メールマガジン (見本)

 ~詐欺的な宣伝手法でディジシステムの文和会の業績を発表すると、慶應の法科大学院合格率は100%です。しかしそういう事は勘違いが起こるので言いません。~

東京大学後期試験や慶應大学のSFCなどの様に倍率と問題レベルが高い小論文試験で、普通では絶対にない合格率を発表している業者があり、その事について電話で問い合わせがありましたので、判断基準として、興味がある方はメールマガジンのサンプルをお読みください。小論文試験を経験した事が無い人が指導していたり、ウソの業績発表、一人の子に何校も受験させて合格数の捏造など、教育業界も意外にやらせや詐欺もあるので注意が必要です。
常識で考えたらすぐに分かることですが、20人中1人しか合格せず19人が落ちる試験とか、10人中1人しか合格しない試験で、多くの受験生をサポートして、50%以上の合格率を維持するのは普通ではほぼムリです。弊社の場合も、慶應の経済など、小論文の配点が低く、小論文試験がほとんど関係ない学部も含めて英語や記憶能力をサポートして(母数については以下に詳しく詳説)の50%であり、センター試験で20点しか英語が取れませんでしたという記念受験組みがたくさんいる慶応、東大の受験生をざっくりサポートして、60%以上の合格率です。

※多くの生徒を教えたら、難関試験の場合は必ず合格確率は低い水準に落ち着きます。高すぎる合格率の業者があったら、すぐに詐欺と決め付けるのもよくはありません。
恐らくは古いデータで生徒数が少ない時のものを発表しているか、少ない人数でまぐれがあったかのどちらかです。

あからさまにおかしい場合は、集団でなければ立件できないでしょうから、5人から10人以上で、法テラスなどの法律の専門無料相談所に連絡してください。


小論文の合格率に関しては、合格は小論文だけで決まるわけではないということもポイントです。
とりわけ東大に関しては20人に一人の後期試験でという事になると、小学生を3ヶ月で高校生のインターハイに出場させるようなもので、どれだけ確率的に不自然な数字であるかは常識で考えて容易に創造がつくはずです。

あくまでも推察ですが、結論を言うとまず無理です。なぜそう考えるのかの根拠は以下の通り。

---------私の書籍からの引用-------------------------------------------------------------
始めに断っておかなければならないが、300人教えてその内の90%を難関試験に合格させるというのは、実質環境から変化させて優秀な人間を集めないとできない。いくつかの条件が無ければ不可能なのである。その理由の大きなものは以下の5つ。
1、 勉強していない人がいるから(直前から入塾など)
2、 試験まで時間があっても勉強できない人がいるから
3、 必ず言う事を聞かない人が一定の割合で出る為
4、 他の予備校や塾を使っている人が90%近くいる為
5、 慶應には、小論文試験があるので、早稲田の院卒でも不合格になる変わった試験だから。(基本的にはかなり準備をしないと全員不合格になる。)
 上記の理由一つでも、全体の合格率は一気に数十パーセントダウンするので、心配しなくても異常な合格率はありえない。5つ考えるまでも無い。

---------私の書籍からの引用-------------------------------------------------------------

さらに詳しく合格率の決まり方を知りたい人の為に、以下の5つの記事を掲載しておきます。

《このページの目次》
1、確率計算で分析する合格率
2、母集団から合格率と合格数の嘘を見破る
3、複数の側面から不自然性を検証する
4、小論文の科目的性質から考える合格率の不自然性(英語や社会のように覚えたからと言って点数が上がらないのが小論文)
5、試験の原理的メカニズムの性質から考察する合格率の不自然性について
6、合格不合格が決まる根本原理から考察する合格率の不自然性について

基本的な考え 確率計算で分析する合格率



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●難関大学に合格率80%越えなど、エリート集団を教えなければ無理な理由
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3科目受験で考えた場合に、

各科目が合格最低点に達しても、その合計は
合格最低点に達しませんが、

仮に、実力が無くてそれぞれの科目が合格最低点に達する可能性が

英語 10%
数学 50%(山があたることがあるから)
地歴 10%

という確率だったとしましょう。
記憶量が少ない場合は、数学以外はボロボロの
確率になると思ってください。嘘だと思ったらカコモンに
知識量が無い状態であたってみましょう。
10年分解けば、何パーセントの確率で合格最低点に達するのかの
およその数値が出るでしょう。

知識が無いという事は、分からないということですから、
4択の問題以外は、50択の中からエイやっで選ぶ確率なんです。
太陽が西から上がる事があっても、50%の得点など不可能な
くらいの数値になるでしょう。(バカらしいので計算しませんが)


英語 10%
数学 50%(山があたることがあるから)
地歴 10%

上記の計算をすると、
0,1×0,5×0,1=0、005となりますから、
これをパーセンテージであらわすと、0,5
%という事になります。

つまり、こんなに知識量が少ない状態で受験しても99、5%不合格ということ。

仮に100万歩譲って
それぞれが50%の確率で合格最低点に達するとしましょう。
(実際にはそれぞれの科目の合格最低点に達したところで
合格最低点には届きませんが)


分らないところもエイヤッで選択して超、超、超ラッキーが
起こり、神様が降りてきたとしか思えないようなラッキーが
起こり、正解したとしましょう。
(この部分の確率計算してもそんなアホな事が起こるはずが
無い事はすぐに分りますが。)


