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慶應大学の小論文対策

話を単純化した場合、
どれだけ小論文対策に注力するかが、合否のカギになる。

一般的な受験対策では、リターンが不確実な部分にはあまり
勉強時間を投じないのがセオリーだ。

受験アドバイザーの和田秀樹氏の意見に私はかなりの程度
全面的に賛成である。また、慶應医学部を受験する人などは
和田氏の本を読んで参考にするのもいいと思う。

ところで、慶應大学の文系については、唯一やや特殊な様相を
呈している。
その理由はここまでに述べた通りだ。

【原因一覧】
・小論文の配点が高い
・慶應大学は合格者数がやや少ない
・倍率が日本で間違いなくトップレベル
・母集団のレベルは私学では日本トップ、最難関国立大学受験生多数
・大学公表のデータによれば、小論文の平均点は約50点と低い。(50点以下のことが多い。)

 

激戦すぎて合格者と不合格者の点数があまり違わない


慶應大学は東大に余裕で合格できる人なら合格することも珍しくはないが、基本的に難関試験だ。
その特徴はここまでに何度も見てきた。

もう一つ注意したい特徴がある。
経済学部などに至っては、合格最低点と受験者の平均点がほとんど変わらない
ということ。

その点数の差はわずか10点ほどである。
たったの10点程度で合格、不合格が決まってしまう。

小論文の配点は低いから、小論文の対策は手薄になってもいいという考えは通用しにくい。
小論文で簡単に10点や15点の点数の差はついてしまう。

 

自由英作文で試されるロジカルシンキング

慶應大学の経済学部は慶應の看板学部と言われ、大変優秀な生徒が集まってくる。
この学部は覚えさえすれば簡単に突破できるかと言えば、そうでもない。
自由英作文があるためだ。

自由英作文ではあなたの考えが問われる。したがって考える力が無ければ
合格しにくい。

小論文の勉強をしていない人は、論理思考をなめていることも多い。
論理的に書くというのは、理由を並べるということなんだよね?

という感覚でいた場合、点数は低くなってもおかしくない。
慶應文系の受験では、小論文の勉強はやはり裏切らないのである。

 

小論文にコツコツ取り組む姿勢と合格は比例する


今年もか・・・というくらいに、コツコツと真面目に小論文に取り組む姿勢と
慶應大学の合格は相関があるようだ。

小論文を真面目にやり切った人の合格率はかなり高い。
その逆に小論文を最後までやり切れなかった人の合格率はどうしても低くなる。

なぜこんなことになるのかと言えば、たくさんの小論文の点数アップの
ポイントを学んでいくためである。

やってはいけないことと、やっていいことの区別がたくさんつくように
なれば、それだけ点数は上がっていく。
















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