慶應大学 小論文対策 第六十章 練習してうまくいく人 うまくいかない人

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第六十章 練習してうまくいく人 うまくいかない人


60-1 何事も練習で成果が出るのは、練習目的が妥当な人
 練習目的が妥当ではない場合、身につく技能は不適切なものになります。一方で、練習目的が適切にコントロールされている場合、(教える側がコントロールしている場合)その練習はどんなに意味がないように見えても、成果が出るものになります。
 練習目的が不適切とは、問題を発生させている原因や、大きな成果につながるポイントとは無関係な練習です。
 慶應大学の小論文について言えば、どのような対策が成果を引き上げるのかを理解していなければ、効果的な練習はできません。
 前回の章の内容を確認しておくと、以下の図のようになります。



 小論文をワンパターンな解法で勉強してはダメということです。また、過去問題の解答を再現できるように練習することも、上記の意味でずれていると言えます。
 そうではなく、より一層高いパフォーマンスを発揮できるようになる必要があります。

 

 私はこの点に詳しいので、当塾の生徒さんは、大きく点数を引き上げることに成功しています。

 










 

 また、小論文を書くことができない原因は以下のようなものです。


 

 小論文の成果は掛け算なので、上記の多くの因子の内、分析や思考、論述に関して、決定的に大きな影響を与える因子がある場合、すべての成果が0になってしまいます。
 (理論的にはそうだと考えてください。)

 

 これらの状況を改善するために、当塾では、30段階の授業を用意し、上記の問題群すべてに、対処します。一つの授業は原則として、5分以内であり、時間を書けずに対処するのが特徴です。
 また、上記の原因群とは別に、本質的な問題点に対処していきます。

 

 点数を上げる方法は、ある意味で簡単です。上記のような授業群を受講し、理解を深めつつ、添削指導で指摘されている部分を改善していけばいいからです。適切な人に添削を受けている場合、添削を受けている部分は、減点されている部分であるため、その添削指導を受けている部分が改善していけば、必ず点数は伸びていきます。

 

 問題は誰が点数をつけているかであり、点数をつけることができる人物以外が適当に点数をつけていると、評価は高まっていきません。大きく減点される部分を単に指摘するだけであれば、一定程度誰でもできるでしょう。しかし、大切なことは、良いことと悪いこと、理想的であることと、非理想的であることを指摘することです。この内容は人によって全く違います。

 

60-2 学び取ることと指導することの両面が重要
 よく学び取る人は、大きく成長します。当たり前のことです。自分が成長するかどうかは、教える側だけでは決まりません。いくら指導してもらっても、自分が自分を改善できなければ伸びません。
 自分が伸びない原因は、指導が不適切、自分のマインドが不適切のどちらかです。指導内容が不適切である場合、そもそも教えている内容が点数を下げていることがあります。指導方法が不適切である場合、生徒は何が問題なのかを理解できません。そして、生徒の側のマインドが不適切である場合、100教えても、10も頭に残りません。(そんなこと大切じゃないでしょ?)と思っている場合、何を教えても心に響きません。
 従って、学習者が学び取ることと、指導する側が適切に指導することが重要になります。

 

60-3 最初は必ず理解できない
 指導してもらった内容を最初から理解できることは稀であり、多くの場合、錯覚です。これは全く何も理解できていないということではありません。誰もが少し理解します。しかし、根本的にはっきり理解できているわけではありません。また、自分の技能も追いついていかないので、教えてもらい、理解した内容をかっちり再現できるわけでもありません。
 しかし、それで問題ありません。まずは、分からないなりに分かろうとすることが大切です。
 自分が発揮できるパフォーマンスと、教える側が発揮できるパフォーマンスに大きな開きがある場合、理解の程度や技術レベルに差があります。従って、理解の差を埋め、技術レベルを向上させていく必要があります。

 

60-4 認められっこごっこをやっているわけではない
 人は誰しも、承認欲求を持っています。認められたくて、認められたくてたまらないという人が多いのです。一定の承認欲求があることは健全と言えます。
 しかし、もっと認めてほしい・・・ということが思考の中心に来てしまうと、とにかく認めてもらえないと我慢ができないという状況になり、何でも不満になってしまいます。
 問題は、この程度が大きすぎると、合格を目指す前に、挫折してしまうということです。従って、点数を気にしすぎることはあまりよくありません。
 点数は気にしなければ、後から勝手についてくるものです。指導された内容に気をつけ、前のめりに頑張っている人は、短期間で驚くほど点数を引き上げます。
 この逆に、何度も同じことを指導される人は、その次のステップに進むことができません。

 

