

~慶應大学に合格する読解力強化法とは~
読解力を強化するには、過去問題を使わなければならないとあなたは思い込んでいませんか?
私の経験から言えば、過去問題にこだわる人ほど不合格になります。
小論文の添削も同じです。自分が志望する学部の過去問題を使えば一番良い練習になると考えている人は、不合格になりやすいです。
なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。
その理由を詳しくこのページではご説明しますが、その前に、以下の読解解説音声を聞いてみてください。
以下の音声は、「牛山の慶應大学過去問題解説」の一部です。
※塾の生徒さんにだけ公開しているものの一部です。
法学部受験生に限らず、読解で困っていた人は聴いてみましょう。
読解ができなければ、合格できません。
▼読解解説音声はこちら▼
↑ここでご紹介している考え方が無ければ、何冊問題集をやっても、何年分過去問題を理解してもほとんど意味がありません。
テキスト解説:2015慶應法学部
http://www.skilladviser.com/base/sixyouron/sr-2/keioukakomon/hougakubu/hou_2015.html
動画解説(要点スピード解説)
http://www.skilladviser.com/base/sixyouron/sr-2/keio_merumaga/kakodou/hou-2015.html
慶應法学部や文学部は読解ができなければ合格できません。
しかし、多くのケースで、、、
過去問題をやみくもに理解しても、まったくあなたの読解力は向上しません。
その理由はいくつかあります。
【理由1】
今回お話ししたように、読解方法がまずいケースがあるから。
【理由2】
解釈を教えてもらっても考え方を教わっていないから。
【理由3】
試験本番でその問題は出ないから。
【理由4】
過去問題は、あなたの読解力を計測することを目的として作られたものであり、あなたの読解力を強化するために作られたものではないから。
過去問題100年分について、解説してもらうと、合計100時間の無駄になるような現象が起こってしまいます。
どうすればいいのでしょうか。
最初に妥当な読解プロセスを教えてもらい、その後に、その読解プロセスの練習を
やることが大切です。
つまり、
最初に読解プロセスの練習をしていない人がいきなり答えを教わっても、何も成長しないということです。
私が主催する塾では、こちらの教材を用いて、読解力の向上を図ります。
理解速読講座
http://www.skilladviser.com/base/sokudoku-rikai.html
通常3万円程度で販売している講座ですが、塾の生徒さんは、無料で受講可能です。
近年読解にせよ、書き方にせよ、考え方にせよ、受験生を再教育しなければならないこ
とが増えてきました。
無料情報を頼りに勉強している学生が間違った読解法、間違った考え方、間違った答案設計、間違った書き方をしているためです。
なぜそれでは不合格になりやすいのかについて、詳しく解説することから始めなければなりません。
▼読解解説音声はこちら▼
↑ここでご紹介している考え方が無ければ、何冊問題集をやっても、何年分過去問題を理解してもほとんど意味がありません。
私は過去問題の読み上げをやりません。
その理由は、著作権侵害という法的な問題以外にも、意味が無い上に時間が無駄にかかるからです。
過去問題を理解しても、上記で説明したように、あなたは入試に対応できません。
現代文の授業を思い出してください。全国60万人の生徒が教員の話をゆっくり聴き、一文ずつ読み上げて内容を噛み砕いて理解していたのに、センター試験の点数はまばらなのです。
なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。
当然です。
理解させてもらってしまっているからです。
そもそも、理解とは、アナロジー(類推)のことですので、何をどのように教えてもらってもそれが仮に間違っていても、基本的に何かが頭でつながると、人は何かを理解したような気になります。
しかし、何かを理解した気になることと、
あなたができるようになることは、別です。
問題の本質は、あなたの頭の中に妥当な理解のプロセスが存在しないことです。
人に理解させてもらい続けると、補助輪付の自転車に死ぬまで乗るようなもので、いつまでたっても理解力が向上しません。
私のクライアントは小論文試験で日本トップの成績になっていますが、私は理解のための授業は1回しかやりません。
私の授業を一度聞けば、どのような文章に対する理解力も向上します。
従って、現代文や小論文だけでなく、英語の点数も上がります。
文章理解指導には、こちらの講座を用います。
理解速読講座
http://www.skilladviser.com/base/sokudoku-rikai.html
※慶應クラス、慶應SFCクラスに在籍している人は無料で受講可能です。
気を付けなければならないことは、問題の形式が一致していても、練習にはならないということです。
例えばなんらかの思考力を強化する場合、その思考力テストの形式に合わせれば、「思考力テストに対応できる」と多くの学生は考えています。しかし、現実には、思考力のベースにあるのは、感性やセンスを働かせる力、論理思考、ゼロベース思考、イノベーション思考などの、各スキルなのです。
言い方を変えれば、小論文の配点に、「問題形式点」などというものは1点もありません。
結局は、論理的に物事を読み取るか、文章を理解するか、メタ化して物事を考えることができなければなりません。