それでも、
0,5×0,5×0,5=0,125となりますから
パーセンテージであらわすと、12、5%なんです。

知識量が少ない状態で受験するということはこれくらいの
合格率になるということです。

ですから、難関大学に合格する可能性が80%を超えると
宣伝しているような業者は基本的には誇大広告か
虚偽の宣伝をしていると考えていいでしょう。


ましてや、偏差値が低い人を教えているならそれは
なおさらです。
偏差値が60を越える状態からとか、
偏差値が65を越える人しか最初から教えていません
というなら、話は別です。

偏差値が低い状態から教えるのが売りになっていて、
そういう事を言っているのなら、勉強時間が足りないので
(11月や12月に入会する子などもいますから)
物理的に、そんな合格確率は不可能でしょう。
このメルマガの読者の方はそういう宣伝に騙されないように
してください。
受験は将来がかかっていますからね。
難関大学は基本的に90%くらいの人が不合格になる試験です。

逆に言えば、・・・

私が4月は可能性の月と言った理由はここにあります。
私が教えて、ほぼ確実に合格させてあげる自信があると言っても
それは、12月の時点から教えてではありません。

せめて一年くらい前から全部私が言った通りにするなら、
絶対に慶應大学には合格させる自信があります。

私立文系なら1年、国立理系、東大、医学部なら物理的に
2年くらいの時間が、絶対合格には必要です。

もちろん、今までの貯金がある人は別です。コツコツ勉強して
いて、その積み重ねが大きい人は、一年でも半年でもOK
ということになります。

ゼロからなら、私立文系1年、国立理系、東大、医学部なら物理的に
2年くらいの時間が、絶対合格には必要です。

ただし、慶應大学が簡単というわけではありません。
その理由は小論文があるからです。
その証拠に小論文の配点が高くなれば
なるほど、その比率に比例して東大合格者の慶應合格者の
併願合格率は下がっています。
商学部は大体合格するのですが、
法学部は合格率が低いんですね。

早稲田の大学院を卒業した人が慶應のSFCに4回不合格になって
しまったという事例もありますが、その理由はここにあります。
小論文は知識量で合格が決まらない科目なんです。



それでは、最後に、各科目の合格最低点に達しなかったとしても、
他の科目が、異常にできて、点数が低い科目のカバーをした場合の
ケースを考えてみましょう。


正常な思考ができる人なら、こんな事は確率以前に考える必要が無い
事は十分承知されていると思います。

なぜならば、科目ごとの合格最低点とは、その科目の最低点なのですから、
そもそもは、他の科目が異常にできてほとんどまぐれで合格した人の
点数なのです。確率で言えば、100分の1とか、そういうレベルで
できていない人がたまたま合格した場合の点数ですから、
そこにすら達しない人が合格できるなどということはほぼありえません。

数千人から受験しているという事を思い出す必用があります。
人気大学なら、ひとつの学部に3000人くらいは受験をするでしょう。
その中の最低点で合格した人の点数が科目ごとの最低点となっている
わけなんですね。

ですから、基本的には考えるに値しないわけです。


合格率に関するメールマガジン1





-------------------------ここから----------------------------
こんにちは。
牛山です。

今日はみなさんにとって大変興味がある
合格数・合格率についてお話をしたいと思います。

データから仮説・推論を述べるのが小論文
でもありますので、頭の体操だと思って、

----------------------------------------------

合格数・合格率が高い予備校は、利用価値が高いという
主張についてあなたの考えを自由に述べよ

----------------------------------------------

という問題があったらどう書くか?
なーんて考えながら読んでみてください。



文和会では、一応インターネットで告知する
事で全国に小論文を学ぶ人がいる形となって
いますが、実質私が添削した人で慶應受験希望者
の合格率は、50%くらいではないかと思います。

2人に一人が合格です。
(選抜なしの数字です。選抜については以下に書きます。)


添削用紙には、志望大学が記載されています。

そうすると、ああ、ここの大学を受けるんだね
という事が分かりますので、大体の合格率を
把握できるわけです。


よく合格者数を気にする人がいますが、
合格者数は全体の母数で決まるので実は全く
意味がないんですね。

------------------------------------------------
※ここは重要でけっこう多くの人がいいように
騙されています。皆さんは騙されないようにしましょう。
広告宣伝能力は資金力に比例するので品質とは必ずしも
相関関係は高くないわけです。
SFCの過去問題で世論の形成過程について述べさせる
問題がありましたが、実学重視の問題ですよね~
宣伝能力が世論形成に影響するという事は、
資本主義の大きな構造上の問題点でもあるわけです。
こういう視点が無いと、問題把握していないんですから
有効な対策など思いつくはずもありません。
------------------------------------------------

北海道の釧路市の予備校が5000人に宣伝して
生徒を集めた場合と全国の家庭5000万世帯に
チラシ折込広告を行う予備校では合格者数が違って
当たり前だし、違わないと相当に指導品質が低い
という事になるでしょう。


