慶應大学 小論文対策 第二十五章 「自分が指導されている内容」が不適当な場合の対処法

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第二十五章 「自分が指導されている内容」が不適当な場合の対処法


25-1 指導されている内容が不適当ならどうなるか

 指導されている内容が不適当な場合、いくら練習しても、点数の上がり方は微増となります。つまり、あなたの労力は大変報われにくくなってしまいます。
 少しでも学術について学んだことがある人ならすぐに分かることですが、論文執筆において極めて重要なことの1つは、「アウトライン」です。どのような論理構造・文章構造をその文章が有しているかで、大体おおよその評価が決まってしまいます。
 1年間がんばったけど、なんだか点数は上がらないなぁ・・・という恐ろしい状態になってしまうということです。点数が上がらない原因は、多くのケースで(1)指導の方向性が不適当(2)自分がアドバイスを受け入れていない(3)学習不足のうちのどれかです。すべてが複合的に結果に作用します。

 

25-2 評価そのものが問題ということはないのか
25-2-1 自由裁量に任されている
 どのように文章を評価すべきかについては、かなりの程度各大学教員の自由裁量に任されているのが一般的です。また、大学というのはそもそも自由な自治が認められ、一定程度学問を自由に行うことが国家によって認められているため、そうである方が望ましいとも言えます。何が妥当であり何が美しいのかを国家によって決められてしまう方が大きな問題という見方もあるでしょう。

 

25-2-2 評価が不適当などとは考えられない
 一般的には、その評価が明らかに妥当性を欠く場合を除いて、大学内でも原則として、その評価そのものが問題にされることはほとんどないと言えるでしょう。教員による差別や、いわゆるアカハラが第三者委員会で取り上げられ、調査後に審議されて初めて、問題になるケースは、問題になるのです。仮にそうなった場合でも、明らかな犯罪行為がそこに認められないのであれば、教員が大学から責任を強く追求されることは、考えにくいことです。それほどに大きな権力を大学教授は大学内で有しています。

 

25-2-3 「大学の評価が妥当かどうか」は問題ではない
 大学が見ているのは、「正解」ではなく、あなたの「知性の度合い」であることが珍しくありません。あなたは、何が正解なのか分からないのであれば、対策の立てようがないなどと思ってしまっているかもしれません。しかし、そんな不安を感じる必要はありません。
 評価は概ね妥当だからです。もちろん、アカデミックハラスメントなどの事件は世界中どこにでもあり、大学教員の判断が神仏のごとく一切の例外がなく正しいわけではありません。不当な評価が一部存在することも事実です。しかし、それは全体から見れば、やはり例外的なケースと言えます。とくに学術論文の指導の際に、人間関係がこじれてきた・・・などという問題がある場合ならいざしらず、入試の答案を評価する際に、大学教員の私情があなたの答案に入るということは考えにくいことです。
 一般的には大学教員レベルの人物が書く論文のレベルは高く、言うまでもなく受験生の答案のレベルは主席合格者であっても大変低いと言えます。(今は未熟であっても、とりあえず将来可能性を感じることができ、そこそこ書くことができていれば、70点程度を与えても良いだろう)という形で見られていると考えるくらいでちょうどよいのです。評価の際に見られているのは、正しいかどうかではなく、「レベル」です。見る人が見れば一発で分かる「レベル」が高ければ点数が高く、低ければ点数が低いという単純な原理です。
 数学や物理と違うのはまさしくこの部分です。言い換えれば、相対的な評価とも言えます。
 したがって、仮に大学側の評価が柔軟すぎるものであったとしても、あなたの知性は正当に評価されていると考えて差し支えないでしょう。
 もちろん、これは大学の入試テストが絶対的に正しいなどという意味ではありません。大学の側でも、様々な材料を検討しつつ、本当にこの入試問題で優秀な学生を選抜できるのかを自問自答しながら、実験を繰り返していると言えるでしょう。しかし、この点については、いくら文句を言っても仕方がありません。今用意されている評価軸の試験に、対応できる頭づくりをしなければ、受かりません。

 

