Vol.20 税と日本経済の基本理解
間接的に必要な数少ない知識
政治や経済についての知識はあればあるに越したことはありません。日頃新聞やニュースを読んでいることを前提とした問題が作られるからです。しかし、漠然とニュースや新聞を読んでも、小論文の問題を解くことができるようになるわけではありません。その理由は大きな流れが新聞では見えないからです。いくら最新のニュースを知っていても、潮流が読めなければ、日本の取るべき戦略や日本経済について論じることは絶対にできません。
出題されている
例えば、2013年度の慶應義塾大学総合政策学部や、慶應義塾大学経済学部の問題では、まさしく日本経済の本質的な問題点を元にした論述が求められました。最新のニュースが出ているのではなく、日本経済が抱える問題点についての考察を求められています。
税と日本経済を学ぶ意味
日本の税構造と、世界の税についての傾向、その周辺を学ぶことで、日本の経済が今どのような問題を抱えており、今後どのようにかじ取りを行っていくことができるのかについて、把握することができます。重要な思考の為の前提を頭にインストールしておけば、議論を行う時に何が最重要論点なのかが明確に分かるようになるでしょう。税と経済は切っても切り離せません。税こそが日本を支える根幹となっているからです。あらゆる政治の問題も、経済的な問題と切り離して論じることはできません。したがってこの授業では、日本経済を下支えしている税構造と税の潮流、可能性、過去の出来事について、解説を行います。
大学院で世界の大前研一氏から学んだ世界の税構造等のお話も小話としてさしはさんでいきます。
受講形態
オンライン受講
※オンライン受講の為、日本全国どこからでも受講可能です。