慶應大学 小論文対策 第九十章 受験業界で価値が無いように思える「がんばれ」の本当の意味

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第九十一章 「90点添削と成長スピード」


91-1 90点添削とは
 90点添削とは、牛山が名付けた添削のことで、「小論文試験で90点取れる人による添削のこと」です。
 小論文には、教える側の力量により、平均50点、平均60点、平均70点、平均80点、平均90の添削があります。
 あなたは、何点取れる人に何を教えてもらうことを考えていたでしょうか。

 

91-2 小論文の点数は学歴に比例しない
 私は大学院在学中に、東大卒、東大院卒、東大医学部卒、東大博士課程修了者、京大卒、旧帝大卒の医師、国立大学出身の医師、ソウル大学卒業者などが在籍するクラスで成績優秀者になっています。
 つまり、小論文の点数は学歴に比例しません。
 東大卒でも、小論文になると8割とれない人も出てきます。
 小論文は数学ではありません。小論文は、物理でもありません。
 小論文は頭の使い方が全く違います。

 

91-3 小論文の点数は、論文と思考のトレーニングに比例する
 小論文の点数は、ある程度、論文や思考のトレーニングに比例すると考えていいでしょう。
 学士課程を修了した人が教える小論文は、論文の書き方を知らないことからめちゃくちゃなことが少なくありません。
 修士課程を修了し、博士課程で論文の書き方を学んだ人の論文に対する考え方は、多くのケースで適切です。
 また、論理思考のトレーニングを受け、MBAを取得している人の思考アプローチは、論理本を斜め読みしただけの、知識だけの人よりもはるかに、適切であることが少なくないでしょう。きちんとした論理思考のトレーニングを受けていることが、適切な思考アプローチは何かという問題意識につながっています。
 私牛山はMBAの本を授業で紹介することはありません。その中にある間違いも指摘できるし、最初からどう考えればいいのかを教えることができるからです。ここがMBAの本を使って授業をしなければならない講師と、MBAをトップの成績で取得した講師の違いです。

 

91-4 今のあなたの小論文の点数を知ろう
 模試を3回程度受験し、その平均点を確認してみましょう。その点数が今のあなたの実力です。
 多くのケースで、今のあなたの実力に、大学合格者の実力は毛がはえた程度であることが少なくありません。また、今の受験生の実力以下の小論文の実力しか持たない慶應生や、東大生は多いと考えてあまり差し支えありません。

 

91-5 学士レベルの点数と修士レベルの点数と博士レベルの点数は違う
 学士レベルは最も簡単な試験が課されます。例外的に京都大学などは難しい問題を出題していましたが、今は小論文試験が廃止されています。また、京都大学には当塾は合格実績がありましたが、受験生のレベルが高いから京都大学に合格しているわけではありません。小論文の成績は明らかに慶應受験生よりも低いにもかかわらず、他の科目ができるので京都大学の受験資格があり、小論文試験の内容がめちゃくちゃでも、とりあえず何かを書いたので、点数をもらって気づくと京都大学に合格していたというケースがあります。
 ほとんどの受験生はこのような事情に気づいていないのかもしれません。しかし、私は塾を運営し、個々人の小論文の実力を把握していたので、このような事情をよく知っています。
 学士レベルよりも修士レベルの方が問題も難しく、ライバルの実力も高まります。博士レベルになると、私が受験した試験のように2時間で6000文字書かせるようなめちゃくちゃな試験もあります。難易度がまるで違うということです。

 

91-6 「東京一工」と東北大学の難易度が違う
 東京一工とは、東大・京大・一橋・東京工業大の略称です。ただし、世界大学ランキングの学術ランキングで言えば、東大・京大・東工大・東北大が、日本の学術の拠点と言えるでしょう。(東工大は世界工学系ランキング14位)これらの大学の例えば数学の問題のレベルは、他の一般的な理工系大学院のそれとは大きく違います。数学の講師でも、ちょっと解けないという問題が出題されます。微分方程式などでも、一見しただけではどの方程式の種類なのかがまったく分からないように加工された問題が出題されています。また、線形代数などの分野でも、一般的な教科書レベルの知識では、対応できない問題が普通に出題されることがあります。

