ウェブbook:小論文の実力がつくプロセス


 

2)慶應大学への実力の引き上げは、1年はみた方がいい。

慶應大学の小論文対策をいつから行うべきかについては、 一般的に私は1年前からがお勧めと話すことにしている。

短期合格を果たす人も中に入るが、全体的に見れば少ない。

また、そのような人がいろいろな塾で多いからといって、 それは単に多くの人が小論文をなめているだけであり、 小論文の才能がある人が受かっているだけのことなのだから それを真似するのは愚の骨頂である。

自分は自信があるので、短期間でよい ともあまり考えない方がいい。

一般的に小論文の実力は、本人の自信には比例しない ことが多い。

特に慶應大学を受験する人は、プライドが高い人が多いので、 慶應受験に関しては、自信まんまんで不合格になるケースは 非常に多いことに注意しなければならない。

私の考えは正しいに決まっている。 私はあなたに負けていない。

などの考えがある時、わりと危険である。

中には、高校1年生から、慶應クラスなどの塾に入塾する 人もいるが大変賢明である。

自分にあった塾で教えてもらうのがいいという考えがある。 この考えは間違ってはいないが結果にはつながりにくい。

自分にあった塾に通っても受かりはしない。 その理由はここまでにご紹介した通りであり、 成果が全く違うためだ。

例えば、スポーツで日本一になりたければ、日体大に進学するように、 自分があった大学で学ぶと・・・などとは考えない。

結果が一番出ることをやるのがもっともよい。

例外はすでに受かる力が十分にあり、 楽しく遊びながら合格を目指す場合だけである。

ただ、このような実力の人には、過去20年間程度で 一度も出会ったことはない。

みんな合格者は不合格になってもおかしくないレベルで 合格していくものである。

上記の意味では、

きちんとしたことを学んでも絶対はないのだからきちんとしたことを学ぶ方がいい。

素直に学んでも受からない人がいるのだから素直に学んだ方がいい。

長期間で学んでも成果が出ない人がいるのだから長期間学んだ方がいい。

ということになる。

簡単に言えば、多くの人は小論文という科目をなめすぎており、 損をしている。

あまりあなどらず、きちんとおけいこごととして進めていけばかなり 受かりやすくなるのである。



 

3)アウトプットだけでは受からない

小論文の対策を進めていくのに、アウトプットだけをやろうとする人がいる。

とにかく練習をやっていれば、小論文がうまくなるという考えである。

この考えは妥当ではない。


筑波大学の名誉教授は論文のレトリックという書籍の中で市販の小論文の本の約95%は不適当な内容であると述べている。

つまり、小論文の練習をいくらやったところで、教えられている小論文の点数が低い場合は、あなたの点数は上がらない。

それどころか下がってしまうこともある。

そこで、アウトプットと、インプットのバランスが大事となり、インプットの量が大事になる。







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