Vol.35 就職、昇進、就学、仕事場で一生役立つ 議論・話し合う力

 

小論文で点数を取りやすくなり、AO・推薦入試の切り札となる
 ディスカッションやディベートに詳しくなれば、あなたは小論文試験やグループディスカッションで点数を取りやすくなります。AO入試では、ここに配点があるので、しっかりと対策を行います。

 

理想のディスカッションはできない
 理想のディスカッションはできません。ディスカッションの教科書的な書籍には、ディスカッションはその人の能力でどのようにでもできると書いてあることがありますが、現実はそこまで生易しくはありません。慶應大学のグループディスカッションでも、ケンケンと人の意見を否定し続ける人もいれば、少しでも下手に出ればいわゆる俗に言う『ドヤ顔』をする人もいれば、陰湿にネチネチといつまでもしつこく絡んでくる人もいます。

 

 世の中には、神経質な性格の人もいれば、自己顕示欲が強い人もいます。このような人とうまく話を行っていくことができるようにならなければ、高いレベルで議論を行うことはできません。

 

東大卒、東大院卒、京大卒等と議論を行っても、負けたことはありません
 正直私は小論文講師をしていますので、議論にはめっぽう強いです。あらゆる議論は論理構造を明らかにし、すべての議論はスケルトンで論理構造が見えます。したがって小手先のテクニックや詭弁の類は瞬時に見破れます。(これは小論文講師なのですから当たり前です。)縮小解釈、拡大解釈、議論の誘導、論点のズレ、重要論点からの逸脱など、議論において議論の行方を惑わされるポイントはたいてい決まっています。私は大学が用意したTAとも議論をしたこともありますが、相手に謝られたことはあっても、自分が議論で屈したことはありません。成績優秀者にもなることができました。

 

 このように、議論には強くとも、実際にディスカッションをする時には、議論に強いだけではいけません。議論に強いことは、ディスカッションに関しては諸刃の剣だと思ってください。

 

 議論に勝とうとしている時点で、ディスカッションのレベルとしては(当然なのですが)大変レベルが低いと考える方がいいです。

 

議論の本質
 議論の本質についての理解が必要です。議論の本質は、『小論文技術習得講義』(エール出版社)にも書きましたが、和を作ることにあります。この和を作るということについて、表面的に理解しても仕方がありませんので、この授業では、より一層深く、多面的に理解をしていきます。

 

頭が良いかのように見えてしまう発言方法
ディスカッションの点数は実質的にはイメージや印象でも決まってしまいます。したがって、頭が良いかのように見えてしまう発言をする人は、得をすることが多くなります。

 

  たいしたことは言っておらず、内容が全くないことを言っても、そつなく頭が良さげに話す人は、頭が良さそうに見えてしまいます。この授業では、どのような人の意見やどのような意見の出し方が頭がよく見えるのかについても解説を行います。

 

『できる人』に見えるワンランク上のテクニック
どのような人の集まりでも、(なぜあの人はできる人に見えるのか?)というようなオーラを醸し出している人がいるものです。できるように見える人が本当にできる人ではありません。しかしながら、評価は『できる人』です。ディスカッションでも、『できる人』に見えることは大切です。

 

  ディベートの世界的権威の言葉は、

 

 何を言ったかが重要ではない。どのようなイメージが残ったかである。

 

 というものです。

  『できる人』だと思われなければ、あなたは軽蔑され、軽んじられるリスクもあります。できる人に思われることは実質的には重要になります。

 

議論に勝つのではなく、負けない方法
 議論に勝つよりも、負けない方が簡単です。どのように議論をコントロールしていけば、議論に勝つのではなく、負けないのかを解説します。時には口先の議論よりも、態度や物腰の方がディスカッションでは、大きな影響を相手に与えます。

 

反論する技法
 反論には技術があります。反論をする際に重要なポイントをすぐに列挙できる人は、反論をするための思考回路が頭の中にできています。単に言い返すだけであれば、それは自分の主張の繰り返しになってしまいます。この授業では、反論のパターンと有効な反論方法について理解を深めます。

 

受講形態

 

 オンライン受講

 ※オンライン受講の為、日本全国どこからでも受講可能です。