大学合格までの間違いだらけの受験法・勉強法

 

第三章 「ビリギャル」と同じく逆転合格劇を可能にする6つの秘密

 


ビリギャルが奇跡を起こしたのは勉強していなかったからである
 勉強だけを徹底的にやると、逆に合格しにくくなることがある。その理由は、いくつかある。第一に、判断が狂うからだ。勉強が苦手な人はいつまでも、非効率的な勉強をやっていることが珍しくない。第二に、モチベーションが上がらないからだ。簡単なことにつまづいて、勉強しなくなる人は驚くほど多い。第三に、科目の内容以外で点数がついていることがあるからだ。論理的思考力、創造的思考力、構想力、プレゼン能力、物腰、態度、速読力、問題発見能力、問題解決能力などである。まだまだある。

 したがって、まずは逆説的だが、勉強することを一度やめて、じっくり考えることが大切になる。イノシシのようにがんばっていると、逆に損をすることがある。一つずつ大切なポイントを見ていこう。

 遊び時間を削って以下のことをやってみよう。
 時には、勉強以上に大切なことである。


 

 

秘訣1:勉強せずに?慶應大学受験に詳しくなろう
 一つ目の秘訣は、慶應大学受験に詳しくなることである。(私は別に慶應大学に興味はありません。)という人も少なからずいるはずだ。ただ、考えてみて欲しい。もしも国立大学に不合格になった場合、あなたは浪人するだろうか。縁起でもないことは考えたくないとは思うが、第一志望が国立である場合、国立に不合格になり、慶應に合格した場合、慶應大学に進学しないだろうか。

 また、仮に今の偏差値が驚くほど低く、とても慶應大学など目指せないと感じている人でも、目指せばビリギャルの話ではないが合格することがある。

 と・・・言うよりも、きちんとした対策をやっておけば普通に合格する。

 ここまで言っても、「受かるわけがないんですけど」と感じている人もいるかもしれない。そんなことはない。誰でも難関試験は受かる可能性がある。受からないと決めつけている人は、やらない。だから受からないだけなのだ。難関試験に多くの人が合格している秘訣は、勉強方法と、やる気、受験術、小論文にある。ここを解決すればあなたも難関試験に合格できる可能性があるのである。

【お勧めの本】
「慶應大学絶対合格法」

【絶対に読んでおくべき記事】
第1回「従来の教育法では慶應に益々合格しにくくなる」 

第2回「慶應大学合格に必要な要素と中核」

第3回「慶應大学合格に有効な受験対策(前編)」 

第4回「慶應大学合格に有効な受験対策(後編)」  
〜「受け身の学習」から「攻めの学習」に変化させる〜

第5回「慶應小論文対策で失敗しないための根本的対策」

第6回 信頼関係と素直な心で慶應受験に強くなる

 


秘訣2:勉強せずに?本を読もう
 二つ目の秘訣は、本を読むことだ。私が本ウェブブックでご紹介したアプローチを採用するには、読書が欠かせない。

 要は、国立大学か、慶應大学に絶対に合格するためには、国立は後期も一応受けておき、ほとんど後期のための対策は何もしないというくらいでちょうどいい。小論文しかやらないわけだ。そして、慶應大学を受験する。理系の場合は、もしも手が届くなら慶應の医学部を受けたい人は受けてもいいだろう。やはり小論文がある。

 理系の方がかっこいいので、、、あるいは、理系の仕事に就きたいので、、、という人もいるだろう。しかし、今の時代、文理融合の学部もある。文理融合の大学におけるランキング1位はやはり慶應大学SFCなのだ。慶應大学SFCは、慶應大学理工学部や、国立大学理系を受験する人が意外と受験している。そしてこの学部の最大の特徴は配点の半分が小論文であるということだ。つまり、やはり小論文ができれば合格できるということなのだ。

 この小論文に対する骨太の対策は、読書である。本をしっかり読んでいる人は俄然受かりやすい。

【お勧めの本】
「速読暗記勉強法」

 

秘訣3:勉強せずに?勉強法に詳しくなろう
 勉強方法に詳しくなりなさい!と叱る保護者の方はあまりいない。ただ、勉強法には詳しい方がいい。ところが、勉強法の情報は氾濫しすぎている。私のようなスキルアップコンサルタントを通せば、いちいちあらゆる勉強方法をあなたが時間をかけて調べずとも、最先端の手法を学びとることができる。従って私のクライアントには東大受験生、医学部受験生、東大卒、医学部卒、東大院卒などが集まっている。

