慶應大学 小論文対策 第十一章 小論文の添削指導

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第十一章 小論文の添削指導

 



11-1 慶應大学に合格できる添削とはどのようなものか
 慶應大学に合格できる小論文添削とはどのようなものでしょうか。本章では、この点を詳しく解説するために、一般的な小論文指導の問題点を紹介しつつ、『合格できる小論文添削』を浮き彫りにしていきます。

 

11-2 一般的な論文添削の問題点1 小論文のことがよく分かっていない
 一般的な小論文添削の問題点とは、添削をする側が、そもそも小論文のことをよく分かっていないことにあります。多くのケースでアルバイトが小論文添削を行っています。アルバイトスタッフは、小論文のプロというわけではありません。また、本を書いている人でも、筑波大学の名誉教授が述べているように、95%の市販の本は不適当な内容なのですから、小論文指導そのものが不適切な方向へと学生を導いています。このように、小論文のことがそもそもよく分かっていない人が添削をする場合、当然点数を引き上げることはできません。
 不適切な添削指導や不適切な小論文指導を受けた人の答案を見ると、点数が35点くらいです。さらに、良くない癖がしみついてしまっているので、間違った指導を受けた人はなかなか点数が伸びません。

 

11-3 一般的な論文添削の問題点2 受験生以下の実力の添削者
 小論文の添削をしていると気づくことがあります。合格した慶應大学の学生よりも、はるかに小論文の実力がある受験生がいるということです。点数にすると、60~65点程度でも、慶應大学に合格することはあります。ところが、慶應大学受験生の段階で、70~80点を取っている子がいます。つまり、慶應大学の学生に教えてもらった場合、自分よりも小論文の能力が低い学生に添削指導されるという事態がありえるということです。当然このような状況ではうまく成長することができません。

 

11-4 一般的な論文添削の問題点3 添削者の違いによる指導方針の氾濫(複数の指導
 アルバイトが添削をする場合、確固とした指導理論を持っているわけではありません。皆が違う考えを持ち、添削をするわけですから、指導があっちに行ったり、こっちに行ったりします。『ここはよく書けている』と指摘された部分がひどい内容だったなどということは日常茶飯事です。添削する者の意見が食い違っている場合、どちらかが正しく、どちらかが間違っているということです。たまたま正しい方についていくように決めればラッキーですが、間違った指導の方についていこうと決めた場合、悲劇が起こります。慶應大学不合格の可能性が上がるということです。

 

11-5 一般的な論文添削の問題点4 ラッキー合格者の存在
 大学生のアルバイトに添削を依頼する場合、もう一つ不幸があります。ラッキー合格しているケースがあり得るということです。特に慶應大学環境情報学部は、問題の特殊性のために、安定して合格するのも難しい学部ですが、もっともラッキーで合格してしまう可能性があり得る学部でもあります。求められている能力が多様であるため、たまたまその年に大学が求めた力に合致した変わった人が合格していることも珍しくありません。小論文の実力が不足しているラッキーな合格者に添削をされた場合、不適切な方向へ導かれる可能性があります。

 

11-6 一般的な論文添削の問題点5 添削マニュアルに基づいた添削
 一般的に添削はマニュアル化されてしまっています。マニュアル添削の問題点は、生徒の答案を見ていないということです。機械的に添削するので、良いところも悪いところも横に置いておき、指示通りに型にはまったアドバイスがなされてしまいます。マニュアル指導のサッカーや野球のチームがあれば、力が伸びないのはすぐに分かると思います。本来は一人ひとり丁寧に見ていかなければならないところを、一人一人の細かな部分を無視して、機械的に添削してしまいます。

 

11-7 一般的な論文添削の問題点6 添削の方向性が逆
 複数の人物で添削を行うと、添削の方向性が逆になることがよくあります。これは、指導理論が違うためです。受講者側は、どのように書けばいいのか、どのように考えればいいのかが分からなくなり、点数が上がらなくなってしまいます。このような状況を防ぐには、添削してもらう人を一人にすることが大切になります。

 

