書いた漫画を誰が読みたいと思うでしょうか。

 

全てを無料化せよというメッセージは、資本主義経済下では、他者の時間と労力を無料で差し出すことを要求するのと同じです。

 

現行の資本主義社会で問題なのは、表面的な価格が0になったり、高額になることではありません。

 

力のある企業や必死にプロとして仕事をしてきた人たちが、プラットフォーマーの台頭で利潤を奪われ、搾取される構図ができあがってしまっていることです。

 

ある日日本の出版社に一斉にFAXがアマゾンから送られたことをあなたはご存知でしょうか。そのFAXには一方的な要求がありました。電子書籍を値下げし、○○の利益をアマゾンに出せ、そして、一般書籍より電子書籍を安く販売せよという要求です。

これは日本の出版社に「死の宣告」を行っているのに似ています。

 

残念ながら日本の出版社は顧客との接点がありません。日本のTV局も同じです。日本の家電メーカーも同じです。

 

日本の資本主義経済が、脆弱な仕組みの上に成り立っていたのに対して、Eコマースによるデジタルマーケティングは先端的な仕組みの上に成り立っています。

 

これらの問題をトータルに解決するにはどうすればいいのでしょうか。

 

それを考える問題と思ってもいいでしょうか。

 

1つの解として、解答例をご紹介します。

 

以下の内容は、私が特許を取得しているものです。先日PCT出願と言われる国際出願の手続きも済ませました。

 

【問題2 解答例】

 

 高度情報化社会における日本の果たすべき役割を考察する上で重要な課題はどのようなものだろうか。
 私はインターネット上の商業活動について、貨幣だけを仲立ちとしない仕組みを用意することが、次世代のインターネット資本主義における重要なステップだと考えている。従って、日本が世界に対して果たすべき役割とは、貨幣だけを仲立ちとしない商業プラットフォームの構築であると私は考える。具体的には、貨幣による商品の購入ではなく、紹介等による、価格の引き下げや、報酬制度をウェブ上に設計する。SNSのサーバーと、Eコマースのサーバーをシステムで連結すれば、上記の構想が可能になる。この仕組みを展開することができれば、従来の商業活動で多くの無駄を生んでいた広告宣伝費を大幅にカットし、原価で商品を顧客に届けることが可能となる。また、デジタルコンテンツが商品の場合は、限りなく価格を引き下げ、企業が利益を確保することもできるようになる。なぜならば、商品の再生産等にコストがかからないため、採算分岐点が劇的に引き下がるからである。可能性ベースでは世界のあらゆる商品が半額程度の価格、あるいは無料化する可能性を秘めている。
 インターネットコンテンツは公共財としての性格を有すると同時に、その反面非公共財の性格も有している。コンテンツメーカーである企業は一般的に映画の製作費用を見ても分かるように、構想に数年間、制作費用に数十億円の予算をかけてコンテンツを作り上げることも珍しくはない。しかし、現行の資本主義下では、このように数十億円かけて制作したコンテンツが投げ売りされ、無料化されることで、一部の大手プラットフォーマーに企業は利潤を一方的に吸い上げられている。コトラーが述べた5フォースの原理が働き、販売者の力が大きくなりすぎたいびつな構図がネットワーク上に出来上がってしまったためだ。一時的にコンテンツ取得コストが下がれば消費者は一見すると得をしているように見えるが、実はコストがかからない劣悪なコンテンツを享受し続ける他なくなるという、最大の損失を長期的かつ継続的に被るようになる。日本が世界で果たすべき役割とは、コンテンツの無料化に伴う劣悪な無料コンテンツの配布文化に歯止めをかけることである。
 純粋な貨幣経済は、全近代的な時代遅れの資本主義システムである。世界経済を再定義する非貨幣経済による流通プラットフォームを日本が構築することを私は提案する。

 

 

※コトラーは極めて有名な学者であるため、名前を出してもOKです。

 

 




過去問題解説者 牛山恭範

  ・スキルアップコンサルタント
・専門家集団Allaboutスキルアップの担当ガイド
・ヤフー(Yahoo)知恵袋 専門家回答者 

 

 人を成長させる事が専門。決して頭がいいわけでもなく、勉強が得意ではなかったが独自の学習法を使うことで小論文試験が難関で知られる慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部にダブル合格する。

 

