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第一の確実性についての勘違いは、予備校の売り文句である。

予備校は、一人が4学部合格した場合、4人合格とカウントして、合格率を出してみたり、早慶と大きく書いて、合格率80%以上!と大々的に宣伝しているものの、実は、関関同立マーチも小さな文字で書かれており、これらの大学のどれかに合格した場合も、実はそうでした・・・

なんてだましも横行しているようだ。
加えて、そもそも合格率が最初からうそというケースもある。
だから二重三重のだましがあり、合格率は何パーセントなのですかとあなたがいくら塾に尋ねても、塾の品質など推定できない。この質問をする人は、かわいそうだが実情をあまり知らない人である。


第二の確実性についての勘違いは、講師のレベルが高ければ、合格できるというものである。

そもそも、レベルの高さという概念が抽象的である。
例えば、東大法学部卒で、ハーバードでMBAを取り、その後、弁護士となり、そののち、マッキンゼーでコンサルタントをやり、大学の教員もやっているという人がいたとして、この人に小論文を教えてもらっても、あなたは合格できないだろう。

なぜならば、レベルは高いかもしれないが、小論文など一度も書いたことが無いためである。

 

 

第三の確実性についての勘違いは、実力を向上させるのはあくまでも自分であり、他人ではないということだ。

受験生の中にはお得情報を得ると、成長できると錯覚している人がいる。
このような致命的な勘違いは、人生を破壊に導くが、そのことについて無自覚かつ無知であるがゆえに、ずっと情報を探し続ける人が、受験業界には存在する。

いわゆるノウハウコレクターである。

ノウハウコレクターは自分で手足を動かし、額にあせをかき、実行するということを軽んじる。

その上で、情報にこそ価値がある、そして効果があると思いこみ、情報をちまなこになって集め、指導者を軽んじ、さっさと情報出せと考えてしまう。

この類の勘違いをすると、何が悲劇かと言えば、自分の人生が根本的によくなる指導にめぐりあっても、何も価値を感じられない状況となり、階段を登れなくなってしまう。

次のステップにいかない人間に、高いレベルの指導など与えられるはずもなく、いつまでも基本中の基本を指導され、そしてその指導に不満を持つようになる。

こうなると、絶望的に成長できなくなってしまう。
したがって、ノウハウコレクターになってはならない。

幸田露伴氏は、この点について、指導者と自分が一つになるように努力することが大切と述べている。

自分と指導者が一つとは、いわゆるモデリングのことであり、情報の話ではない。

第一に心の話である。そして、ここには書かないが、次のステップもある。

 

第四の確実性についての勘違いは合格者数である。

合格者が多いのは、広告宣伝をたくさんしていますという証拠にすぎない。
なぜならば、宣伝をして、特に安売りをしていれば、生徒は集まり、合格者が出るためだ。

そのため、合格者数自慢とは安売りの自慢と考えてもあまり違いはないことが多い。

全国4千万世帯にチラシをまいて、東大合格者数300人と言っても意味が無いということである。

ましてや、このブログが参考になりましたかという何を問うているのかわからないような質問は、私のことを好きですかという質問と対して変わりがない。

つまり、質問設計としてかなり問題があるということである。

したがって、合格者数や、参考になったかどうか、はまったくあてにならない。

 

第五の確実性についての勘違いは、フォロワー数である。

フォロワー数は広告宣伝に比例し、消費者にうけのよい動画づくり、そして、上位表示対策に比例する。

したがって、このような施策こそが、あたまのよい経営と考えて必死になる塾経営者も多い。

ところが、宣伝費もあなたの合格に関係なし、
消費者受けのよい動画もあなたの合格に関係なし
上位表示対策をどれだけやっているかもあなたの合格に関係なし、

したがってフォロワー数はあなたの合格に何の関係もない。

 

それでは、何が一体全体、あなたの合格の確実性に関係があるのだろうか。

















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