構成点、理解点、表現点、発想点などがあることが一般的です。
大学側は、どのようにでも問題を設計することができます。
その証拠に、慶應大学の医学部では、医師の素養をどのようにすれば計測す
ることができるかという問題を出題されたことがあります。
多くの受験生は過去問題に合わせた対策をしていれば対応できると考えていますが、現実には、大学側は傾向に合わせられる学生を優秀だとは思っておらず、傾向にあわせて合格できる学生とは、傾向に関係なく、力を発揮できる学生なのです。
傾向や形式は表面的なものの見方です。点数を取るには能力が高くなければなりません。
私の塾でも、過去問題にこだわる学生は不合格になる傾向があります。
一方で、塾のカリキュラムを継続的にこなす学生は、合格率が高くなります。
それもそのはずです。
過去問題は、あなたの能力を計測することを目的に作られたものであり、あなたの能力を成長させるために組まれた練習問題ではありません。
一方で、慶應クラスなどで用意している小論文の問題は、あなたの能力を伸ばすことを目的に作られています。
◆能力をいかにして効果的に高めるかに関心が無い学生
◆高い能力を有している学生を選抜することに興味がある大学
言ってみれば、野球の実践的な練習とは、試合だと思っているのが、過去問
題にこだわる姿勢です。こういう選手は、野球でも弱いです。
一方で、野球の実践的な練習とは基礎、基本であると思っているのが、過去問題にこだわらない姿勢です。言うまでも無く、プロ野球選手など、超一流のレベルに達する人がなによりも重視しているのは基本です。試合ではありません。試合はその基本の力や各種能力を鍛えた成果を見せる場所でしかないのです。
読解の基礎や基本にあたる能力とは、読解プロセスです。読解プロセスのレベルが低いと、何百回練習しても伸びません。一方で、優れた読解プロセスを教えてもらった学生は、一度教えてもらうだけで、センター試験でも、40点現代文の点数が上がるなど、飛躍的に点数が伸びていきます。
琉球大学医学部合格報告(お手紙)
http://www.skilladviser.com/base/brogteki/113.html
その反対に、膨大な時間を無駄にして、現代文の問題集や、慶應大学の過去問題をひたすら読んだ人は、いつまで経っても、点数が伸び悩みます。
余談ですが、国立大学医学部合格報告をご紹介しているからといって、慶應大学医学部合格者が出ていないわけではありません。
慶應大学医学部合格報告
http://www.skilladviser.com/base/brogteki/120.html
表面的なものの見方(形式にあわせればよいのではないか)をしないように気を付けましょう。数学のテストではありません。高い能力を見せなければならない小論文という試験です。
▼読解解説音声はこちら▼
↑ここでご紹介している考え方が無ければ、何冊問題集をやっても、何年分過去問題を理解してもほとんど意味がありません。
ここまでにご説明した内容を別の角度から見た場合、問題形式への慣れと、大学が要求する各種能力とでは、どちらが点数への波及効果が大きいかという問題でもあります。問題形式に慣れるのにかかる回数はせいぜい2~3回です。点数の波及効果は小さなものです。英語の過去問題をやれば点数が伸びるのは、形式に慣れることでもわずかに得点アップが見込めるからです。
一方で、大学が要求する各種能力は、大きな配点を占めます。その理由は、大学側は能力が高い生徒が欲しく、問題形式に慣れている生徒を欲しいわけではないからです。
全国60万人の受験生は、皆等しく、一文ずつ現代文のテキストを授業で読み上げてもらいます。そして、教師が内容を解説します。この授業を受けて、なぜセンター試験で現代文の点数はあそこまでばらけるのでしょうか。
その理由は、解説してもらってしまっているからです。
言ってみれば、一生補助輪付の自転車に乗っているようなものです。
自分で理解するプロセスが無く、教えてもらうとどのようになるでしょうか。
仮に間違ったことを教えてもらっていても、なるほどと感じてしまい、何かがわかったような気になってしまいます。理解とはアナロジー(類推)のことであり、したがって人はなにかが頭の中でつながった時にわかったような気分になります。
しかし、いざ自分で説明することを求められるとほとんどの人が説明すらできません。
これは、「分かっていない」ということです。
うまく理解できるようになるには、第一に、より理解できる読解方法を教えてもらう必要があります。その上で、自分で読解の練習をしなければなりません。従って、本来課題文の解説は試験に合格することを目的とした場合、不要であり、テキストで解説が成されていれば十分ということになります。
私が手取り足取り受験生に課題文の解説を行わない理由はここにあります。勉強気分になるだけで、点数が上がらず、無駄な時間を過ごすのであれば、点数が上がる情報を手に入れてもらう方がはるかにあなたの成績は伸びます。
『慶應大学に我が子を確実に合格させる教育法』
第2回 ⇒「慶應大学合格に必要な要素と中核」
第3回 ⇒「慶應大学合格に有効な受験対策(前編)」
第4回 ⇒「慶應大学合格に有効な受験対策(後編)」~「受け身の学習」から「攻めの学習」に変化させる~
スピンオフ編 ⇒今からでも時間がなくても国立大学、慶應大学に我が子を合格させる方法
スピンオフ編 ⇒逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<前編>
スピンオフ編 ⇒逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<後編>