Vol.44 感情設計理論に基づく小論文答案作成法

 

人の考えは、感情で決まっている


論理的に話さえすればなんでも論理的に相手の考え、読み手の考えを
変えることができるかと言えば、そんなことはありません。

脳科学的には、人の考えはかなり感情により左右されるということが
分かっています。

 

東京大学の教授等も参加した研究では、『感情の記憶』が人の行動に与える
影響も研究されたことがあります。

 

心理学の領域だけではなく、脳科学でも、人の感情が思考に与える影響が
分かっています。

 

また、私は意思決定についての研究を大学院で行いましたが、人の思考力も
感情に大きく左右されます。

このように、人の感情によって人の受ける印象が変わるのであれば、
あなたにとって大事なことは、いかにして読み手の感情を考慮に入れた
文章を書くかということです。

 

感情設計には、理論がある



感情が動く際には、いくつかの重要な類型に基づいた反応を
人は起こす傾向があります。

 

したがってまず学ぶべきはこれらの重要な類型です。

あなたが書いた小論文は、読み手の感情によって変わるということです。

 

しかしあなたはどのような人が、採点をするのかはわかりません。
そこで、どのような類型の人が読むとしても、評価される答案作りが
大切になってくるのです。

 

猪になると落ちる
このような考え方に対して、評価されにくいのは、イノシシになってしまう小論文です。

 

自分が思ったことを読み手にぶつけるような小論文や、あなたが勉強した内容
をそのまま読み手にぶつける小論文は、どうしても評価されにくくなってしまいます。

 

この感情に基づいた文章設計ができるようになれば、点数が1割~2割上がる
ことが多いです。

 

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