慶應大学 小論文対策 第六十九章 SFCの対策可能性

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第六十九章 SFCの対策可能性


69-1 2018年にとんでもない問題が出題される
 2018年環境情報学部の問題では、「物語を作ってください」という小論文が出題されました。このような問題が出てしまうと、もはや小論文ではない・・・と感じる人もいるかもしれません。
 また、2018年の総合政策学部の問題では、「一見すると数理問題のような問題」が出題されました。このような問題が出ると、またもや、どうにもならない・・・・と感じる人もいるかもしれません。
 つまり、対策可能性が無い・・・と判断する人がいるということです。何をやってもダメだ・・・と感じてしまう人がいるようです。

 

69-2 準備できていれば受かる
 このような問題が出ても、きちんと準備できていれば受かります。私が学生にアドバイスしていたのは、以下のようなことです。


  1. 1)なるべく早い段階から小論文の添削を受けてしっかりと実力をつけていくこと。
  2. 2)慶應SFCは過去数十年たった3つのことしか実質的に聞いていないのでしっかり準備すること。
  3. 3)AO入試を積極的に受け、そうではなくても、AO入試の制度趣旨等をしっかりと考えた上で、対策を練っておくこと。

 

 概ねこのようなアドバイスをしています。その上で、以下のような点について警告していました。


  1. 1)特定の構文にはめれば受かると考えないこと。(ワンパターン解法)
  2. 2)自分の頭で考えること。
  3. 3)過去問題一辺倒の対策に終始しないこと。

 

69-3 過去問題対策だけで合格力が上がらない理由
 3番については、よくわからないという人も多いと思うので、補足で説明しておきましょう。端的に言えば、なぜ過去問題ばかりやるとダメなのかと言えば、対応できないからです。多くの人は過去問題をやれば、対応できるようになると、信じています。例えば英語でも、過去問題ができるようになっていれば、次の年の問題もできると信じているのです。なぜ信じてしまったのでしょうか。一方で、過去問題を一回もやらない帰国子女が、本番で9割取得します。過去問題をやることが成果につながると信じている人は、過去問題ばかりやって不合格になってしまいます。
 過去問題をやって合格できるのは、資格試験・検定試験です。資格試験、検定試験の場合、問題の種類が概ね決まっているので、ある程度広い範囲の中から、過去に出題されたものの言葉か数値を変えて出題するということが行われます。
 しかし、大学受験の場合、教員は社会、環境、経済、政治などのやや学術的な内容の文章を出題して、好きに問えばよいのです。そのため、難易度が上下するのが、検定試験との違いです。検定試験の場合、難易度が上下した場合、作問者は無能ということになってしまいます。一定の水準の問題を作る能力が無かったということになるからです。一方で、大学受験の場合、問題の難易度だけでなく、切り口や問い方、角度をどうしようが、そんなことは教員の勝手と言えば勝手です。どう評価するかも教員の自由です。大学とは、そのように、大学教員の自由裁量に任されている場所です。従って、2018年の総合政策・環境情報のような問題が出るのです。
 もし、あなたが検定試験を受けているなら、「こんな問題おかしい」などとクレームを言うことができるでしょう。しかし、大学受験の場合、そもそも教員の勝手なので、クレームを言うこと自体ナンセンスです。過去問題をしっかり覚えた人が受からない試験はダメだなどというクレームは一切通用しません。難易度も、出題方法も、問い方も、重視するポイントも、教員の自由です。特に小論文の場合はその程度が激しいと言えるでしょう。そもそも慶應SFCは受験生を未来からの人材と位置付けています。過去に出題された内容を丸暗記してきたので、受からせてくださいという人は、あまり向いていません。小論文の問題はどうあるべきなのか、どうすればより良い人材が選べるのか、どのように表現することが可能なのか、一般的な評価軸は果たして妥当なのか、もしある物事が妥当だと仮定すれば、その根拠はどこにあるのか、そしてその根拠の妥当性について、論理的に説明が可能か、このように、物事に「正解」があると考えない人の方が向いています。まぁ、言葉遊びをしているわけではないので、「〇〇の正解」を考えてくださいなどという問題は出る可能性があるでしょう。それぞれの学問の分野で、「正解のように考えられていること」は存在するからです。特に社会科学の分野では、そのような考え方が顕著です。