【お勧めの本】
「勉強法最強化PROJECT」

 

秘訣4:勉強せずに?モチベーションを上げよう
 モチベーションが低いのに、無理して勉強している人がいる。いいことにはならない。はなからモチベーションを上げればいい。高いモチベーションがあれば、放っておいても難関大学に合格していく。反対に、モチベーションが低ければ、何をやってもうまくいかない。モチベーションで勝負は決まっている。したがって本来は、5歳からモチベーションをいかに高めていくかを考えなければならない。

 大事なことなのでもう一度言う。あなたがうまくいかない最大の原因はモチベーションが不足していることにある。我武者羅に完全燃焼できる状況を作ればいいのである。朝起きた瞬間から燃えている。心が目標を完全にとらえている。目標と人生が一体化している。成功を確信している。メラメラやる気があふれてくる。こういう状況になっている人は、負けようがない。

秘訣5:勉強せずに?生活法など記憶を強化することを学ぼう
 勉強は勉強法だけでは決まらない。時間術、生活術で決まる。机に向かっているときだけが勉強する時間ではない。あらゆるシーンが勉強できる環境になり得る。そのような仕組みをいかにして作り上げていくかは、難関試験受験生の死活問題なのだ。しかし、大変軽視されている。結局受験というのは、受験勉強時間をねん出し、自分の生活そのものをマネジメントしていく先のものである。頭がパニックになっている人から不合格になるのである。勝負は知恵と工夫の世界や、ライフハックでも決まっているのだ。

【お勧めの本】
「なぜ人は情報を集めて失敗するのか。目標達成論」

 

秘訣6:小論文を使おう
 小論文で合格できる国立大学も多い。以下の国立大学は小論文で受験可能である。

《小論文で受験することが可能な国立大学》
 一橋大学・小樽商科大学・北海道大学・北海道教育大学・弘前大学・岩手大学・秋田大学・山形大学・福島大学・茨城大学・筑波大学・宇都宮大学・群馬大学・埼玉大学・千葉大学・東京藝術大学・新潟大学・富山大学・金沢大学・福井大学・山梨大学・信州大学・岐阜大学・静岡大学・愛知教育大学・三重大学・滋賀大学・京都大学・大阪大学・神戸大学・奈良教育大学・和歌山大学・鳥取大学・岡山大学・広島大学・山口大学・徳島大学・香川大学・愛媛大学・高知大学・九州大学・佐賀大学・長崎大学・熊本大学・大分大学・琉球大学

 さらに言えば、小論文ができれば、慶應大学に大変合格しやすい。
 小論文は一般学科とは、違った才能を見られる試験だ。従って今までの成績がビリでも紀にする必要はない。多くの受験生は、小論文を毛嫌いしている。あるいは、なめている。適当にやっても合格できるのではないかと考えているのだ。

 ここに極めて大きなチャンスがある。パターンにはめてクルクル何か書いておけば、点数が取れるだろう、問題を解くことができるだろうという程度の認識しか持っていないのである。

 このようなライバルが劇的に弱い状況下では、まともな小論文対策をするだけで圧勝できる可能性がある。

 事実、私の教え子は、全国で10位位内になる生徒も多い。数千人の中で作文コンクールで表彰される(中学生)もいる。法科大学院で次席合格する人もいる。全国1万人中トップ0.1%まで伸びる人もいる。

 今の時代、小論文指導は「点数が下がる不適切な指導」が多い。このようになってしまった理由は、商業色の強い小論文指導が増えたからだ。出版社も売れる小論文本を出したがる。売れる小論文本は、やはり質実剛健なものよりは、いかに楽して小論文ができるようになるかというものが多くなる。

 反対に、単にいかめしい雰囲気だけの小論文指導もある。これなどは、現実に対応できない小論文指導だ。

 予備校選びは、本来は講師選びである。しかしながら、講師を選ぶ前に予備校を選んでいる人もいる。

 小論文試験は、答えが無い科目であるため、数学や英語の感覚で講師を選んでいると痛い目にあう。

 このような状況があるため、きちんと小論文の勉強をするだけで逆転できてしまう状況があるのである。

 

 

 

 








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