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そもそも最初から自律的な学習ができるかどうかしか重要ではない はっきり言えば、そもそも論として、難関試験の場合は、最初から自律的な学習ができるかどうかで、ほぼ結果は決まっている。自律的な学習ができるのであれば、放っておいてもいつかは合格するし、自律的な学習ができないのであれば、何年かけても、どれだけ良い家庭教師をつけても、どんなに良質な問題集を使っても合格する道理はないのである。
言い換えれば、すべてのスタートラインに、自律的な学習ができるかどうかがあると言っても過言ではない。
内面から起こるやる気を引き上げる うまくいかせるコツをこっそり伝授すれば、内面から沸き起こるやる気を育てることで、自律的な学習は機能するようになる。
外的な刺激に頼ろうとするとうまくいかないことが多い。あなたも家庭教師をつけたのに、全然本人がやる気にならないと困った経験はないだろうか。
ある程度親側と子供の側でプライドを捨てて、やる気の問題と正面から向き合うことが大切だ。正面から向き合うことができなければ、うわべをなでるだけの対策になってしまう。
まずプライドを捨てること。 その上で、正面からやる気の問題に取り組むこと。 こうすることで、自律的に勉強する可能性が開き始める。
内面からどのようにやる気を引き出すことができるのか 内面からのやる気は以下のような形で引きあがる。
これだけである。 ただし、プライドが高い人はなかなか実行できない。
おためごかしの実力テスト(何の為か?) 塾で実力テストを用意しているところもある。そもそも何の為にやっているのだろうか。実力を計測することで進捗状況を推し量るというようなもっともらしい名目があるが、ほとんど意味が無い。
まず
第一に、シミュレーションをするならば、過去問題でやった方がいい。 第二に、その実力テストをする時間があれば、覚えこみに使った方がいい。 第三に、自分でやればいい。 第四に、そのテストをやっても受験に受からない。 第五に、集まる時間が無駄になる。(移動時間が死に時間になる。) 第六に、実力を管理してもらうような依存した精神状態であれば、受験全般の 計画を管理して、適宜判断を行い、柔軟に合格するように調整していくような作業は夢のまた夢となる。
塾や予備校は、良質なサービスを提供している。しかし、その良さは多くの場合、理解の補強や受験情報にある。実力テストを実施しても塾の良さは生かされない。
理数系の定着作業は例外 理数系の科目の問題を塾でやっており、その問題をその都度定着させるという場合は、この限りではない。どんどん問題演習と解説をやってもらえばいいだろう。それでズボッとやりきり、難関大学に合格する人も理系の場合は多い。
ただ・・・文系科目もその流れでやっているといくら時間を突っ込んでも点数は上がらない。文系科目は覚えてナンボだ。覚えるだけでいいのである。したがってさっさと自分で進めた方がいい。例外は現代文と小論文だけである。
イベントばかりで実力がつかない? 夏期講習、冬季講習はなんのためか 「授業をどんどん取らされるのが嫌なんです。」こんな風に相談されることがある。予備校に行くと、夏期講習や冬季講習の授業をたくさん取ることをグイグイ薦めてくるというのだ。当然塾や予備校も経営なので仕方がないと言えば仕方がないが、それらの講習をとったからといってそれだけ点数が上がるのかと言えば、大変疑わしいと感じているのだろう。
そもそも、実力に関係なく、「あなたの状態でしたら、これとこれと・・・これとそして、これをとって、さらにこれもとるのがいいですよ」などと薦められるらしい。首には、○○大学という名札がつるされており、学生のアルバイトになっているそうである。成果報酬で給与が変わるのか、大変積極的に薦めてくるという。
予備校の授業が役に立たないということはない。数学が苦手な子にとっては数学の授業は大変有効だ。現代文は、得点力を引き上げる。しかし・・・・数学を独学でやりきる力がある子には、あまり数学の授業は意味が無く、自習できるならば現代文の授業もそこまで必要ないこともある。
要は優先順位と、適性の問題である。 優先順位が高いのは、その子が目標としているものの場合、何かということが重要なのであって、その子に役立つのは何かではない。
役立つものを全部挙げるなら、「書店にある英語の本1000冊全部・・・」という話になってしまう。
つまり、優先順位と、問題解決の問題なのである。何をやるのがなぜ優先順位が高く、どのように、合格するという問題を解決するかという戦略的な発想の問題である。
記憶量を増やす必要がある 大切な問いは、より確実に記憶量を増やすコツは何か。そして、授業で教えてもらえる解答力(解答を作る力)を上げることができるポイントはどこかということである。
言うまでもなく、覚えていれば点数は取れる。
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