慶應大学 受験対策 消費者は『実際の価値』と『感じる価値』を混同しがち

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消費者は『実際の価値』と『感じる価値』を混同しがち

 

以下の内容は、言わぬが花という部分もあるのですが、あえて、受験生を助けるという意味で書いておきます。知っておいた方がいいことなので紹介しておきましょう。

 

全く同じ品質、全く同じサービスレベルの2つのクリーニング会社がありました。以下の二つの会社のうち、業績が伸びるのはどちらでしょうか。

 

業者A
普通にクリーニングをする

 

業者B
クリーニング前に、汚れている部分を顧客と一緒に確認し、目印をつけ、クリーニング後に、顧客と一緒に、クリーニングしおわった後がどれだけきれいになっているかを確認する

 

あなたも気づいたと思いますが、業者Bの方がAよりも流行りがちです。その理由は、『感じる価値』が業者Bの方が大きくなるからです。商売がうまい企業は、このように、『実際の価値』よりも、『感じる価値』を高めて、顧客の支持を得ます。

 

消費者にとっての問題は、AもBも全く同じことをやっているということです。

 

それでは、もしこれが小論文だとどうなるでしょうか。

 

あなたは今、本当の品質の価値と、感じる価値の違いがあることを学びました。

 

『生徒を満足させることを第一優先する小論文添削指導』があったとして、これを生徒満足主義添削としましょう。

 

一方で、

 

『生徒の満足よりも、生徒の実力向上を主眼とする小論文添削指導』があったとして、これを生徒実力向上主義添削としましょう。

 

どちらが受かりやすかと言えば、満足主義添削よりも、実力向上主義添削です。

 

例えば、構文を使用させる小論文も、満足主義指導と言えます。一般的に学生は適切に考えることができないので点数を取ることができません。そこで、本来であれば、考えることができるように指導すれば、成績は向上します。しかし、その際に生徒は一時的に大きな不満を感じます。うまく考えることができないからです。これは言ってみれば当たり前のことで、本来はそこを練習する必要があります。

 

このような事情を知ってか知らずか、満足主義の指導では、とりあえず何も考えなくてもよいような指導が行われます。その典型が、『構文指導』です。構文を使用させると、その思考手順にそって生徒は考えます。これは楽です。なぜならば、考えているようでいて、実際はほとんど何も考えていないからです。生徒はスラスラ書くことができるので満足します。(やった!書くことができるようになった)と、錯覚して満足します。しかし、本当は上達しているのではなく、実力が下がっていることも少なくありません。それもそのはずです。生徒の考える力は奪われ、総合的に頭を働かせることができなくなり、何らかのパターンにはめてしか物事を考えられなくなります。さらに、設問の要求を無視した構文思考による答案が出来上がるので、さらに点数は下がります。

 

理由1:答案の設問要求を無視した内容になる。
理由2:考える力が低下する
理由3:論文の規範から外れて評価されない文章になる

 

このような事情があるため、構文第一主義の小論文指導は大変危険と言えます。それでも、生徒は不合格通知を受け取るまでは非常に満足しているので、そのことに気づくことができません。

 

このように、満足主義指導は大変不合格になりやすく、実力向上主義指導は合格しやすいと言えます。

 

近年低価格をウリにした満足主義指導が、強力なビジネスマーケティング手法によって展開される事態が起こっており、このような悲劇が拡大しつつあります。低価格で、満足主義指導が展開されれば、生徒は増えます。その結果点数が下がる指導が成されても、実力がある生徒はその中にいるため、合格者は出ます。合格者がいるので大丈夫と勘違いした人が、点数が落ちやすい小論文の考え方や書き方を学ぶという負の連鎖があると考えられます。


 

 

 

 

 

 

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