ただし、当然ですが母数の数が増えるとその分
合格率も下がります。


したがって多くの場合数しか宣伝されないわけです。

合格者数と合格率が両方高いという事は、
その母集団の質がかなり高いと同時に、良質な
指導が行なわれているという事が予測できます。


つまり、母集団が既に厳しく選抜されている
状態ですね。

合格率だけを気にするのであれば
スーパークラスという選抜クラスを作り、
そのクラスは優秀な人しか入れないように
すればいいのです。

だいたい予備校はクラス分けをしますが、
後で合格率を発表する場合はこういうクラスの
合格率が発表されたりします。

そこで、

合格数と合格率から品質を推測する為の最低材料と
して以下の2点が挙げられます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●合格者数と合格率から品質(指導内容)を考察する判断材料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

合格率→母集団の形成過程が精査される必要がある
合格数→母集団の数が精査される必要がある。

以上が必要最低限の判断材料ですね。

ただ、問い合わせの電話の中でも合格数を聞いてきた
人はいても、母集団の数を聞いてきたり、母集団の
形成過程について聞かれる事は一度もありませんっ(笑)



そう考えると、話はそれますが、慶應の法学部の学生は
本当に優秀ですよね。

司法試験の合格率と合格数が共にBEST3入りです。



文和会はクラスの選別を意味が無いのでやりません。
B判定の解答を書く子だけ集めたら限りなく100%に
合格率はなりますけども。


宣伝の為に分けるのも、そんなことは最初からしないので
やらないし、できない状態をできる状態に変えるのが
私の仕事なので分けることに意味がないんです。

レベル別の問題を用意するのは数学では意味があっても
小論文では、あまり意味が無い。
数学の場合は頭の中に入れた材料が無いと応用問題を
解けないことがありますが、小論文の場合はそうではない
からです。


う~ん。

でもね。




・・・と言いますか、合格する為には、合格率とか合格数
という基準よりも、何が問題を解決するのか?という
長期的な視点と、戦略、戦術の方がはるかに重要なんです。


例えば、Z会の利用方法でも、岡山大学の医学部の子と
話をしていると、東大受験経験がある子もいるわけなんです
が、数学は非常にいいと、東大対策の、数学はZ会が
絶対にいいと、言うわけなんです。
でも他の科目は使わなかったりします。

きちんとギャップを埋めていく為の勉強をしていて、
センター試験でも800点以上取り、合格しているんですね。


ところが過去問題とのギャップの中で問題解決をはかっていく
という考えが無い人は、あれがいいらしい、これがいいらしい
という風になって、判断基準を人に丸投げしたりしている
わけです。

そうすると問題解決の判断基準がズレているので当然に
合格できない・・

そういう構図があるのをいろいろな受験生と話をすればする
ほど、痛感します。




以上。

合格数と合格率のお話でした。
http://maishu.kir.jp/base/sixyouron/sr-2/tensaku.html
↑文和会では、問題の添削だけではなく、問題を解く思考過程と
解法パターン、減点につながらない解答力を養成します。

通常の添削は問題点を指摘されるだけですが、それではどんな
問題が出ても迷わず解答できる力はつきにくい、そういう問題を
解決する通信添削塾です。

単なる論理力ではなく、ハイコンセプト時代の、高い問題解決
能力が要求される慶應SFC受験者には特にお薦めです。
問題解法のコンセプトを、一般的な指導とは違った角度から
解説します。


 

 

合格率に関するメールマガジン2 ※こちらの方が重要 (見本)

こんにちは。
牛山です。

東大と慶應に合格率70%という宣伝を見たのですが
本当でしょうか?


悲痛な声で電話がかかってきました。

基本的に私は他社の宣伝であるとかサービスに
ついては一切ノーコメントです。

ただ、クライアントが困る状況は見過ごせません。


ちょっと頭でイメージしてみましょうか?

体育館に400人の生徒が集まっている事って経験
した事がありますよね?

その光景をイメージしましたか?

それが、ほんの一握り、20人~40人になるのが
東大、慶應の試験です。

論文試験に関してということですよ。

それを300人ほど合格させていますよ・・・

という宣伝文句らしいですね。

正直に言いますが
小論文しか指導しないということだと私にはムリですね。
私が指導する文和会は、今まで実績が少なかった
ので、そこまで生徒は多くありませんでした。

だから50%くらいの合格率だったんです。
↑それでもこの数字は多い方だと思います。
慶應合格50%の学校は聞いたことがありませんので。


東京大学後期試験や慶應大学のSFCなどの様に
倍率と問題レベルが高い小論文試験で、普通では
絶対にない合格率を発表している業者があり、そ
の事について電話で問い合わせがありましたので、
判断基準として、興味がある方はメールマガジン
のサンプルをお読みください。
http://www.skilladviser.com/base/sixyouron/sr-2/tensaku.html

小論文試験を経験した事が無い人が指導していたり、
ウソの業績発表、一人の子に何校も受験させて合格数
の捏造など、教育業界も意外にやらせや詐欺があるので注意が
必要です。


常識で考えたらすぐに分かることですが、20人中
1人しか合格せず19人が落ちる試験とか、10人中
1人しか合格しない試験で、50%以上の合格率を維持
するのは普通ではほぼムリです。


弊社の場合も、慶應の経済など、小論文試験がほとんど
関係ない学部も含めて英語や記憶能力をサポートして
(母数については
以下に詳しく詳説)の50%であり、センター試験で20点
しか英語が取れませんでしたという記念受験組みがたくさん
いる慶応、東大の受験生をざっくりサポートして、60%以上
の合格率、とりわけ東大に関しては20人に一人の後期試験で
という事になると、小学生を3ヶ月で高校生のインターハイに
出場させるようなもので、どれだけ確率的に不自然な数字であ
るかは常識で考えて容易に創造がつくはずです。

小論文だけでは受験しないということが最大のポイント
なんですよ!