 

91-7 90点添削とは、高いベルまで引き上げることができる添削
 私が90点添削と名付けた小論文添削は、平均90点取ることができる小論文講師による小論文の添削です。
 90点を取るためには、小論文試験で何が90点なのかに関するイメージが頭の中になければなりません。
 なぜならば、小論文試験で90点取るということは、その90点のイメージに近づけることだからです。
 最初にイメージが無い人は、いきあたりばったりで思ったことを書くしかありません。
 現実には、慶應法学部の受験生でも平均点は49点ほどです。つまり、30点しか取れない人もいれば、70点を取っている人もいるということです。今70点取ることができている人の場合、70点を取ることができない大学生アルバイトに学ぶことはほとんどありません。実際には、60点程度でも慶應大学には合格できます。

 

あなたは今何点取ることができるでしょうか。自尊心や、プライドを横に置いておいて、その点数があなたの小論文試験の実力です。そこからどうやって点数を引き上げていくべきかを考える必要があります。

 

 なんとなく、添削を受ける、なんとなく本を読む、なんとなく授業を受ける、これらの対策は小論文では不毛に終わることが少なくありません。なぜならば、そんなことをやっても、そもそもマックスで60点や70点しか取ることができない教え手が教えている場合、それ以上の点数になるはずがないからです。

 

 小論文はこのあたりがうやむやにされている科目です。学歴があるからきっとすごいだろうということで、「点数が取れない講師」による小論文指導がはびこっています。そこで教えられる内容は、「勘」に基づく指導や、「なんとなく指導」「いきあたりばったり指導」「学術的根拠や科学的根拠の無い指導」などであることが少なくありません。

 

 つまり、「論文の規範」からも外れている、「適切な思考アプローチ」からも外れる、小論文で8割の点数の壁を越えて9割とるような考え方からも外れる、2時間で6000文字書くような、一般的な小論文試験の3倍以上のスピードが要求されるような試験に対応しきる圧倒的なスピード解答の方法論からも外れる、「きちんとした学術的論文作法」からも外れる(なぜならば、大学院でトレーニングを受けていないからです。)点数が取れるのか取れないのか、講師自身に実績のない「なんとなく」が教えられてしまいます。

 

 もちろん、そのような指導がダメと私は言いません。教える先生が頑張って教えている内容ですから、ダメではないでしょう。しかし、教える側が点数を取れないのに、教える内容で点数が取れる保証が無いのは言うまでもありません。たくさん教えれば、才能がある生徒がたまたま良い成績を取ることはあるでしょう。しかし、そこで教えられる内容が本質的に点数を取れる内容なのかどうかはまったくの別問題です。講師以上の点数を学生が取っている場合、才能で取った点数だと理解する必要があります。

 

91-8 点数が上がらないなら「成長スピード」もヘチマもない
 点数が最初から上がりにくい小論文指導がたくさんあります。この点については私の意見ではなく、筑波大学の名誉教授が市販の本の95%はダメと言っています。言い換えれば、何を学ぶかでおよそのあなたの点数のマックスは決まります。
当然ですが、70点しか取れない講師に教わる場合、あなたの点数のマックスは理論上は70点です。それ以上の点数が取れた場合、それはあなたの才能であって、教わる内容は無関係です。なぜならば、あなたの平均点が教える側の平均点を越えている場合、同レベルの問題を扱っているのであれば、あなたの実力の方が上だからです。
70点を取れる講師の指導はまだ良い方で、現実にはテンプレ解法など、明らかにその指導に従えば、50点から60点がいいところになってしまう指導があふれています。この点に注意して小論文を学習することが重要です。