11-8 一般的な論文添削の問題点7 ほとんど添削ができていない(不十分な添削)
 不適切な論文添削を受けた人の答案を見てみると、ほとんど直すべきところが、直されていないことが少なくありません。当然直すべきところを直されなかったのですから、時間をかけて取り組んだ小論文の執筆はほぼ無駄になってしまったということです。書けば練習になるのではありません。書いた後に、不適切な部分について指摘を受け、アドバイスをもらうことで成長します。何がよく、何がよくないのかが分からなければ、ずっと同じ場所で実力が全く上がらないということになってしまいます。

 

11-9 問題点8 模範解答と指導内容が不一致
 そもそも、模範解答を作る力がないため、外部に解答例作成を依頼し、まったく無関係な人物と、お金のやり取りで解答例を作ってもらい、その解答例をかき集めて配布している塾もあります。このような塾の場合、小論文を教えている人物と解答例を作っている人物と、小論文を添削している人物(アルバイト)がバラバラであるため、指導理論の統一は望めません。小論文の解き方や書き方を教えてもらい、その内容で書こうとしていると、模範解答は全く違う書き方で書かれており、添削指導するアルバイトは全く違ったアドバイスをするなど、ちぐはぐな指導が行われています。当然このような指導は、指導と呼べるものではなく、『その場しのぎの指導に似た行為』が継続的に行われてしまいます。塾の運営をする側はコストをカットできるので、それでもいいかもしれませんが、安いからという理由でこの手の添削を利用することを決断した生徒の側は、教えられることがちぐはぐで、一体全体どうすればいいのかが全く分からなくなります。自分が書いた答案に対して添削が返され、解答例を見ると、指導内容と解答例が違います。「こう書け」とアドバイスしていた内容と解答例が違うということは、「全面的にアドリブでいけ」という指導と全く同じです。したがってどんなに目を皿のようにして解答例を見ても、上達の糸口はそこにありません。それもそのはずです。上達させることを目的とした解答例ではないためです。最初から指導理論も小論文に対する考えも全く違う人物が執筆している解答例なのですから、当然と言えば当然です。
 一般的に解答例は2種類あります。生徒に(どうだすごいだろう)と力の差を見せつけることを目的とした解答例と、「生徒が手本として師範の書いた答案を真似するように上達できる道がある解答例」の2種類です。当然理想的な解答例とは、単なる力の差を見せつけるものではなく、生徒が参考にすることができるものでなければなりません。解答例と解説はセットです。筑波大学の名誉教授がほとんどの小論文本は、解答例ばかりで構成されているばかりか、そのほとんどが『その場しのぎのもの』であると指摘しています。これは、書籍の中で教えている小論文の書き方と解答例がまったく一致していないことを指しています。その場しのぎとは、一時しのぎのことです。

 

11-10 小論文の添削で行うのは「基本力」「応用力」「適応力」の養成
 小論文の添削で行うのは、良くない部分の修正です。この修正作業は単なる修正作業ではありません。ただの修正作業だと勘違いしてしまっている人は、小論文の修正作業なのだから、受験直前にパパッと適当に修正してもらえば、あとは合格できるということなのでしょう?という程度に、添削作業を考えてしまっています。
 添削作業はあくまでもきっかけにすぎません。小論文で点数が伸びないということは、イコール慶應義塾大学不合格ということです。なるべく早い段階で、自分が何をできて、何をできていないのかを見極めることに大きな価値があります。もしも皆さんがなんらかの作業ができない場合、(98%の受験生はできていないのですが)そこを受験までに修正すれば、慶應大学に合格しやすくなります。逆に言えば、ほとんどの受験生は、指摘された部分をパパッと修正できません。その理由は、理解できないからであり、やろうと思ってもできないからです。読解したくてもできない。立論したくてもできない。論理的に考えたくてもできない。原因を分析したくてもできない。発想したくてもできないのです。
 上記の意味で、小論文の添削で行うのは、本質的には「基本力」「応用力」「適応力」の養成です。絶対評価方式、減点方式の数学の科目のように小論文を見てしまっている人は、良くない部分をアドバイスされたとおりに修正すれば、すぐに点数がポコンと上がると勘違いしてしまっています。しかし、小論文試験は相対評価のスキル、能力評価テストです。歌や絵がすぐにうまくならないのと同じであり、運動技能がすぐにプロ並みにはならないのと同じだと理解することが大切です。だからこそ少しでも早めに自分の実力を客観的に把握しておき、少しでも早くから丁寧な指導を受けなければなりません。