 2009年、技術習得の理論・原理(成長の原理)を「目標達成論」(エール出版社)で発表。その他高速学習(どんな人でも大量の記憶を形成させる)を可能にする、プロフェッショナルとして、年間約3千のメールサポート・電話サポート・直接指導をクライアントと行い、累積数1万を超えるサポート実績がある。慶應義塾大学総合政策学部在学中にパソコンの家庭教師などを経て店舗経営で起業し、現在株式会社ディジシステム代表取締役。技術の習得に関する周辺と、それを可能にする頭脳に関して研究を重ね現在に至る。(大学院では、思考力の研究を行い、研究は成功した。)現在は研究の成果を活かし、需要の多い分野で教育カリキュラムを構築し、技術を提供。

 

 より高い次元の小論文指導、小論文添削サービスを提供する為にも、世界最高の頭脳集団マッキンゼーアンドカンパニーの元日本、アジアTOP(日本支社長、アジア太平洋局長、日本支社会長)であった大前研一学長より、BBT大学大学院にて問題解決思考の思考について師事を受ける。

 

 ビジネスブレークスルー大学大学院(Kenichi Ohmae Graduate School of Business)経営管理研究科修士課程修了。(MBA)スキルアップの知見を用いることで、牛山自身の能力が低いにも関わらず、同大学院において、『東大卒、東京大学医学部卒、京都大学卒、東大大学院卒(博士課程)、最難関国立大学卒、公認会計士、医師(旧帝大卒)、大学講師等エリートが多数在籍するクラス』(平均年齢35歳程度)において成績優秀者(写真)となる。個人の能力とは無関係に「思考・判断力」「多くの記憶作り」等で結果を出すことができるスキルアップコンサルタントとしてマスコミに注目される。(読売新聞・京都放送など)他の「もともと能力が高い高学歴な学習支援者」と違い、短期間(半年から1年)で、クライアントを成長させることが特徴。

 

 マッキンゼーの問題解決思考を上記大学院の学長である大前研一氏から直に師事を受け、各種技術習得、及び,問題解決型の 学習コンサルティングに活かした活動を行っている。

 

執筆書籍
・「小論文技術習得講義」(改訂版あり。)
・「自動記憶勉強法」(改訂版あり。)
・「なぜ人は情報を集めて失敗するのか?目標達成論」(改訂版あり。)
・「勉強法最強化PROJECT」(弁護士・医師との共著)
・「慶應大学絶対合格法」
・「慶應小論文合格BIBLE」(改訂版あり。)
・「機械的記憶法」
・「クラウド知的仕事術」
・「小論文の教科書」
・「速読暗記勉強法」
・「難関私大対策の急所」
・「AO入試対策とプレゼンテーション合格法」
マスコミ掲載事例一部

・読売新聞(全国版)学ぼうのコーナーにて8回掲載(週間企画)
・京都放送 TV番組ポジぽじたまご 会社紹介 平成23年10月7日
・京都放送 TV番組ポジぽじたまご 平成23年11月4日放送
・産経関西 20年前とは変わった受験事情 平成23年12月9日

クライアントの実績の一部

・教え子がダブルE判定から慶應大学に合格。
・教え子の成績がTOP0.1%に引き上がる。
・全国3位に急成長→慶應大学A判定に。
・北海道大学法科大学院次席合格。
・女子高生が2時間で速読を習得→名門津田塾大学に合格。
・医師の国家試験、公認会計士試験、薬剤師試験、弁理士試験など、難関国家試験にクライアントが合格。
・国立私立、資格試験、国家試験問わず、希望の試験に合格。
・全国模試で英語で二度日本一。
・慶應大学4学部(法・経・総・環)合格。
・大阪大学大学院主席合格。
・上記の他に、名門大学院、最難関大学院、京大、東京大学大学院などに合格実績がある。

外部講師活動

全国の高等学校で外部講師として活動(紹介動画)撮影許可を頂いて撮影しました。2008年7月の映像です。



牛山執筆の慶應小論文対策本と書籍の動画解説



「小論文技術習得講義」

分かるから『書ける』に変わるにはどうすればいいのかを詳しく書きました。
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「慶應小論文合格バイブル」

「早慶模試で全国1位」、「慶應大学4学部合格」、「慶應SFCダブル合格」、「全国模試10位以内多数」の「慶應小論文専用」対策書籍の最新版がリリース
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「慶應SFC小論文対策4つの秘訣合格法」

慶應SFCダブル合格の講師が運営する「慶應SFC進学対策専門塾」で、指導してきた秘訣を公開。慶應SFCダブル合格5年連続輩出、慶應SFC全国模試全国1位輩出、慶應大学全国模試2年連続日本一輩出の実績を出してきた著者が、その経験からどのような小論文対策が有効なのか、慶應SFCの小論文対策はどうやるべきかについて詳しく解説。
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