慶應大学文学部 小論文2023年 過去問題の解説

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このページでは、慶應大学の文系学部の小論文問題の解説を掲載しています。



2023年度 慶應大学文学部 小論文過去問題の解説

 

こんにちは。
牛山です。

 

今回は、慶應大学文学部過去問題解説です。

 

設問1は、要約しなさいという問題ですね。

 

それでは、課題文の要約について、解答例をご紹介します。

 

【設問1 解答例】
 無音の音楽など、一聴して、音楽と認識できないものは音楽と認めない考え方が存在する。芸術と非芸術の境界は個人的な感覚のなかでさえ、曖昧なもののようだ。マルセル・デュシャンは、どこにでも売っている男性用小便器を美術展に出品しようとした。この出品は、運営側の審議により却下された。彼は平凡な日常生活用品を用いて思考を創造することをもって芸術とした。まさにコンセプチュアルアートの先駆けである。便器の向こう側に新たな意味を探索しようとするアートも、権威にからめとられた音楽も同じものだ。人はただ目の前にある現実を受け入れ生きるだけでは、その生に満足しないらしい。確かなことは、芸術と宗教だけが人間の持って生まれた本質的な欠落感を埋める唯一の手掛かりらしいということである。人間を人間たらしめる根源にある営みが芸術であることに間違いはなさそうだ。

 

 

要約方法については、過去の牛山による慶應小論文過去問題解説をお読みください。やり方は基本的に同じです。

 

『高得点小論文解法集』(エール出版社)を読んでもいいですよ。

 

今回の課題文理解についてですが、創造性がテーマですね。

 

音楽→芸術→人間の欠落感→根源にある営みと、話が展開します。

 

それらをまとめてあげればよいということになります。

 

着眼点ですが、結論の部分で何が言いたいのかに注目します。
芸術の話が長いのですが、急展開して、「根源にある営み論」に着地します。

 

そこから逆算して考えて、大切な文脈を拾ってあげればよいということになります。

 

 

それでは、次の問題を見てみましょう。

 

 

設問2

 人間の創造性について、この文章を踏まえてあなたの考えを320字以上400字以内で述べなさい。

 

こんな問題が出ていますね。

ところで、創造性についてなんでも書いていいと言えばその通りなのですが、出題者の問題意識を拾う方がいいでしょう。

 

課題文を踏まえてとありますからね。

課題文にはどのような内容が書かれていたのでしょう。

 

思い出してほしいのは、著者は、伝統などの観点から否定されるアート・音楽の類を肯定的に見ていたのですね。

 

まず論点としては、この点が一点。

 

他には・・・ 芸術と宗教だけが人間の持って生まれた本質的な欠落感を埋める唯一の手掛かりらしいということが書かれていました。

 

芸術と宗教は、人間の欠落感を埋める唯一の手段なのかな?

 

あなたはどう思いますか?

 

ここでもやはり、価値の相対性が問題になっていますね。


【解答例】
 課題文では、創造性の評価について著者の持論が展開されている。創造性について私たちはどのように評価すべきだろうか。福沢諭吉は、議論において議論の目的の重要性を説いた。特許法では、その技術思想の評価にあたって、特許法第一条に法目的を記載している。特許法の目的は技術思想の累積による産業の発展である。課題文で紹介された美術展では、創造性評価にあたり、その議論の目的を観覧者への奉仕と置いたようだ。すなわち創造性評価の起点を自己満足である利己性に私たちは置くべきか、あるいは他者への奉仕である利他性に置くべきかにより、結論は分かれる。かつてバナナを壁に貼り付けただけの作品がアートかどうかが議論の的となった。問題の本質は同じで、バナナを貼らない、一ミリ移動させるとどうかなどということが問題ではない。創造性評価の目的を利他に置くなら程度が高い方がよく、利己に置くなら程度は無関係ということになると考えられる。

 

はい。こんな風に書いてみました。

 

今回の解答例ですが、思考プロセスとしては、牛山が提唱する「4本線解法」(タテとヨコに線を4本ずつ引くだけ)で考えていますよ。

 

何もなく考えるのはしんどいかもしれませんね。

 

あなたは、試験会場で上手に書くことができましたか?