この部分はご理解いただけるかと思います。

慶應SFCの英語の試験はTOEICよりも難しく
弊社のHPに出ている中垣君も割合的にはTOEICよりも
点数は低かったんですよ。

慶應の模試で英語1位の子がです。

つまり、全受験生70万人の内、あるいは慶應受験の子
の内、英語の試験で足きりにひっかかる英語力の子の
割合は圧倒的に多いという事です。

だいたい7割取れなければ不合格と言われています。

ではこの英語の試験で足きりにひっかからない子の割合が
5割いるかというと、NOでしょうね。

慶應の試験はセンター試験のような基礎学力問題ではないんです。

難しい問題をさらに難しくしてプリンの一番上をすくうような
試験です。

東京大学の後期試験でも数学と英語で実質的な合格点が
取れている子が20人中何人いるでしょうか?

数学に関しては文系の子は一問も解けなくてもおかしくは
ありません。

ハイ。不合格ですね。

文系の子が占める割合を考えてみましょう。もう既に
かなり不自然ですね。数学の得点が1割程度でも合格したのでしょうか?
(笑)

コレと同じように、記憶術と検索すると、30分で1000語記憶
するとかいう業者が出てきて、非常に売れているらしいんですよ。
計算すると・・・
なになに・・・1、8秒で一個覚えてずっと忘れないそうです。
ナサの研究者や、MITの研究者が行列をなすでしょうね。
本当ならばの話ですが。


いずれにしても、配点比率からイメージして、全受験生の内
東大後期で小論文を抜いた得点で合格レベルの子は恐らく
ですが、10人に一人もいないでしょう。

百歩譲って、5人に一人だったとしましょうか?


ところで宣伝の合格率って何パーセントでしたっけ?
という話で、

70%?

20%と70%の間の50%の差がいかようにして
生まれているのか説明が欲しいところですね。

私牛山も誰よりも実力を伸ばす自信はありますが、
神様の様な事はできません。


地味なアドバイスも多いんです。
SFCを受験するならもっと本を読めとかね。

これは、もちろんその人の文章を見てから、その後に
現実的な問題を解決する為のアドバイスを個別に行なう
んです。

電話で話もして一人ひとりの合格確率をギリギリまで
引き上げる。小論文以外に英語や速読を指導して読書の数を増やし
それを、大量に蓄積させて、浅い見解を述べさせないようにする。
そうやって少しでも引き上げるから、10人に一人の試験で50%くらいに
なっていて、それを52%とはいえないわけですよ。

なぜならば、52%ということは、少なくとも母数が100人以上いるという
事ですからね!

(小数点以下を切り捨てていなければということです。ただ
もしかしたら、5人受験して、4人合格とか、6人中5人合格
とかね、もうこいつは合格するなという優秀な人間だけを対象とした
データなのかもしれない。もしそうなら、かなり不適切なデータ
とも言えますね。ボクも灘高校に行って授業をして
その子たちが全員東大、慶應、早稲田に合格するんだから、
東大、早慶合格97%!!とかになるでしょう。それはデータと
しては提示してはいけませんよね。)

いかにおかしなことになっているかという話なんです。

これは東大の後期試験についても同じです。

論文の添削は電話指導よりいいものは無いのですが
みなさんあまりそこに気付いていないようで、
書いて送ってもらうことを望みますが、
電話でなければ伝えられない事や、書ききれなかった
点などが実はいくらでもあるんですね。


書くと傷ついてしまうような事でも
電話で話をすれば、やんわり伝える事もできます。

こうやって一人ひとりの生身の人間をしっかりサポートして
それでやっと母数の人数が少なくて50%です。

母数が増えれば増えるほど、東大後期なら20人に一人、
慶應なら10人に一人という合格数に近づくのが
数学的な思考をして当然過ぎる、自然の摂理とも言える
真実です。


私も神ではありませんのでこの法則性の元にしか
指導はできません。


私が不自然だと感じる大きなポイントは以下の
2点です。

《得点という側面から見た不自然性について》

東大で6割得点で合格するとして、英語と数学の
得点が後期試験で6割に達する受験生は全体の何割
なのでしょうか?

東大対策をしているあなたなら肌で分かると思い
ますが、30%以下なのではないでしょうか?

