慶應大学 小論文対策 第三十五六章 伸びるのは「信用」よりも「信頼」

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第三十六章 伸びるのは「信用」よりも「信頼」



36-1 小論文が伸びる人
 小論文が伸びる人には(当塾の場合)共通点があります。伸びる人の共通点とは、信頼関係があり、素直な人です。
 牛山との信頼関係があり、かつ素直な人はどんどん小論文が良くなっていきます。

 

36-2 信用と信頼の違いとは
 ここで一つ注意点があります。信用と信頼は違うということです。牛山のことを信用していても、信頼していない人は不思議と伸び悩みます。
 それぞれの違いは以下のようなものです。

 

◆信用・・・(端的に言えば)牛山は人間として信用できるという考え方。
◆信頼・・・(端的に言えば)牛山についていこうという考え方。

 

 例えば、「慶應大学絶対合格法」の表紙に出ている吉田さんは、「この人についていこうと思いました。」と述べており、一般入試で一発合格しています。
一方で、(牛山さんはいい人なのだから、信用できる、でも正しいのは自分だ)と考えている人は、不思議と伸び悩みます。小論文の書き方が変わっていかないためです。

 

36-3 牛山さんを信用してもいいですか?
 時々私は「牛山さんを信用してもいいですか」と質問されることがあります。この質問に対して、私が直感的にお答えするのは、「信用しなくていいので考えてください。」ということです。
 なぜ私は信用しなくてもいいと言うのでしょうか。この質問をする時点で、少なくとも私を信頼はできていないからです。信用よりも一歩深い信頼関係が無ければ、仮に私のことを信用しても、あなたは変わらない可能性があります。そんなことをしても意味が無いので、私は、「信用しなくてもいい」と答えているのかもしれません。
 私のことを信頼している人は、他人の考えなど参考にしません。私の本を読み、(この人が言っていることが妥当だ。)と考え、学んでいます。

 

◆信用・・・信用は信頼を兼ねない。
◆信頼・・・信頼は信用を兼ねる。

 


 

36-4 信用は情報を学び、信頼は丸ごと学ぶ
 私が書いている本は、私自身が書いています。従って指導に一貫性があります。しかし、中には本の文章をゴーストライターに書かせる塾もあります。
 指導に一貫性があることは、当たり前のことなのですが、何かを学ぶ際には、大きな意味があります。その理由は、丸ごと学ぶことができるからです。
 丸ごと学ぶとは、技術を丸ごと学ぶことを指します。技術を丸ごと学ぶとは、大工の技や、スポーツの技を丸ごと学ぶことを指します。丸ごと学ぶことができる人は、大工の棟梁が「そうじゃない、こうだ」と言って、何か動作をすれば、その動作を学び、自分のものにします。一方で、丸ごと学ぶことができない人は、書道で書の書き方を教えてもらう際に、「どういうパターンの時にどういう方法でやれば、きれいに書くことができるのか、その情報を教えてください。役立つならそうしますし、役立たないならそうしませんので。」と言ってしまいます。このような場合、残念ながら大変成長しにくくなってしまいます。
 つまりこういうことです。

 

◆信用関係だけしかない・・・・情報だけしか学べない。
◆信頼関係がある・・・丸ごと学ぶことができる。

 

36-5 情報だけを学ぶ人の学びが浅い理由とは?
 情報だけを学ぶことの一体何がいけないのでしょうか。役立つことだけを教えてもらえれば、グングン伸びるに決っている、だから役立つことだけを吸収すればいい・・・そんな風にあなたは感じているかもしれませんね。

 

 大変説明しにくいことなので、イメージしやすい例で少し考えてみましょう。
あなたの目の前に、衣料品店の着替えのコーナーがあると思ってください。あなたは、そこに誰が入っているのか分からないとします。そして、野球やスポーツについて、あなたがそのカーテンの向こうの誰かから、何か教えてもらうとしましょう。カーテンの向こうの人はあなたにこんなアドバイスをしました。

 

 「筋トレをするライオンはいないです。ですから、筋力トレーニングだけでなんとかしようと考えることはやめましょう。」

 

 こんな風に言われたら、あなたはこの情報を役立つ情報だと思うでしょうか。あなたはこんな風に反応するかもしれません。(おっさん、おっさん、冗談も休み休み言えや。あほらしい理論並べるヒマがあったら、もっと役立つ情報出せや、時間の無駄やぞ。)

 

 そして、そのカーテンが開いた時、カーテンの向こうに座っている人物がイチロー選手だったとします。その時に、きっとあなたは青ざめるでしょう。事実、イチロー選手はこのような発言をしています。

 

 情報単位で学びを得ようとする根本的な過ちの一つは、自分に見えていない世界を自分が知っている世界の基準で判断しようとすることにそもそも無理があるという点です。誰に何を教わる時でも、当てはまることです。
このような誤判断につながりやすいのは、「情報単位で学ぼうとする姿勢」の、デメリットの一つです。もう一つ大きなデメリットが、「情報単位で学ぼうとする姿勢」にはあります。そのデメリットとは、思想や体系という、大きな枠組みで物事を深く学ぶことができなくなるということです。情報単位で物事を学ぶ人は、技術は小手先のテクニックだと考えています。ダンスも歌も思考も考えることも、すべて小手先のテクニックだと考えている人は、小手先のテクニックしか使えません。従って技術のレベルはどうしても低くなってしまいます。この場合、物事をうがって見るようになりがちです。
大事なことは、うがっているということは、常にバイアスを抱えているということです。(どうせ◯◯なんだろう?)と物事を否定的に見ることは悪いことでもなんでもありません。しかし、イチロー選手が目の前に現れると急に(イチロー選手なら正しいに決っているんだろう?)というのでは、何も考えていないのと同じです。マイナスかプラスに大きくバイアスが働く人は、物事を中立的にあるがままに見ることができません。私が物事を考える時は、「中感自立」が大切ですとお話する理由はこのようなところにもあります。うがって見ているから正しいなどということはなく、うがって見れば真実を捉えているわけでもありません。

 

 情報単位で物事を学ぼうとしている時点で、どうあがいても学びのレベルが大きく引き下がってしまうということです。大変恐ろしいことです。

 

36-6 学びのレベルを高める方法

 学びのレベルを高める方法はいたってシンプルです。謙虚になることです。素直な心とは、謙虚な心のことでもあります。
 人を信用できても、信頼できない人の特徴は、心が大きくなりがちであることです。このような場合、まずは素直な心になることを強く願うことから始めることが大切です。

 

 

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