慶應大学 小論文対策 第八十章 慶應小論文のオススメ参考書とは

慶應大学絶対合格情報
ここでしか手に入らない慶應合格・不合格情報、暗記法、思考法小論文対策を無料提供!
~メールマガジンや著書について~
慶應大学に絶対レベルで合格するには、どうすればいいのかについての理論的な解説をしている書籍をこのウェブサイトではご紹介しています。また、メールマガジンでは、慶應大学に特化した情報をお届けします。小論文の点数を上げる秘訣や、記憶量を増やすコツなどの情報です。メールマガジンではサービス・役務のご案内もあります。その為に無料提供となっています。プライバシーポリシーはこちら・メルマガ解除はこちら

第八十章 慶應小論文のオススメ参考書とは



80-1 従来のオススメ参考書の問題点

 慶應大学の小論文対策として、どのような参考書で学ぶことが、よいのでしょうか。従来の問題点を挙げると以下のようなことが言えます。

 

  1. 1)ランキングに何の根拠もない
  2. 2)難しそうな雰囲気だと正解だと思っている人がいる
  3. 3)商業教育の中で発展してきたお勧めテクニック本が実は使えない

 

80-2 ランキングになんの根拠もないとは?
 ネット上でよく見かける〇〇ランキングなるものがありますね。あれには何か根拠があるのでしょうか?ありません。
 かつて、Googleの広告上がすべて〇〇ランキングというものでいっぱいになったことがあります。
 それらのランキングは、すべて、実は業者が売りたい順番ランキングでした。結局のところ、ランキングには何の根拠もなかったということです。ランキング化するとよく売れるので、根拠のないランキングが広告上にあふれました。Googleは、この状態を危険だと認識し、広告を規制し、ランキングが広告上から消えたということがあります。消費者のことを考えず、単に売りたいからランキングと言ってしまう・・・そういういい加減なランキングがウェブ上には溢れています。
 もしランキングを作るのであれば、これで成績が上がったランキングのようなものを作らなければ、ほとんど意味が無いでしょう。
 しかし、現実には、僕の中で思ったランキングのようなものが幅を利かせているのが実情です。当然定量的な根拠があるわけでもありません。従って現実に存在するのは、売りたいランキングか、特段成果を出した経験はないけど、思ったランキングか、そういうものです。
 言い換えれば、ランキングではないということです。

 

80-3 アマゾンランキングの深刻度が増している
 かつて、アマゾンキャンペーンというものが流行ったことがあります。本を出した人が、アマゾンのランキングで1位を取ると、本の評判を引き上げることができる・・・という考えのもと、多くの人が、アマゾンキャンペーンを打ちました。
 しかし、最近はあまりやる人はいません。アマゾンキャンペーンとは、ひどい話、本を20冊買ってくれたら、これをプレゼント、本を100冊買ってくれたこれをプレゼント・・・・というように、某人気アイドルグループのCD販売戦術のようなことをやると思ってもらってもあまり変わりはないでしょう。
 そもそも、アマゾンのランキングというのは、その時だけのランキングです。ほとんど1時間単位で集計した結果を随時反映しているので、日本全体でその本が売れたかどうかを示す指標ではありません。つまり、アマゾンという場所で、瞬間風速的に多くの本が動いたかどうかを示す指標でしかないということです。従って、アマゾンで〇月〇日に本を買ってくれた人には、〇〇をプレゼント・・・などとすると、余計に簡単にアマゾンランキング1位を取れます。また、アマゾンランキング1位をはじめてとった人はうれしいのかもしれませんが、一般的に商売をやっている人が、自分の見込み客に対して告知をすると、カテゴリのランキング1位は非常に簡単に取れます。アマゾンランキングとは、本の中身を確認した読者が買ったわけでもないので、書店のランキングよりもはるかに信ぴょう度は低いものです。タイトル買いをした人が瞬間的にどれだけいたか・・・を示す指標です。従って、当然ですが、アマゾンランキング1位になっているからといって、本の内容がいいわけではありません。
 問題はここからです。そもそも、アマゾンランキング1位とは、そういう性質のものなので、一般的には、「みなさんのおかげでアマゾンランキング1位(カテゴリ)が取れました。」という、御礼を述べるようなプロモーションに使われるものです。
 ところが、「アマゾンランキング1位を取った本なので、内容がいいということです。」というような、品質を錯覚させるような、広告宣伝が延々と長年されるような事例が近年あるようです。これは非常に問題だと私は考えています。なぜならば、消費者は、上記のような宣伝がなされることで、勘違いを起こすからです。

 