 

69-4 過去問題で対策力が向上しない側面別の解説

1:点数が高い内容についての仮説のブレ
 過去問題をやり、何がどうなっている場合に、あなたの点数が高いのかということについての仮説が間違っている場合、100万回練習しても無意味ということになってしまいます。これを徹底練習で1000万回の練習にしても同じです。


2:形式と能力の問題は別
 多くの人は同じ形式の問題をやっていれば、形式が同じ問題に対応できると信じています。しかし、形式と評価ポイントは別です。論述形式で練習するよりも、評価ポイントを身に着ける練習をする方が、学習効果は高まります。


3:過去に出題されたものが出ない
 過去に出たものは、過去のものです。未来に出ることが保証されている内容ではありません。


4:理想的な練習段階についての勘違い
 とにかくレベルが高いものをやればレベルが高くなるだろうというのは思い込みです。レベルが高いものをやる以前にマスターできていないものがあれば、その練習は全部無駄になります。自分の成果物は、それ以前の内容なのだと強く認識できない人は確実に不合格になってしまいます。従って、高度なものや、シミュレーション的にこなさなければならないものは、月に一回程度の方がいいのです。小学校1年生に東大理系の問題をやらせても無駄なのに似ています。

 

69-5 参考にせずに全部言われたとおりにする人が受かる
 私の経験から言えることがあります。当塾の場合、(他の塾ではそうならない可能性が高いと言えます。)私が言うことを参考にするのではなく、全部言われたとおりにする人の合格率が非常に高いです。
 事例で考えれば分かりやすいのですが、例えば今年の問題であれば、SFC対策3つの宿題と私が普段述べている内容について準備をしていた人や、準備していたものが使えなかった場合でも、すねるのではなく、やはり言われたとおりに最後まで書くような人が受かっています。この傾向は、全学部について顕著です。

 

69-6 SFCの対策可能性は高い
 私が運営する塾は、慶應SFC専門塾です。今のところ記録更新中で、6年連続で慶應SFC(総・環)ダブル合格者を輩出してきているわけですが、今回のように、かなりハチャメチャな問題を出しているSFCでも、対策可能性は高いと思います。
 しかし、きちんと徹底してやることができる人は少ないです。
 例えば、3つの宿題をきちんと準備する人は少ないと言えます。また、AO入試も受けてみるという人は少ないと言えます。また、出願書類も、丁寧にあきらめずに作りこむ人は少ないと言えます。早めに小論文の準備をする人は少ないと言えます。コツコツ小論文を見てもらう人は少ないと言えます。
 やるべきことをきちんとやっておけば、SFCはかなり普通に合格する大学です。

 

69-7 牛山の指導後に、全国1位になった人で不合格者は一人もいない
 模試の結果は意味が無いなどと言う人もいるようです。しかし、一般的に偏差値はあなたがよく理解しているように、全体的には信頼できます。
 当塾では、現代文、英語、小論文と全国1位がバンバン出ているのですが、彼らの中で不合格になった人は一人もいません。全員慶應に合格しました。

 

69-8 SFCの小論文はコレという考えがむしろまずい
 SFCの小論文はコレと考えていた場合、それに対応できないものが出ると、途端にダメになります。2018年はその典型と言えます。

 

69-9 学びは情報ではなく技術
 何かを学んで分かったつもりになる人は、本当は分かっていないことが多いものです。また、知識のレベルでわかっている場合、理解は非常に低いものです。従って、何事においても、技術レベルを向上させていくことが大切です。SFCは、簡単に言えば、様々な技術レベルを高めていくと自然に受かります。

 

 

 

 




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