慶應クラスに在籍されていたFさんが、模試の結果と合格証をお送り下さいました。
模試で、小論文1位になっています。合格おめでとうございます。
お送り頂いた合格証と模試の結果
(個人情報については、許可頂いている範囲で掲載しています。)
【牛山からのコメント】
小論文の実力を養成することで、慶應大学は合格しやすくなりますが、今回のケースはその典型的なケースと言えるかもしれません。
少しコメントに加えて、背景もお話すると、長くなりますが、大事なポイントなので、言及しておきます。
今年もたくさんの法学部合格者から、合格報告をいただきました。特に法学部は、小論文の書き方がダイレクトに合否に影響するため、どの指導理論に従って小論文を書くかで、点数が大きく変わってきます。
どんなに英語や歴史ができても、小論文を書くことができないと、慶應の法学部は受かりにくくなってしまいます。大変優秀な学生がたくさん受験しているため、英語や歴史の点数だけでは勝ちにくいという状態があります。
このような問題を解決するには、「適切な指導理論」を選択するだけではなく、「ハイレベルな論文執筆についての授業」が大切です。例えば論理を教えると言っても、ハイレベルに教える場合と、簡単に教える場合では、身につき方に違いがあります。
単に詳しく解説すれば、論理をハイレベルに身につける事ができるかと言えば、そんなに簡単な問題でもありません。単に詳しいだけならば、論理の本を広げればいくらでも詳しい内容が書かれているでしょう。
大事なことは、体感し納得し、感得することです。
「噛み砕いた授業」と、「牛山が添削する小論文」で、この状況を作ります。
私が論理を本格的に習ったのは、大学院でマッキンゼー流の問題解決を指導してもらった時でした。マッキンゼーのコンサルタントが、どのように論理的に考えているのかを、2年間徹底的に学び、練習しました。その時の率直な感想は、(次元が違う)というものです。今まで論理の本で学んできた論理思考という概念がガラガラと崩れ落ち、徹底して精緻に思考する様は、表現が不適当かもしれませんが、「芸術的」ですらありました。
いきなり高校生に、大学院レベルの内容を教えても意味がありませんので、このような真に精緻かつ適確な論理思考のあり方を、中学生でも分かるレベルまで噛み砕き、カンタン化して授業を構成して、塾では指導しています。
Fさんは、小論文について、模試でよい成績をとったので、小論文については、安心して受験することができたでしょう。
この模試については、偏差値は、87.9であり、東大受験生や、一橋受験生もおそらくは受験していた中で、1位になっています。
見事です。
合格おめでとうございます!
Fさんが在籍されていた慶應クラスはこちら⇒『慶應クラス』