80-4 難しそうな本はかっこいい?
 第二の問題点は、難しそうな本がお勧めされやすいということです。また、この逆もあります。簡単そうな装いのものならオススメできるという考え方もあるようです。どちらも、先入観と言えるでしょう。
 慶應大学の小論文対策として、各種学問の前提を切り取ったようなアカデミックな雰囲気を多分に醸し出している本がお勧めされることがあるようです。
 難しいことが書かれているので、誰もこのような本をあまりよくないとは言いません。だって、難しいですからね。(笑)
 難しい雰囲気を醸し出すことに成功している本をお勧めするということは、自分はレベルが高いことをやらせようとしているということであって、こんなに難しい雰囲気なのだから、点数がきっと高いだろうから、この本に書かれているようなことを書くと、たぶん点数がすごく高くなるだろう・・・なぜならば、こんなに難しい雰囲気のことは誰にも書くことができないからであって、そんな難しい雰囲気を醸し出すことに成功しているということは、間違いなく点数が高い感じになるということだろう・・・・
 こんな風にまったく論理的とは言えない理由で、難しい雰囲気を醸し出している本が推奨されることがあります。
 当たり前のことですが、論文試験は難しい感じにすれば点数が高いわけではありません。従って、これらの本が推奨される唯一の理由は根本的に不適当ということになります。
 また、難しい雰囲気を優先させるために、論文の構成がムチャクチャということが少なくありません。

 

80-5 商業教育の中で発展してきたお勧めテクニック本が実は使えない
 小論文の書き方については、このテクニックで受かるというものがたくさんありますね。例えば、譲歩構文が推奨されることがあるようですが、私の経験から言えば、8割程度、(本当はもっと)の学生が書く譲歩構文は、逆に点数を落とします。
 失敗のパターンは、構文にはめることを優先しているために、内容が非論理的になってしまっているというものが多いです。
 確かに~と書けば点数が上がるわけではありません。文脈の中で自然に使われる必要があり、その時に、全体の論理性が上質なものにならなければ使用しても意味がありません。多くの譲歩構文を用いた答案は、単に譲歩しただけ・・・・になっており、確かに~と述べることで、自分とは反対側の論者の株を引き上げてしまっています。自説の正当性を高めるために譲歩するのであれば、物事の両面を見ているということをアピールしつつも、自分とは反対側の論者の言い分がなぜ妥当性を欠くのかについて、きちんと述べる必要があります。譲歩構文そのものは悪いわけではないのですが、意外とこのテクニックは初心者には使いにくいようです。文章がうまい人が使えばバチッとそれなりに見せることができますが、多くの学生は使えません。そのため、やらなくてもいい大失敗をやらかしてしまいがちです。
 しかし、文章を書くのが上手な人が使用すればそれなりに見えるという理由で、これらの本が推奨されることがあるようです。こういう事情があり、多くの学生は点数を劇的に落としています。

 

80-6 原因を書いて対策案を書くなど、新説もの
 上記の問題点に加えて、論文は原因を書いて対策案を書けばよろしいという新説があります。これを真に受けている答案をちらほら見かけますが、考察プロセスがそもそも非論理的な上に、論文の書き方ではないので、評価が下がります。評価が下がる理由は8個ほどあるのですが、ここではいちいち取りあげません。これらの本が普通に本棚にならび、販売されているので、オススメ参考書を選ぶときには慎重になる必要があります。

 

80-7 おすすめ参考書で点数が大幅に下がる
 結局のところ、ここまでの部分でお伝えしてきたことは、一般的なオススメ参考書は点数が大きく下がることが少なくないということです。
 他の科目ではそんなことはありません。数学でも英語でも、あまりよくない参考書を使ってどうなるかと言えば、単に成績が上がりにくいだけでしょう。しかし、小論文はそうではありません。注意が必要です。



牛山執筆の慶應小論文対策本と書籍の動画解説



「小論文技術習得講義」

分かるから『書ける』に変わるにはどうすればいいのかを詳しく書きました。
詳しくはこちら

「慶應小論文合格バイブル」

「早慶模試で全国1位」、「慶應大学4学部合格」、「慶應SFCダブル合格」、「全国模試10位以内多数」の「慶應小論文専用」対策書籍の最新版がリリース
詳しくはこちら

「牛山慶應小論文7ステップ対策」

どんなに過去問題を解説してもらっても、感覚的にいつまで経っても解けない・・・そんなお悩みを解決(慶應SFC受験生必読 データサイエンス系問題の練習・解説あり。)
詳しくはこちら

「小論文の教科書」

「東大、京大、東大大学院、医師(東大卒)、会計士、博士(東大)、難関国立大出身者、旧帝国大学卒の医師、会計士」が集まるMBAコースでTOPの成績優秀者になった秘訣を伝授!
詳しくはこちら

「慶應SFC小論文対策4つの秘訣合格法」

慶應SFCダブル合格の講師が運営する「慶應SFC進学対策専門塾」で、指導してきた秘訣を公開。慶應SFCダブル合格5年連続輩出、慶應SFC全国模試全国1位輩出、慶應大学全国模試2年連続日本一輩出の実績を出してきた著者が、その経験からどのような小論文対策が有効なのか、慶應SFCの小論文対策はどうやるべきかについて詳しく解説。
詳しくはこちら

 

いますぐ対策を検討したい方

 

小論文対策講座(単科)⇒7日間プログラム

慶應大学への進学を全面サポート(通信制塾)⇒慶應クラス

 

※慶應クラスは、一般入試はもちろん、AO・FIT・推薦入試の対策も含みます。

 

資料請求・お問い合わせ


 



 

メルマガ以外にも、情報提供しています。

 

ツイッター↓↓

 

LINE(スマホで閲覧されている方)↓↓ 

友だち追加数

LINE(PCで閲覧されている方)↓↓

メルマガの内容と重複することもあります。予めご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

PAGE TOP
© 2007 - DIJI SYSTEM