合格率70%の母集団、つまりそこで添削を受けた
受験生が全員この2科目で6割越えをしていなけ
れば、実質的には英語と数学の失点分を小論文で
補い、(補うだけでは横並びになるだけなので)
それ以上に得点しなければならんという話になる
でしょう。70%越えの合格率とはこういう事です。
失点分を補っているという宣伝と実質的に同義で
あり、それが東大後期であるがゆえに余計に不自然
です。


《人の側面から見た場合の不自然性について》
中学に入る前から勉強ばかりやってきた学生が
日本中から集まる東京大学の学生の内、20人に
一人しか取らないような超がつく熾烈を極める
競争試験で、合格率70%越えを可能にするとしたら神のごとき
指導なのでしょう。

人を研究してきた私の見解を言えば不可能です。
つまり小学生も混じったような任意に集められた
集団をほぼ全員高校陸上のインターハイでベスト8に
入れるようなものだからですね。
私自身も力を引き上げる事は恐らくは日本で小論文に関しては
TOPレベルと自負していますが、重要な事は
その後に、引き上げられた集団との競争が
あるという現実です。
かなりのアドバンテージがある連中がいるという事です。
早稲田出身の村上春樹のようなセンスを身に付けた人も中にはいますし、
5歳の頃からネイティブと会話をしていた、
このHPにも出ている中垣君のような人もいるという
事が問題なのです。

力を突出して伸ばすという事と合格率が高いという
ことは決してイコールにはなりません。
難関試験の場合は母集団の数が増えれば合格率は当然
下がるからです。


以上が、私の考察です。参考にしてみてください。

 

 

合格率に関するメールマガジン3 配点と小論文 慶應大学大学院合格率100%?

こんにちは。
牛山です。
今日は試験全体の配点と小論文の関係について考えたいと
思います。


今日は消費生活専門指導員の資格試験の為に添削依頼を
うけていましたのでその添削をしていました。

http://maishu.kir.jp/base/brogteki/28.html
↑その画像がこれ


消費生活専門指導員というのは消費者センターで
受付、相談をする指導員の事です。

いわゆる消費者の味方という事です。

世の中の悪徳業者から一般消費者を守る仕事ですね。


ちなみに詐欺罪というのは以下のような刑罰に
処せられます。

--------------------------------------------------------
(詐欺)
刑法第二百四十六条  人を欺いて財物を交付させた者は、
十年以下の懲役に処する。
2  前項の方法により、財産上不法の利益を得、
又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
--------------------------------------------------------

豆知識でした。


今日の添削で、またもや痛感したのは、論文試験の解き方
書き方です。

文章力があり、内容がしっかりしているのに、きちんと
伝えていない事で大きく減点されてしまっていたんですね。

今年は合格されるのではないかなと思います。
添削した時にそういう手ごたえがありました。

添削をした時に手ごたえがあるというのは、これは添削次第
で合格できるなとか、

まだこの子は文章のレベルを引き上げる事ができていないな

という感覚のことです。

こういう風に言うと、そんな感覚あるのかなーと思ったり、
あなたは消費安全法について学んでいるのですか?

と思われたりするわけなんですが、実はそういうのは
そこまで関係ないんです。

その理由は配点にあります。
このメルマガの下の部分で詳しく解説しています。


文章を総合的に見て、添削した時に手ごたえというのがあるんですよね。


ただ・・・

当然ですが手ごたえがない時もあります。

手ごたえというのは合格の手ごたえという事です。

どういう場合かというと、まだ文章のレベルが引きあがっていない
場合、考察過程、思考過程に問題がある場合です。
(これは鍛える事ができるので大丈夫です。)


考察過程や思考過程はすぐに矯正がある程度可能です。
しかし、文章力というのはごまかしがきかない部分があります。

それはその人が今までどれだけの文章にあたってきているか
によるからですね。


ところがですね。
これがどうにでもなるという人がいるんです。

不思議ですね~


これが前回のメルマガで説明した、合格率の話につながり
今回のメルマガの最初の部分でご紹介した消費者生活センターの
話につながるんです。
http://www.skilladviser.com/base/sixyouron/sr-2/tensaku.html
(ページの一番下に前回のメルマガがあります。)

どういう事かと言うとですね、

前回のメルマガで取り上げた東大と慶應に合格率7割越え
という宣伝です。
本当なんでしょうか?と一日中勉強している学生が真剣に悩んで
弊社に電話をかけてきてですね、私が話をしてこれはちょっと
見過ごせないレベルなんじゃないかというんで取り上げたん
ですね。

どう考えてもありえない話です。フタをあけたら、かなりの
実力者を4人サポートして3人合格しましたっていうオチなら
ありえますが・・・それだったら他の科目で合格しているんじゃ
ないの?という話で宣伝内容は意図的な勘違いを誘発していると
とれますね。これは刑法でいうと詐欺罪に該当します。
法律の要件には、錯誤を意図的に起こさせると記載されている
ので要件にはバッチリ当てはまるとも解釈可能です。


ブラジルから日本にやってきて1ヶ月のなんとか日本語を
書くことができるようなブラジル人に論文を書かせたと
してもですね、東大や慶應に合格できるようになると・・・

やはりそれは無いです。
ブラジル人の例えと実質的には同じなんですよ。
日本語の表現力がそこまで高まっていない状態というのは
そんなもんです。


どんな添削をしても
今まで10冊しか本を読んだ事が無い人の頭を1000冊読んだ
事がある状態にはできないからです。

これはどんな指導をしても
スクワットが10回しかできなかった人を瞬時に200回のスクワットが
できるような状態にする事ができないのと全く同じ原理で
賢明な人には説明は不要ですね。

脳科学的に説明すれば
脳内のニューロンの結合量の問題であってそれは
物理的な問題ですから物理的に解決するしかないからなんですよ。


じゃあ牛山は何ができるかというと、
合格率の引き上げです。

でも届かない事もあります。
この時は私も責任を感じます。
3月4月はうれしい月でもありますが、つらい月でもあります。
私にももっと出来る事やしてあげられることが
あったんじゃないかと思うんですね。



