慶應大学看護医療学部 2006年小論文過去問題の解説

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このページでは、メルマガで流した慶應大学の文系学部の小論文問題の解説を掲載しています。 慶應クラスでは、構造ノートや構造議論チャートを使ってもっと詳しく細かく各学部の過去問解説を動画で行っています。

2006年度 慶應大学看護医療学部の小論文問題解説

 

こんにちは。
牛山です。

 

本日は、2006年慶應大学看護医療学部の小論文問題解説です。

 

【1】問題1 概要

 

(1) 問題

この年の問題は、文章を読み、文章中に述べられている「生きる」と「できる」の関連について300字以内にまとめなさいという問題です。

 

先に解答例を紹介してしまいますが、課題文に書かれていたのはこのようなことです。

 

 

(2) 解答例&課題文の内容

 

 一般的に、私達は、何かをできるよ うになろうとして生きている内に、人 生の日暮れを迎える。
 「生きる」は生きることができると いう意味で、「できる」をもともと含 んでいる。生存が理論や実践や製作の 基本である。一般に私達が「できる」 「できない」というとき、何らかの特 別な才能のありなしで判定するように 思われる。
  私達は自ら進んで訓練、練習しなけ れば自身の可能性も発揮されない。確 かに、「できる」ためにはもともとあ る可能性なり素質なりがなければなら ない。しかし、私達は生まれつきの才 能や可能性のおかげだけでおのずから 「できる」ことだけに注目してしまい がちである。

 

(3) 解き方

 

今回の問題の文章には、以下の大きい項目があります。(以下、大項目。)

 

(1)「できる」と「できない」
(2)生きることができる
(3)「できる」ための素質・可能性

 

この大項目について、文章をまとめていくイメージは大切です。

 

そうすれば、大きく論旨が狂うことが無くなります。

 

 

(4) 文章の構造

 

文章というのは、原則として、総論⇒各論というように、話が展開していきます。

 

何かの話から入り、その「補足説明」という流れですね。

 

総論・・・話のテーマなど
各論・・・補足説明

 

このような形で話が展開されていることを理解しつつ、内容をまとめていきましょう。

 

 

【2】問題2

 

(1) 問題

 

今回の問題は以下のようなものです。

 

-------------ここから-------------
あなた自身はこれまでどのように「生きてきて」、これからどう「生きる」のか、著者の考え方を参考にしながら、600字以内で述べなさい。
-------------ここまで-------------

 

この問題では、私達が「できる」ことが一定程度制限されていく傾向について述べられていましたね。

 

従って、文章のどこでもいいので、このような人生の仕組みを考慮に入れて、文章を書いていくことが望ましいでしょう。

 

小さな子に将来の職業を聞くと、無邪気に「サッカー選手」「宇宙飛行士」と言いがちです。

 

もちろん、幼い子がこのように言い放つのは、大変かわいいのですが、大人である皆さんは、将来の夢と、その実現に至る手段について、ある程度具体性を持って述べることが要求されます。

 

いくらか「できる」ことが制限されているということは、どのようにして、その目標を実現するのかについて、ある程度具体的に述べる、もしくは、実現可能性が高いことについて述べることが大切になります。

 

同時に、今回の問題は、事実上の志望理由のような形にもなっていますのでこれからどう生きるのかについて、かんたんに、理由を加えておくといいでしょう。

 

解答例については、受験生の立場で作っています。

 

それでは、早速解答例を見てみましょう。

 

(2) 解答例

 

 私は幼い時に医師に処方された薬に よって薬害を受けた。一般的には、薬 の被害は、被害者にも責任があると言 われるが、私は小学校低学年の幼少期 から医師に薬を処方されてきた。この 薬は後にわかったことだが、最高レベ ルの副作用を持つ薬であり、この薬を 何年も使用したことになる。その結果 私は、一般的な社会生活を送ることが できなかった。「生きる」ことについ て極端に人生の選択が制限されていた のが私の人生である。生きているから こそ何かができるというのは、健康な 人の考え方である。病者は、ただひた すらに生きることしかできない。
 私は今後このような経験をふまえ て、医療の分野で働きたい。医療の現 場に従事しつつ、海外でも実務経験を 積み、日本及び国外で処方される薬に ついての研究活動をライフワークとし て行っていきたいと考えている。私が このように考える理由は、私が人生で 受けてきた「制限」を、将来他の人に 味わってほしくないからである。私が できなかったことについて、私と同じ ように他の人が苦しまないように、普 通の暮らしができるように微力ながら 手伝いをしたいと考えている。

 

 

 

 

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