慶應大学 小論文対策 第十九章 着眼点

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第十九章 着眼点

 

19-1 新規性ゼロの意見では合格できない
 小論文を書いた時、その内容が当たり前の内容だったとしたら、あまり評価されません。当たり前であることを自明性が高いなどと言ったりしますね。小論文試験では、発想力や着眼点が一般的に評価の対象になります。

 

19-2 着眼点と知性の違い
 知性が高ければ、一般的に着眼点は良くなります。それでは、知性の強化だけをやっていれば、着眼点は良くなるのかと言えば、そうでもありません。知性の効用は、知見の広さによるひらめきです。一方で、着眼点は、物事を見る角度による着想です。これは同じようで違います。物事を様々な角度から見ることによってはじめて着眼点は得られます。多くの人が集まると様々な視点からものが見られるため、よい着想を得ることがありますが、着眼点はこれに似ています。

 

19-3 着眼点と発想力の違い
 発想力が高ければ、着眼点は一般的によくなります。それでは、発想力だけを強化していればいいのかと言えば、そんなことはありません。発想力は、生み出す力です。したがって、例えば、小論文の課題文の中に書かれていることについて、よい着眼点を得たい場合などには、あまり有効ではありません。

 

19-4 着眼点はネタでは解決できない
 着眼点を得るために、一生懸命小論文のネタをあさるのは、お勧めできません。出題される問題に適したネタはほとんどありません。無理にネタを入れようとすると、論点がズレた答案になるのがオチです。

 

19-5 メンタルブロックを外し、常識を疑え
 よい着眼点を得るためには、まず全体像をとらえることが大切です。例えば、政治についての課題文が出題されていたとしましょう。その内容の概要をまず把握します。ここまでが第一段階です。
 第二段階は、メンタルブロックを外します。そして、物事をあるがままに見ようとしてください。ここまでの授業で、『まず見ようとすることが大切』というお話をしてきたのを覚えているでしょうか。良い着眼点を得るには、物事をまず見ようとすることが大切です。その時に、凝り固まった考え方ではなく、(多くのケースで、月並みな意見というのは、世間基準のものの考え方です。)あるがままの状態から生まれる自然な見方をしようとしてみましょう。
 このように考えることがなぜ大切なのでしょう。第一の理由として、多くの人は先入観で物事を見ているからです。第二に、自然な状態から物事を見ることで、理想的な視点を得やすくなるためです。第三に、イメージで物事を捉えることで全体像を把握しやすくなり、全体最適としての視点を得やすくなるためです。
 感性を働かせることの重要性はここまででたびたびお話してきました。人は物事を言葉で考えますが、イメージでも考えます。今はセンスがあるとかないとか、そういう話をしていませんよ。センスがあろうとなかろうと、個人差はあっても、物事をイメージでとらえていくことはできます。そして、イメージで物事を捉える方が、正確です。アメリカには、『直感は真実である』ということわざがあります。また『直感の9割は正しい』という言葉もあります。物事を感覚的に捉えていけば、私たちは全体をイメージしやすくなります。
 文章を読み、その内容を理解するということは、様々な角度からその文章の内容を見ることができることを指します。理解とは類推のことであり、類推とは、自分が知っている物事から推測することです。文章を読み、その内容を頭に描くということは、自分が知っていることとの違いや共通点を頭に描くことを指します。

 

19-6 本を読み、考え方を変え、頭を柔らかくする

 良い着眼点を得るために必要なことは次の3つです。

 

【良い着眼点を得るために必要なこと】

  1. 1)本を多く読むこと。(多くの知見に触れること。)
  2. 2)考え方を変えること。(イメージで物事を捉える。)
  3. 3)頭を柔らかくすること。(先入観にとらわれず、あるがままに物事を見る。)

 

 本を多く読めば、課題文の内容を理解しやすくなります。また、発想も生まれやすくなります。考え方を変えれば、物事がよく見えるようになります。理解力も向上します。頭を柔らかくすれば、バイアスを避けやすくなります。

 

19-7 関係性は掛け算の関係にある
 良い着眼点を手に入れるには、ここまでにお話しした3つの力について、関係性を理解することが大切です。

 

【着眼点力(良い着眼点を得る力)の公式】
 本を読む力×考え方を変えている度合い×頭の柔らかさ

 

 数知を入れてみればわかりますが、どれかが極端に小さい数字ですと、結果も小さくなりますよ。
 例えば、前の二つが100点で、頭の柔らかさが1点ですと、10,000になりますね。
 しかし、もし前の二つが100点で、頭の柔らかさが50点ですと・・・・
 500,000になります。まったく次元が変わってきます。
 3つの力を大切に、入試本番までに着眼点の力を高めましょう。

 

 

 

 

 

 

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