引きあがったけどギリギリ届かない事もあります。
だから合格率は今の所60%くらいなんです。
母数は少ない状態でですよ。
そして私は小論文だけではなく速読や英語習得も
指導してこの数字です。記憶作りや高速学習もサポートして
という事です。

慶應の経済は英語の配点が150、日本史100論文70
ですから、実質的には英語をサポートしないと逆立ちしても
合格しないわけです。帰国子女もそこそこいます。

ですから小論文の授業もしないで添削だけしてバンバン慶應
に合格させていますというのは不自然極まりないわけです。

英語で8割以上とる連中に対抗する為に
小論文の点数を10点くらい上げ下げ
しても焼け石に水で何も変りません。

昨年弊社がサポートした子で慶應の経済に合格した子は私が
英語と記憶のサポートをしています。
つまり、日本史と英語で点数をグッと引き上げているわけです。
彼女は添削だけはしなかったんですね。
経済志望ですからそれもありかもしれません。


その他の事例を挙げますと

弊社の7日間プログラムと添削を受けて、
先日の法科大学院の合格発表で慶應の法科大学院の合格者が
出ましたので、

慶應の法科大学院の合格率は100%です(笑)

でも私はそれを100%とは発表しないです。
詐欺じゃないですかそれは。
もっとたくさんの慶應法科大学院の受験生をサポートすれば
当然ですが合格率は下がっていくでしょう。

東大、慶應、中央大学の法科大学院は人気がありますので
実力者がひしめきあいますからね。


《大学や大学院の受験科目の配点》


英語・・・・・・■■
論文・・・・・・●●
(数学等)・・・★★


合計点 ■■●●★★

《小論文の配点 (●●の部分)》

文章
内容
構成
発想力
その他

論文の配点は上記5項目であると一般的には言われています。

これらをバランスよく高める事で小論文の点数を引き上げて
いくのが私が提供している小論文の授業です。
唯一授業では引き上げる事ができないのが、文章力です。

これはみなさんの日常生活にかかっているからですね。

注意しなければいけないのはこの文章力がケタはずれな人も
中にはいるという事です。


文章....100
内容....100
構成....100
発想力..100
その他..100


授業で上げやすいのは、構成、内容、発想力、その他

添削で上げやすいのは、構成、内容、

どちらかと言えば、より多くのものを与えやすいのは授業です。
構成、内容、発想力、その他の部分の点数を引き上げていく為に
3日ほどで20~40点引き上げます。(100点満点の場合)

添削は以下の二つが主な目的です。

□小論文の点数を安定させる事(失敗を指摘して、本番で失敗しないようにする)
□トリッキーな問題に対処できるようにする事




今日は試験全体の配点と小論文の関係についていろいろと
書いてみました。

参考にして今後の試験対策に役立ててください。



追伸

私は記憶塾という通信制の塾を運営して一人ひとりの生活
データを提供してもらっているので分かるのですが、
勉強時間が一日に3時間いかない人もけっこうな割合で
います。

そうすると当然慶應東大にはまず合格できません。
受験者には一定の割合で勉強時間が圧倒的に少ない人も
いるということも考慮する必要があります。




合格率に関するメールマガジン4  数学の確率の知識を使え!






こんにちは。
牛山です。

先日ある問い合わせがありました。

そこで!

今日のお話のテーマは
問題集の選定サービスについてです。



何それ??
という人のためにちょっと説明しますね。

あなたが合格するには、どの問題集をすればいいか教えて
あげよう!というサービスで
月額がだいたい2万円前後です。


誇大広告をやって証拠が無いのがこういう業者の特徴。
誇大広告すぎるので、被害が拡大する事を心配した私が
メルマガで論理の矛盾を指摘すると
HPの表記が変わっていたりしたので、相当ショックを私も受けた
経験があります。

やっぱりかと思ったものです。
http://maishu.kir.jp/base/sixyouron/sr-2/tensaku-mail-sample.html

↑合格率と合格数を正しく考えて判断基準にする為の考え方
をここで解説しています。小論文的な考察が日常生活でも
役立つんですね。


で・・・・

私個人の意見を述べますと、
問題集の選定業者の利用価値はほとんどないと考えています。


例えば・・・
資格試験で大手3大予備校と他の学校でどこのテキスト
をメインにすべきでしょうか?
という質問があれば、これは実は結構な問題だと思いますが、
大学受験に関して言えば、実はその心配はほとんどありません。

大学受験の問題集選びで
重要なことは地雷を踏まない事なんです。
つまりは力がつく問題集はどれかという事を気にするのでは
なく、力がつかない問題集や参考書の類を避ければいいだけ
なんですね。

ところがこれが分っていない人は、あれもこれもあれも
これも魅力的に見えて、パニックになった挙句

どれをやれば力がついて合格できるんだろう・・・
それが問題だ・・・・


という思考に陥り、誇大広告の詐欺的な業者にひっかかって
しまうという事が実はけっこうあります。

問題集を選んであげるだけで、年間20万円以上の金額を
請求する業者です。


先日もそういう会社で全く何も変わらないという子が
弊社に連絡をしてきたばかり。


ところで問題集を選定してもらう価値とはどういうもの
なんでしょうか?

たとえば、Z会の一問一答が2000項目あって、
東進予備校系列の問題集が2300項目あって
どっちを使えばいいでしょうか!!