 

11-11 TOPによる添削とは?
 以下の内容は、慶應の英語対策ウェブブックの内容です。今のように、Eラーニングが充実した時代には、一番教えるのがうまい人が、世界中の人を教えることが最も合理的であるという意見が存在します。その意見を紹介した後の文章です。少し読んでみましょう。

-----引用開始(ここから)-------
 3-3「成績優秀者」指導とは?(トップ以外に教えてもらうのはナンセンス)

 ここまでのお話はあくまでも原理的なお話です。細かな反論がある人もいるかもしれませんが、この流れは今後の世界では不可避でしょう。私が何も言わなくても、世界中でEラーニングは加速します。日本では既に、リクルートなどの大手がEラーニングに力を入れているのはご存じの通りです。徐々に大学間の垣根すらなくなっていくかもしれません。文科省が定めたガイドラインに沿った教育の在り方とは、従来のネット以前の社会(ネットが普及していない時代)の遺物なのかもしれません。より良い教育を若者に届けない合理的な理由は存在しないのです。だからこそ、私は原理であると説きました。
 この考えを押し広げていった場合に見えてくる世界とは、相談だけではなく、小論文添削や、英文添削については、トップの実力者だけがあたるという世界です。特に添削は実力が十分な人物があたらなければ、逆に点数を引き下げてしまうことも珍しくありません。なんでも教えれば成果につながるなどということはありません。添削は方向性の指導です。導く方向性を間違えば点数が下がります。
 当塾では、英作文は、サンフランシスコ在住(国際結婚)の講師しか担当しません。彼女は、英検1級、国連英検A級、TOEIC970、TOEFUL630の実力者です。ダントツの英語力があるバイリンガルコーチだからこそ、ハイレベルな指導が可能です。大学も次席で卒業しています。彼女以上の実力者に英作文の添削をお願いすることはほとんど不可能です。最高品質の英作文添削サービスを提供可能です。
 小論文では私しか添削作業を行いません。私は大学院で、東大、東大大学院、東大博士課程修了者、東大医学部卒、旧帝国大学卒の医師、国立大学卒の医師、早慶大学院出身者等の中で、成績優秀者となり、MBAを取得しています。問題発見の科目では、最優秀チームに選ばれました。私は問題発見、問題解決が得意であり、論文が得意です。
 二人に共通するのは、成績優秀者であることであり、東大卒、東大院卒以上の実力を(その分野に関して)有していることです。
 単に早慶や名門大学の学生に添削を任せることはできません。その中、あるいはそれ以上の母集団の中で突出した実力が無い人物に添削を任せても、間違った方向に指導が行われてしまうことが多いためです。私の経験から言えば、小論文は60点程度の点数でも、慶應大学に合格する人は多いのです。従って慶應大学、慶應大学院の学生だから小論文の指導ができるということにはなりません。もっと言えば慶應受験生の方が、合格者よりもはるかに高い点数をたたき出せることが少なくありません。これは本当です。このウェブブックを書いている年の生徒さんの中には、現時点で、8割程度の点数を出す子もいます。この若者は、既に慶應大学の学生以上の小論文の実力を有しています。この点数を受験までにもっと伸ばします。(しかし、この子は、AO入試で合格してしまうかもしれません。現在サポート中です。仮にAOで失敗しても、一般入試でほぼ確実に合格できる実力が養成されつつあります。将来が楽しみな若者です。)
 弊社もアルバイトを使い、添削の質を落とせば、もっと価格を引き下げて、サポートができるかもしれません。しかし、アルバイトだけに任せる体制はとっていません。合格率が下がってしまうためです。入塾金もフリーにして、月額のお月謝も半分程度にすることはできるかもしれませんが、合格率を引き下げてまでそのようなことをしたいとは、私は思いません。

------引用終了(ここまで)--------

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