記憶術、速読、英語など各種技術習得をサポートするディジシステム



 

8、夢と効率と目標





こんにちは。
牛山です。

今日のテーマは夢と目標を叶えるでいきたいと思います。
ただ、その中の、

今日は効率についてお話します。

私達が夢や目標をかなえるときに、効率って果たして
必要なんでしょうか?

世の中には失敗が成功の元であったり、非効率的な事が
効率的であったりとなかなか複雑です。

こういう事が私達の頭を混乱させますよね?

私の本に書いた事をちょっとだけ復習しますと・・・


---------------------------------------------------

私が書いた目標達成論という本は人にスポットを当てた
場合、脳内のニューロンの結合量を物理的に増やすという
観点からこの効率が重要であると主張しています。

ビジネスマンにも有益とMBAホルダーの方が推薦して
くださっているのは、人にスポットを当てない場合で
考えても、実は、ビジネスの現場では人が最終的には
必ず関与するので、同様の原理が人の脳内のニューロン以外の
ものにスポットをあてて働いているからです。

-------------------------------------------------------

話が複雑になってしまいましたね?(笑)

簡単に言えばそれは物理法則なんだから、
私達が成長するって言っても、この物理法則を無視しては
成長できませんというお話なんです。


私の本の最初のページにはピータードラッカーの言葉を引用しています。


-----------------------------------------------------------
もともとすべきではなかった事を効率よくやる

これほど意味の無い事は無い。

ピータードラッカー
-----------------------------------------------------------


この言葉は受験勉強をしている人にとっても極めて重要な
言葉だと思っています。

サーチエンジンで有名なグーグルの名誉会長である
村上氏の記事が雑誌に載っていまして、非常に興味深いので
ご紹介します。↓

---------------------------------------------------------
成果への貢献度が高い仕事を見極めるのが
効率アップの鍵

(中略)

こうすれば正しい優先順位づけができるという
ような手軽な方法はありません。
どれを選ぶかは、毎回真剣勝負と言っていいでしょう。
--------------------------------------------------------

ピータードラッカーにしてもグーグルの名誉会長である
村上氏にしても、共通しているのは、
効果を前提としている事です。


3つ目にご紹介したいのは、

近年ビジネス書でも大ヒットとなったレバレッジシリーズ。
まさしくこの効果の部分、少ない労力で大きな成果を得る
手法を紹介したものです。

このシリーズでも、効果を前提としている事が注目すべき
ポイントです。


上記にご紹介した3人の賢人の言葉・主張の共通点は、
何が効率的か効率的でないかは、効果を前提としなければ
分からないということです。

このロジック(論理)を逆から見た場合、
目標達成、希望の達成、我々の夢の達成に不可欠なのは
効率だけではなく、そこに加える瞬間瞬間の判断であると
言う事ができます。



私の書籍では、目標達成に最重要の要素は

効率、判断、やる気と説いています。

物理的にモノが移動する要因である、スピード、方向性、エネルギー
が、一定時間後の成果を決めるという内容です。

効果(目標達成)を前提とした場合、我々にとって極めて
重要なファクターは、上記の3人の賢人が主張している通り、
効率と・・・・・・


そして、『判断』という事になります。


結論に入ります。
効率は確かに重要ですが、それは単なる効率では意味がありません。
そこに加える判断とセットになってこそ、より確実な目標達成への
道がある。

・・・という結論になります。

上記の効率だけを重視する考えは、車に例えれば、
フェラーリのエンジンを積んでいて、ハンドルが壊れた車でレースを
するようなものです。

プリウスのエンジンを積んでいていても、
ハンドル(判断)が壊れていない車に乗っている方が
より私達は目標を達成しやすいということになります。


ここまでながながと細かい検討を加えていって、
これが一体なんの得になるってーの??

と言うのが率直な感想だと思います。

よーしじゃあ判断がそんなに大切なんだねと・・・
分かりました。

で?どうするの?