60-5 最初の段階がクリアできなければ次にはいけない 
 小論文について誤解をしている人は、もっと高度なことをやっていけば自分が上達すると考えています。
 しかし、高度なことは、基本ができていなければできません。
 高度なことのまねっこは誰でもできます。
 子供が砂場で遊び、大人のマネをするのと同じで、マネっこは誰にでも今すぐに簡単にできます。
 しかし、同じことが同じレベルでできるのかと言えば、当然できません。
 マネをしても、マネがうまくできない理由は、根本的な理解が無いためです。
 また、パフォーマンスをマネだけで乗り切ろうとすると、ほとんどのケースで壁にぶつかってしまいます。
 小手先だけでやっている人は、理論的かつ体系的な理解が無いため、パフォーマンスレベルがどうしても低いものになってしまいます。
 小論文について言えば、感性や論理がダメなら、全部ダメになります。
 従って、感性や論理について、深く理解する必要があります。

 

60-6 成長をあせらない方がうまくいく
 もっと速く成長できればいいのに・・・と考えている人は、不思議とうまくいきません。成長をあせるあまり、余計なことをやってしまうためです。
 自分が成長するための最高の材料は手元にあります。
 自分が指導された内容と、そのアドバイスが、次のステップに登るための足がかりです。
 基本ができている上には、いろいろなものがその基本の上に乗ります。
 ですから、基本ができている人はぐんぐん伸びていきます。
 一方で、基本ができていない人は、その上に積み上げようと思っても何も積み上がっていきません。
 そもそも、基本がダメだと、見ていられないという状態になってしまうので、基本がダメなら全部ダメという状況になります。
 成長をあせらない人は、じっくりコツコツやります。一つ一つの技術を、一定のレベルまで改善すれば、次のステップに進むことができます。基本ができている人は、新しいことを教えてもらうことができるようになります。(あっこの人は新しいことを教えても大丈夫だな)と指導する側が判断できるように、1つずつ目の前のステップをきざむことが大切です。
 このことが分かっていない人は、「私の悪いところを全部一度に教えてください。(そうすれば一気に成長できますからね。)」と言ってしまいます。
 一度に全部を教えても、何も身につきません。例えば、今日サッカーを始めたばかりの幼稚園児に、今からお前がサッカーをできていないところを1000個教えるから、それを全部自分のものにすれば、マラドーナのような伝説的な選手になれるからな!と意気込んで教えてもどうにもなりません。「まず目の使い方がだめ、走り方がだめ、パスもだめ、シュートもだめ、マウンドの使い方もダメ、ボールの受け方がダメ・・・」と連続で1000個指摘しても、全く上達しないでしょう。

 

60-7 1ストレッチが基本
 練習というのは、適切な練習目標を設定し、その練習目標をクリアしていくことが大切です。練習する側は、なぜそのような作業が重要なのかを理解しておく必要はありません。この練習が何の意味があるんですか?という人は上達しないのです。(こんな練習に何の意味があるのかよくわからない)と思いつつ、言われたままにやっている人は、優れたコーチについた時、恐ろしく進化します。上位1%まで伸びるのです。(当塾で実証済み)練習が科学的でありさえすればよいなどと思う人はあまりいないと思いますが、言葉と理屈だけで表現できる練習メニューが常に最高であるわけではありません。なぜならば、特に小論文の場合、表現行為の世界なので、どのような表現活動が妥当なのか、どのような思考プロセスが頭の中にあるのか、人が考えるとはどういうことなのか、評価の仕組みとメカニズムはどうなっているのか等についての、論理的な理解と感覚的な理解に基いて、指導が設計される方が、成果が出るからです。
 一方で、方法しか学んでいない人は、パフォーマンスを出すことが難しくなります。そもそも人の脳は、左脳と右脳が連動しているものです。左脳だけで、方法だけで乗り切ろうとするのは、片方の空気が抜けた車や、翼が片方取れた飛行機で飛行するようなものと言えます。本来無理があります。

 

60-8 成長している
 自分は成長できていないと強く思い込む人は、本当は成長できていることに気づいていません。人の技能が発達するのは、寝た時です。うまくやろうとしてできなかったことが、寝た後にできるようになります。これは人の脳が、寝ている間に神経回路をつなぐからだと考えられています。ギターやピアノが一晩寝ると前日よりもできるようになっていると言われることがあるのはこのためです。問題は、どのような神経回路をつなごうとしているかということです。素直な人は、コーチが(ここが一番伸びる)と指摘した部分の回路を寝ている間につないでいきます。この時に、自分が強く意識することで、できなかったことができるようになっていきます。この意味で、自分が自分を成長させているというのが、本当のところなのです。だからこそ、素直な心を持った人は、ガンガン伸びていきます。一方で素直ではない場合は、自分で必要な神経回路を意識することができないので、いつまでたっても我流になってしまいがちです。そのため、成長がゆっくりになり、時間が経過しているのに、(全く成長していない)と感じるようになってしまいます。ところが、成長というのは、蓄積なので、本当は成長しているのです。まったくダメだったものが、一応見れる状態になっている場合、成長していると言えます。期待値が高い人の場合、ここで不満を感じてしまいます。問題は、試験までに間に合うかどうかなのですが、本当の問題はそこにはありません。素直ではない場合は、間に合うかどうか以前に、到達可能性が存在しないリスクが常にあるからです。従って、成長を急ぐ場合、素直さの度合いを高めれば、アクセルを全開にできると考えることが大切です。素直になることが最短の道と言えます。



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