慶應大学絶対合格って本当なの?

 

〜数学選択か地歴選択にするかはどちらでもいいが、地歴なら幅は広がる〜
母集団のレベルを考えると、東大理系選択者や東大、一橋大、京都大学などの猛者を相手に数学で戦うのだから、枠が広いから入りやすいとは言いがたい。灘・開成・ラサールや日比谷高校などの名門校の生徒が続々と漏れなく乗り込んでくるコースなのである。母集団のレベルと数を考えないのは思考が停止している。

数学選択のメリット 定員枠が広い 
数学選択のデメリット 商、経、SFCになる・エリート集団との対決になる。
地歴選択のメリット 経、商、SFC、法、文(6学部)の併願ができる
地歴選択のデメリット 定員枠が狭い
※他の大学は一切考慮に入れていない。慶應本の為。
全体の90%合格は、難関試験は不可能だが、併願戦略で理論上の個人レベルの合格率99%は実現できる

  始めに断っておかなければならないが、300人教えてその内の90%を難関試験に合格させるというのは、実質環境から変化させて優秀な人間を集めないとできない。いくつかの条件が無ければ不可能なのである。その理由の大きなものは以下の5つ。

  1. 勉強していない人がいるから(直前から入塾など)
  2. 試験まで時間があっても勉強できない人がいるから
  3. 必ず言う事を聞かない人が一定の割合で出る為
  4. 他の予備校や塾を使っている人が90%近くいる為
  5. 慶應は、小論文試験があるので、早稲田の院卒でも不合格になる事がある、変わった試験となっている為。(基本的にはかなり準備をしないと全員不合格になる。)

 上記の理由一つでも、全体の合格率は一気に数十パーセントダウンするので、心配しなくても異常な合格率はありえない。5つ考えるまでも無い。ただし、個人レベルでは話は別である。合格率が一つの学部に対して80%の人は、併願をする事で全ての学部に落ちる確率で計算すると、どこかにひっかかる確率、つまり合格率が99%くらいになる。絶対に落ちないのである。ただし、もちろんそうだよねという、8つの事項は心に留めておかなければならない。

 

 もちろん1、直前からなら全部不合格になる確率99%
 もちろん2、勉強できないなら、全部不合格
 もちろん3、実力がつく手順でやらないなら理論上の合格率は達成されない
 もちろん4、他の予備校の塾等を使ってカリキュラムが崩れるなら必ず実力がつくという理論も崩れる
 もちろん5、小論文が引きあがらなければ1学部の合格率は80%にはならない
 もちろん6、同様の理由で1つの科目の合格レベルが届かないと合格率は一気に50%かそれ以下に落ちる。
 もちろん7、早稲田も例外ではなく、記憶量が絶対合格レベルを超えれば個人レベルでの合格確率は99パーセントを超える
 もちろん8、これは個人の理論上合格確率で(受験生・生徒)全体では絶対にありえない数字である
 もちろん9、小論文の実力が低い事が圧倒的に多く、最初は10〜20%の合格レベルの人がほとんどである。

 

 したがって、やみくもに併願数を増やすのではなく、それぞれの科目の絶対合格レベルを少しでも上回る事に神経を集中させなければならない。不得意科目はチャンス科目ということだ。ここまでの事は併願の有効性の為に述べたがあくまでも個人の話だ。 全体の90%はありえないので注意して欲しい。そして1科目でも不得意な科目があると、そもそもの合格率80%などと言う事がありえない事に注意したい。

 例)英語と地歴が合格レベルを超える確率が95%でも小論文が50%の実力の場合、全体での合格レベル越え(合格最低点越え)確率は一気に50%程度になる。慶應SFC、法、文受験生は注意しておかなければならないが、そもそも合格率50%に小論文のレベルが到達している人は、圧倒的に少ない。つまり慶應文系は日本の全大学の中でも圧倒的に小論文的優秀さで生徒を選抜しているとも表現できる。東大に合格する力があっても、数学選択でなければ半分あるいはそれ以上不合格になるような大学はほとんどない。極めて特殊な大学だ。
最後にもう一度確認しておきたい。

〜慶應大学は簡単ではない〜
 慶應大学絶対合格法というタイトルは、当然だが簡単だから・・というイメージでつけているわけではない。入試問題が難しくてかつ、母集団のレベルが高いのがこの大学の特徴である。東大との併願を考えれば日本一の母集団が集う大学である。諸先輩方と、保護者の方の気持ちも考えて念のために記載しておきたい。

〜慶應大学だけが特別ではなく、むしろ特殊な大学である〜
 本書を読むと、慶應大学は、対策が簡単だというイメージができてしまうかもしれないがそれは間違いだ。理由のひとつは右に記載したとおりであり、二つ目の理由は、小論文の比重が高いからである。世間の評価通り、大変合格しにくい大学である。絶対合格の戦略として絶対合格レベルの知識量を確保するアプローチは東大を含めて全大学共通だ。

 

-------------ここまで(慶應大学絶対合格法より引用)-------------

 

 








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