 

91-9 成長スピードを高めるには、教える内容の質と量、教わる側の吸収力

 小論文の対策は混乱しているため、慶應合格者などの意見も十人十色です。多くの人は合格者の意見をあてにしますが、ほとんど意味がありません。
なぜならば、今の時代は強烈に時代遅れだからです。
ほとんど意味のある対策をしなかった人が大量に合格する時代においては、小論文の対策はほとんど才能任せ運任せです。つまり、今のように、小論文指導が氾濫してはちゃめちゃでも合格者が出ている時代においては、合格者は「才能と運」で合格してしまっています。
才能と運で合格している人にマイクを向けて、何をやりましたか?と質問しても多くの平凡な受験生が参考にすべき答えは返ってきません。
慶應の経済出身のふかわりょうさんが、「慶應ってセンスがある人が受かる大学だから」と言ってしまうように、ほとんどの人が才能で受かっているのが実情です。だから小論文の勉強はまともにやっていなかった人が多いだけでなく、90点取れる人に教わった人もあまりいません。60点取れる人に、60点に届かない減点箇所を教えてもらっていたら、才能で70点取れたので合格した・・・などということが圧倒的に多いということです。

 もうわかっていると思いますが、才能が必要ないというふれこみの小論文指導そのものが、マックス50点やマックス60点の指導であることが多いということも覚えておく必要があります。指導者が何点取れるのかがそもそも不明瞭な指導は、売り文句に関係なく、よくわからないものです。今この瞬間にも、あなたが「慶應に100%合格できる小論文で才能も不要で、1時間の対策でOKな小論文指導」という売り文句を完成させることもできます。
 あなたも今すぐ小論文の先生になれます。
 何か小論文の解法を考えてください。そういう3分で考えられたような指導が、「これが受かる必勝の書き方」などと喧伝されています。
 この意味で、小論文指導をするのに、点数を取れる必要はないのかもしれません。
 ですからあなたも今すぐに「慶應に才能不要で100%合格できて、受験まで1時間の対策で合格できてしまう指導」という指導をモラルがなければ、することはできます。
 同様のことはネット検索をした結果についても言えます。 いくらでも「この書き方が受かる」などと出てくるでしょう。何の根拠もありません。

 

まず今のあなたの点数をはっきりさせましょう。成長スピードは今のあなたの実力にもよります。点数が35点なら一気に成長します。80点なら、90点添削を受ければゆるやかに上昇するでしょう。

 
 つまり、あなたの成長スピードとは、教わる内容の質と量に依存します。
 また、あなたの成長スピードは、あなたがどれだけ素直に教わる内容を重視するかに依存します。

 

 点数が取れなくても自信がある人はたくさんいます。
 今50点しか取れなくても、将来自分は弁護士になるので、天才なのだと思っている受験生はたくさんいます。
 事実彼らは天才なのかもしれません。
 しかし、論文試験は単なる技術でもあるので、今は点数が取れなくても仕方がないでしょう。問題は50点しか取れない状態で、自分は天才だと思ってしまい、何も教わる気力がなくなってしまうことです。
 このようにして、才能豊かな受験生が慶應法学部にどんどん不合格になっています。

 つまり、あなたがどれだけ成長できるかは、どれだけ素直な心で、謙虚に物事を捉えて、学んでいくことができるかに大きく依存しています。

 

91-10 実際にどれだけかかる?

最短で10日で85点程度まで伸びた事例があります。
※慶應法学部合格事例
http://www.skilladviser.com/base/sixyouron/sr-2/ao-presentation/fit-b.html
音声を公開しています。

 

 ここでご紹介したような10日で伸びた事例は、非常にレアなケースです。多くの場合、ある程度の時間がかかります。
ただ、本気で学ぶ姿勢を見せた場合、このように、ド短期でも大幅に点数を上げることができる可能性があることは知っておいても損はないでしょう。

 

 

 

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