25-3 公教育の指導と商業教育の指導が食い違うことはよくある
 小論文に関して言えば、高等学校の教員が指導する内容と、民間の教育機関の指導内容が食い違うことはよくあります。
 小論文だけでなく、AO入試やFIT入試の資料についても、同様のことが言えます。私の経験では、「学校の先生と牛山先生のアドバイスが違います。」「どうすればいいでしょうか。」というご質問をいただくことがよくあります。
 このような場合、私は生徒さんに判断はお任せしています。保護者の方と相談した結果、私の判断に任せると言われる方が多いのですが、今のところ彼ら(学校の先生のアドバイスと牛山のアドバイスが違うと相談された方の内、牛山のアドバイスに従うと言った人)は全員慶應に合格しています。慶應受験に私が詳しいからというのは理由の一つでしょう。
 入試結果は、指導の方向性だけで決まりません。受験する生徒の学力、人間性、面接での力量、読書量、思考力なども、当然試験結果に影響します。しかし、指導の方向性も、言うまでもなく大変重要です。

 

25-4 どうやればいいのか
 私の経験では、小論文だけ指導者を変えることでうまくいくというケースが多いです。例えば、英語や日本史、数学は予備校で見てもらい、小論文だけ教えてもらうために弊社の塾を利用されている方は、慶應大学に問題なく合格しています。
 私の経験で言えば、英語や日本史を他の予備校で教えてもらう必要は全くないのですが、不安な人もいるでしょう。そのような場合、他の予備校や塾を利用すればいいと私は考えています。
 当塾に入塾するには、経済的に困難という場合は、私が書いている本を読むことをオススメします。
 「小論文技術習得講義」「慶應小論文合格バイブル」「牛山慶應小論文7ステップ対策」「小論文の教科書」「AO入試プレゼンテーション対策と合格法」の5冊はすべて慶應受験に役立ちます。2年連続で日本一になる子が出ている指導であり、偏差値87.9というダントツの成果が出ている小論文指導になります。(東大・一橋受験生を含むと考えられる慶應経済受験生の中で日本一)

 

25-5 よくある非論理的な考え方
 どんなやり方でも、今まで合格してきた人はいるのだから、別にいいと思う・・・という考え方は、よくある考え方ですが、非論理的な考え方です。なぜならば、合格者が出ることと、全受験生が適切な内容を学ぶかどうかは何の関係もないからです。仮に受験生全員が間違いだらけの内容を指導してもらっても、その中で「そこそこ書けている学生」が受かるのですから、何をどう教えても受かる人はいます。これは当たり前のことです。
 大事なことは、合格者の中には、学習成果が出ることをやり、合格した人もいれば、単に頭が良かったので合格した人もいれば、単に受験準備が早いから合格した人もいるということです。幾つかの要素が複合的に作用して点数は決定されています。
 もしあなたが、人よりはるかに頭がいいなら、勉強しなくても合格できるでしょう。もしもあなたが、中学1年生から慶應受験の準備を進めていたのであれば、問題なく合格できるでしょう。しかし、どちらでもないなら、たくさん勉強するか、効果的にやるしかありません。

 

25-6 「あとちょっとで合格できるんだから」は通用しない
 慶應受験については、浪人すれば合格できると思っている人もいるようですが、単に浪人するだけでは合格できないことも珍しくありません。
 その理由は小論文にあります。他の大学の場合、覚えていれば不合格になることはまずありません。しかし、慶應の場合、小論文があるため、覚えているだけでは不合格になってしまいます。
 他の科目のように、量で調整するというやり方が、小論文は通用しません。たくさん練習しても、たくさん間違った方向で練習すれば、「低いレベルで実力を徹底的に反復して固定」する作業をしてしまうということです。過去問題の徹底練習などと言えば、聞こえはいいですが、やっていることは、「低い点数での実力の固定」であることが珍しくありません。(あっこの書き方でいいんだ)(こんな感じで解いていればいいんだ)などと、あいまいに考え、その考えを何度も練習して「これでいいです。」「とてもいい」「こんな考えを書こう」などとアドバイスされていれば、目も当てられません。上記のような練習を続けていれば、あとちょっとで合格できる・・・などということはまったくありません。あと少しどころか、どんどん合格が遠のいていると言えます。このような悪循環を断ち切るには、適切な指導が必要です。
 あとちょっとという、あいまいな考えをやめましょう。あとちょっとなのかどうかは、「現在のあなたの小論文の実力」と、覚えている量によります。点数は60点までは誰でもすぐに伸びます。60から70点に引き上げるのもそこまで大変なことではありません。そのあとはだんだん点数が上がりにくくなります。
 受験に適した考え方は、「圧倒的に時間が不足している」という考え方です。そして、だからこそ「本当に伸びるためにはどうすればいいのか」と考えることが大切です。



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