というのが率直な感想だと思います。

私が思うところを以下に書きますね。



私が最近いろいろな人をサポートする中で気づく事はこの
判断の部分で損をしてしまっている人が多いということです。

例えば、
●全科目を満遍なく毎日勉強したり、・・・・記憶の効率から言うと非効率的
●最後の直前でやるべきことを間違う・・・・効果(点数)が上がるものを優先的に
●模試での点数が悪いことで落ち込む・・・そこから仮説を立てればいいだけ
●点数が悪い原因の判断を誤る・・・先生が悪い、学校が悪い、塾が悪いわけではない

こういう状況は言ってみれば、極めて優秀な人(フェラーリのエンジンを
積んでいる人)が、ハンドルの壊れた車に乗っているようなものです。

せっかく優秀でもハンドルが壊れていては目標を達成できません。


2つ例を挙げます。

試験での得点というのは、各科目の地力+解答力で決まっています。
時間を突っ込んでもこれ以上成果がほとんど上がらない状態を
専門分野ではプラトーといいますが、この状態に
あってもさらに時間をねこそぎそこへつぎ込んで地力だけを引き上げる
ことにやっきな人がいます。

これは多くの失点へとつながるので、さっさと解答力を養成する
時間を確保して、点数をいかに取るかという勉強にシフトする
事が大切です。

自分で対策を立てにくい人は以下の解答力養成講座を利用して
ください。過去問を解いて困っている場合だけ利用してください。
http://www.skilladviser.com/base/kaitourixyoku.html




2つ目の事例は

よし!●●の夢にむかって目標を達成するぞ!と意気込んではみたもの
の、その計画の時点で既に間違っているケースです。

これは海図と方位磁石を持たずに太平洋を横断するようなものです。
360度の見渡す限り水平線の大海にあって、

ポツンと自分の船がそこに浮かんでいて、

あっちの方!と言っているようなもの。
目標を達成する可能性は激減します。
これを私は積み上げ式の勉強と呼んでいます。
逆算式で計画は立てる必要があります。

このような悲劇を回避する為に記憶塾のサービスはあります。
http://www.skilladviser.com/base/jixyuku/index.html






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●追伸
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今日の効率に関する検討に関して一点欠けているのは、時間軸の概念です。
拙著、目標達成論では効率と非効率、を論じる際に時間軸の概念を
加えています。

限定された環境の中での是非の判断は、
私達が現実に生活している激しく変化のある世界では
通用しなくなる事がある為です。

昨日は最善の判断だったことが今日は最善ではなくなっている
というのが現実の世界です。

そういう世界の中でいかにうまく対処していくべきかに
ついてのメソッドを紹介したのが

なぜ人は情報を集めて失敗するのか?目標達成論(エール出版社)です。
まだ読んでいないよ・・・
という人は書店で立ち読みしてください。

感想はこちらのページに置いています。

●プロの目から見て
http://www.skilladviser.com/base/kikantosixyo.html

●読者の皆様から頂戴したお手紙、ファックス
http://www.skilladviser.com/base/brogteki/27.html

学校の先生からも、ファックスを頂戴しました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●追伸2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最近は若い子が自分の人生設計を再設計するような場面に
たびたび出会います。

そういう時に相談をされたら、私はがんばれとは言いません。
絶対という言葉も安易には使いません。
本人が望んでいない形になってしまうかもしれない
からです。
本人が間違った判断基準を持っている時にだけそこに言及して
本人に考えさせるようにしています。

今の現時点で、リスクと代償と、メリットを自分で考えて
決断して行動したのであれば、それはきっと本人にとって
一番幸せであろうというのが私の考えです。
私は本人の幸せを第一に考えて、目標達成について説くように
しています。

目標によって人生をズタズタにされる事もあるかもしれない。
例えば、ビジネスのセミナーであなたは簡単に起業してお金持ちに
なると言われて、狂ったように全財産をつぎ込み、倒産
してしまうようなケースです。

今の時点で人生設計のクリアな決断をするか、決断を4年後に遅らせるか
その為の判断基準はどういうものが一般的なのか
牛山はどう思うのか、

そういう事を話すようにしています。
目標達成第一主義になって本当に大切なものを見失わないように
書籍の最後の章には私の思いを込めました。
何の為に目標を達成するの?という部分ですね。



レオナルドダヴィンチの手帳の表紙には

毎日の充実が一生の充実を作る

と書かれていたそうです。

もし、目標達成について悩む事がありましたら、参考にしていただければ
幸いです。




記憶術、速読、英語など各種技術習得をサポートするディジシステム TOPへ戻る(教材一覧)