一体どっちがいいんだ!どっちが正解なんだうぉぉっぉおぉ~






ってそりゃどっちもいい問題集だから同じでしょう
っていう話です。

そもそも、大学受験の問題集というのは、大手予備校や、
学習参考書の老舗的な出版社はさんざん過去問題を研究して
作っているので、データベース的には変わらないんです。
パソコンを使って集めていますからね。

イメージ的には上記の両者はこういう感じ↓


★★★★★★★★★★★★★  Z会
★★★★★★★★★★★★★★ 東進

量が違うだけ
どちらが優れいているなんて量だけからは判断できませんよね。
恐らくこの2冊の相当な部分がかぶっています。

こういう傾向は当然ですが文法の問題集だって同じなんですよ。
英語の文法も古典の文法も、漢文も同じ。

むしろ・・・・
こういうそれぞれのジャンルでは

ポレポレ英文読解

とか

横山ロジカルリーディングの実況中継

とか

早覚え漢文即答法

などの超有名良質問題集があるので、

1冊目は何をするかなんてほとんど決まっているようなものなんです。
そう、2冊目が何かみたいなね、もうほとんどそういうレベルの話なんです。
心配なら両方やればいいんです。
チェック用に。
だから学部別に頻出分野をやればいいし、
私立文系だったら、併願する学部で最も重複して頻出する分野で配点が高い
ところを重点的にやれば、いいだけの話なんですよ。
こりゃ誰だって人の力を借りなくてもできますよね?




こういう問題集の選定が力を発揮してくるのは機械的な
暗記作業が中心の私立文系ではなくて、

東大京大の理系や、医学部進学で8科目同時並行とか
そういう人でしょう。

この場合は、理解作業にかける時間が必要な分、機械的に
記憶量を積み上げていくという物量戦の色合いが薄くなるので、
(短期合格を狙う人や英語重視で京都大学を狙う人はね)


どの問題集を使うかなどは大きな問題になってくるかと思います。

それから、解説がしっかりしているとか、自分のレベルに合っている
、自分の性にあっているというのは、理解系科目特有の特性ですよね。



ところが、私立文系や、中堅クラスの資格試験、国家試験の場合は
そもそもがそのほとんどが暗記中心なんです。
問題集の選定が重要なのではなくて、冊数が重要なんですよ。


最低限の傾向と対策は明確に赤本に書いてあって、それに対応した
各分野ごとの良質な問題集が、各出版社から出ているので、
そんなに心配なら、両方やれば重複部分を消す事ができるので
いいだけの話なんですね。

その時間が無いというのは、覚えこんでいない証拠です。
例えば、弊社の慶応大学専用クラスの子達の中でも要領がいい子は
ガンガン問題集を記憶しまくっています。


たいていは大量記憶の記憶方法が自分に向かないと思ったら自動記憶の
方法で覚えていて、

自動記憶の方法が抵抗あるなら、大量記憶の方法で覚えていて

そのどちらも性に合わないなら、自力で覚える。

ただ、あまりそういう子はいません。たいていどちらかで覚えているようです。


重要な事は何をやるかではなくてどうやるかです。
むしろ科目ごとの特性、点数が上がる原理のようなものをしっかりと
理解して、そこからはずれない勉強をする事の方がはるかに大切です。

問題を見て、答えを見て、覚えこむ、そしてそれをある程度のグループで
グルグル繰り返したら次に進む

これが最もスタンダードな勉強の基本ですよね?
私はこの方法を中学の時にやっていました。


そういう方法で無理やり問題集を果てしなく繰り返しても記憶できます。

何を覚えるかじゃなくて冊数、
何科目あるかじゃなくて、記憶項目数

これが重要なんだという認識と、これらの総合計が、合格最低点を上回るように
するゲームなんだという認識があれば、世間一般で言われている学部別の
難易度がいかにバカらしく根拠が無いものなのかも良く分るはずです。
そういう風に錯覚しているのは、電卓をたたいていない、記憶項目数を
把握していないだけなんです。
あとは記憶事項が増えた時に対応しきれていないだけ。
記憶量で難易度が決まる時代は私が自動記憶勉強法を出版した時点で
終わったと考えています。正直、時間の数だけ記憶できるので、何も難しくは
ありません。

一般論を言うと、
併願数に応じて戦略が不明確になり、通常は合格率が下がります。

併願数を増やしたら、それだけ合格する確率が必ずしも上がるわけ
ではありません。戦略が不明確になるから下がるという事もあります。

その時にどうやって合格確率を計算すればいいのか?
つまりは戦略策定の判断基準、と判断方法は新刊に書きますのでぜひ
参考にしてみてください。
中学生でもできる計算なんです。高校数学で確率を習っている人は
要領が良ければ工夫してできると思いますよ。

ちょっとだけ言いますと、問題集の記憶項目数に応じて、予想点数を
出すんです。そして○点を上回る確率を分数にして計算してみてください。
一冊の問題集につき2パターン用意しても、ある程度正確に
計算できますよね。だから慶應だけにしようか早稲田も受験しようか
迷っていた人は、自分で電卓をはじけばいいんです。