 



過去問題解説者 牛山恭範


  ・慶應義塾大学合格請負人
・スキルアップコンサルタント
・株式会社ディジシステム 代表取締役
・慶應大学進学専門塾『慶應クラス』主催者


 

 慶應大学に確実かつ短期間で合格させる慶應義塾大学合格請負人。慶應義塾大学合格の要である、小論文と英語の成績を専門家として引き上げる為、理系を除く全学部への合格支援実績がある。(学部レベルだけに留まらず、慶應大学法科大学院へ合格に導く実績もある。)短期間で人を成長させる為の知見を活かし、教え子の小論文の成績を続々と全国10以内(TOP0,1%以内も存在する)に引き上げる事に成功。12月時点で2つの模試でE判定の生徒を2ヵ月後の本試験で慶應大合格に導く実績もある。技術習得の専門家として活動する為、英語力の引き上げを得意としており、予備校を1日も利用させずにお金をかけず、短期間で英語の偏差値を70以上にして、帰国子女以上の点数を取らせるなどの実績が多い。慶應大学合格支援実績多数。自分自身も技術習得の理論を応用した独自の学習法で、数万項目の記憶を頭に作り、慶應大学SFCにダブル合格する。(その手法の一部は自動記憶勉強法として出版)同大学在学中に起業し、現在株式会社ディジシステム代表取締役。より高い次元の小論文指導、小論文添削サービスを提供する為にも、世界最高の頭脳集団マッキンゼーアンドカンパニーの元日本、アジアTOP(日本支社長、アジア太平洋局長、日本支社会長)であった大前研一学長について師事を受ける。ビジネスブレークスルー大学大学院(Kenichi Ohmae Graduate School of Business)経営管理研究科修士課程修了。(MBA)スキルアップの知見を用いることで、牛山自身の能力が低いにも関わらず、同大学院において、『東大卒、東京大学医学部卒、京都大学卒、東大大学院卒(博士課程)、最難関国立大学卒、公認会計士、医師(旧帝大卒)、大学講師等エリートが多数在籍するクラス』(平均年齢35歳程度)において成績優秀者となる。個人の能力とは無関係に「思考・判断力」「多くの記憶作り」等で結果を出すことができるスキルアップコンサルタントとしてマスコミに注目される。(読売新聞・京都放送など)他の「もともと能力が高い高学歴な学習支援者」と違い、短期間(半年から1年)で、クライアントを成長させることが特徴。慶應合格のためのお得情報提供(出る、出た、出そう)ではなく、学力増加の原理と仕組みから根本的に対策を行う活動で奮闘中。現在、東京工業大学大学院博士後期課程在学。

 

執筆書籍
・「小論文技術習得講義」(改訂版あり。)
・「自動記憶勉強法」(改訂版あり。)
・「なぜ人は情報を集めて失敗するのか?目標達成論」(改訂版あり。)
・「勉強法最強化PROJECT」(弁護士・医師との共著)
・「慶應大学絶対合格法」
・「慶應小論文合格BIBLE」(改訂版あり。)
・「機械的記憶法」
・「クラウド知的仕事術」
・「小論文の教科書」
・「速読暗記勉強法」
・「難関私大対策の急所」
・「AO入試対策とプレゼンテーション合格法」
マスコミ掲載事例一部

・読売新聞(全国版)学ぼうのコーナーにて8回掲載(週間企画)
・京都放送 TV番組ポジぽじたまご 会社紹介 平成23年10月7日
・京都放送 TV番組ポジぽじたまご 平成23年11月4日放送
・産経関西 20年前とは変わった受験事情 平成23年12月9日


『慶應大学に我が子を確実に合格させる教育法』プレジデントFamilyClub様(メディア掲載)

・第1回 ⇒「従来の教育法では慶應に益々合格しにくくなる」
・第2回 ⇒「慶應大学合格に必要な要素と中核」
・第3回 ⇒「慶應大学合格に有効な受験対策(前編)」
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・スピンオフ編 ⇒(第五回)~勉強しなくても慶應に受かる!?~ 慶應義塾大学法学部FIT入試B方式の対策に関するコツと勘所


クライアントの実績の一部

・三田の学部でも小論文全国1位輩出。(偏差値87.9)
・慶應4学部合格者(法・経・総・環)2年連続輩出。
・慶應SFCダブル合格者6年連続輩出。(記録更新中)
・慶應大学3学部合格者ほぼ毎年輩出。
・慶應SFC総合政策学部全国模試小論文1位輩出。
・慶應SFC環境情報学部全国模試小論文1位輩出。(偏差値85以上)
・英語全国1位(2度)輩出、現代文全国1位輩出。
・慶應大学の小論文を1万点以上添削した経験あり。
・慶應関連書籍出版数日本一。 約30冊 (自社調べ)
・慶應関連メディア掲載数日本一。(自社調べ)

外部講師活動

全国の高等学校で外部講師として活動(紹介動画)撮影許可を頂いて撮影しました。2008年7月の映像です。



牛山執筆の慶應小論文対策本と書籍の動画解説



「慶應に合格する英語勉強法」

誰でも慶應の英語試験で合格点を再現できるにはどう勉強したら良いかを書きました

「小論文技術習得講義」

分かるから『書ける』に変わるにはどうすればいいのかを詳しく書きました。
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「慶應小論文合格バイブル」

「早慶模試で全国1位」、「慶應大学4学部合格」、「慶應SFCダブル合格」、「全国模試10位以内多数」の「慶應小論文専用」対策書籍の最新版がリリース
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