むしろ、それよりも小論文の自分の実力と位置の方がはるかに戦略判断に
重要です。小論文だけが、問題集の冊数で特定の点数を上回る確率を
計算できないからなんですね。



併願先を増やせば増やすだけ合格率が上がるわけじゃないんだよなと
感じていた人は実際に電卓をたたいてみましょう。逆に併願先を
増やす事で合格率が下がっていることに気づくでしょう。
それに応じた対策を講じることで力が分散しているからですね。
実は確率の計算だったんですね。



ラッキー合格ではなく、ほぼ満点全勝合格、

こういう人が、試験をギャンブルではなく、確実に合格する対象にできる人
です。(国立大学受験で受験科目数が多い人は、合格最低点を少し上回るように
戦略を立てればいいでしょう。)


問題集の選定業者の甘い誘惑でアワワワとなっていた人は参考にしてみて
ください。

サービスは悪くありませんが、多くの場合宣伝が良くないですね。
合格数を宣伝している業者は多いですよね?あれは事業規模に比例している
と考えてもOKです。サービスも良質な可能性は高いとも言えます。
(数)の方はという事です。ごうかくしゃすうです。

(必ずしもではありませんよ。大量に受験生をすくっているので、
超大型漁船のイメージ。その中には、たくさんマグロ級に大きな魚が
いるのはイメージできますね?)


ただ、合格率は極端に大きい事はまずありません。(率)の
方に関して言うと、確率的にかなりおかしい。
そもそも受験直前に1冊しか問題集を記憶していない、一科目1冊受験生
なんてたっっっっっくさんいます。

そうしたら早慶受験したいと12月に来たら間に合う人もいても間に合わない
人も多いわけです。当然ですね。

そうするとその時点で合格率が異常に高いのはたったそれだけの理由から
考えてもおかしいんです。グループを分けないと高い合格率はおかしいし、
特別進学クラスの生徒の合格率ならそれを発表する必要がありますけど
そうはなっていません。

どういう事か分りやすく言うとですね。灘高校の生徒をちょこっと
教えて、彼らが東大にたくさん進学するとするじゃないですか。
どうだ!ボクが教えた子達はこんなに東大進学率が高い!!
とかね、言ってもそりゃ灘の生徒だもんという話です。


合格最低点をかなり下回る子が難関試験に合格する確率は電卓をたたくと分りますが
絶望的に低くなるんですよ。計算結果の確率は場合によっては10回に1回合格とか
100回に一回合格というのもザラなんです。数学的におかしいんですね。
物理的に時間がかかるんです。それは目標達成論に書いた通りです。


重要な事は、確実に合格するのは合格最低点より高めの点数を科目ごとに
取る事だけなんです。そうやって要素ごとに重要なポイントをクリアして
いけば必ず誰でも合格できるように試験はなっているということなんです。

問題集選定サービスでも、きちっと誠実にやっているところもあるようです。



http://maishu.kir.jp/base/sixyouron/sr-2/tensaku-mail-sample.html

↑合格率と合格数を正しく考えて判断基準にする為の考え方
をここで解説しています。

小論文的な考察が日常生活でも役立つんですね。
参考にしてみてください。



合格と不合格が決まるメカニズムから合格率を考える


合格と不合格は、環境要因と能力要因の掛け算で決まります。

環境要因とは
1)時間がある
2)お金がある
3)健康な体があり、心と体が正常である。

の3つが大きな条件です。

能力の要因とは能力に関する諸条件のことで

1)理解力
2)記憶力
3)判断力
4)思考力
5)EQ
6)集中力
7)モチベーション



等、ここに挙げきる事ができません。

ここでのポイントは、方法論では受験の問題は解決しないという
ことです。先天的に生まれ育った環境が劣悪で、青年期に勉学に対するモチベーションが
上がらない人もいます。

方法をスイッチすればモチベーションがカンタンに上がるかと言ったらそういう
事はありません。

また、判断も大きな実力の差を作ります。
このように、方法論だけですべての問題が解決しないメカニズムがあり、
お金の問題や健康の問題、時間の問題など、諸条件が人によって違う為に、

何らかの方法をそこに加えるとか、サービスを受けるということで、難関試験の合格率が
90%を超えるという事が極めて不自然です。

サービスが宇宙一であるとか、そのような次元の問題ではなく、
その中には、お金を払う事ができないとか、働かなければならないとか、
部活で時間が無いとか、精神科医にかかっているくらいに精神的に追い詰められて
いるとか、いじめにあって勉強どころではないとか、ある日彼女ができて勉強が
手につかなくなったなどなど、様々な環境条件の変化も含めて不確定要素が大きすぎる
のです。

90%という確率は上記の確率計算でも体験したと思われますが、ほんのわずかな
一つの要因がそこに加わるだけで絶対に不可能な数字となります。
ゆえに私は合格率90%を10人以上を指導して実現する事は、サービスの品質
問題以前の原理的なメカニズムの理由で、不可能に近いと考えています。

それが本当なのかどうかは、本当の所は誰にも分らないので、受験生は混乱して
しまうのでしょう。

逆に言えば、2年間かけて合格率が60%であるとか、70%であるという場合は、
誰が教えても同じです。100人集めて2年間指導すれば誰が指導してもよほど
指導が悪くない限り難関大学には合格させる事が可能です。
併願したから合格率が90%なのでしたというオチなのであれば、詐欺罪に該当
するかどうかがまず調べられるべきかもしれません。

 

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