慶應大学合格常識と非常識の合格法:無料ウェブ

 

風説の流布と3300万円の罰金支払い命令

人は事実を確認する前に、簡単に判断を誤ることもあれば、簡単に何かを信じる。
この性質は、逆ステルスマーケティングなどに悪用されることがある。あなたも騙されることがあるということだ。以下の文章は拙著「慶應大学絶対合格法」改訂新版の一文だ。

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あなたの検索を待ち構える情報操作『逆ステマ』
ウェブでの情報収集はこのように速いというメリットがある一方で、大きなデメリットもある。『逆ステルスマーケティング』(虚偽の内容をネット等に書き込み妨害工作を行うこと。)などの虚偽の情報があることである。世界最大手のエレクトロニクスメーカーであるサムスン電子が、競合他社について虚偽の風説を流布し、日本円にして3300万円の罰金支払い命令を裁判所から受けた。(2013.10.25 Engadget 日本版)仕事をサムスン電子から請け負った企業は一般人になりすまし、ネット掲示板で、サムスンの競合他社の製品の短所をことさらに強調し、サムスン電子の製品を持ちあげる投稿を多数行っていた。この行為はウィキペディアまで拡大していたというから恐ろしい。消費者は商品購入前に不安で調べることが多いが、その時の検索にひっかかるように、キーワードを選定したり、商品の短所をことさらに強調して書き込みをしていたということである。
情報ソースの確認が重要だ。日本経済新聞、政府の統計等、情報ソースには気を使ってほしい。『なぜその情報を信じたのか?という問い』に答えることができる情報収集が今の時代は必要になっている。
そうしなければどうなるか。あなたは一生騙され続ける。自分が情報の裏をとる為に検索して得ようとしている情報は、あなたのその先入観を狙ってそこに置かれていることもあるということだ。例えば、『記憶術単語カード君』と検索すれば、アフィリエイトのリンクが出てくる。
このアフィリエイトリンクは、私が本を出版し、無料でソフトを解放し、本やウェブで告知するからこそ作られている。本を読んだ消費者が検索し、アクセスが流れてくることを見越しているわけだ。このリンクをクリックしてあなたが何かを購入すればアフィリエイトリンクを作った人間に報酬が支払われるという寸法である。しかしこのリンクの先に私が大金を投じて開発したソフトはない。出てくるのは他社の有料教材の販売ページである。もちろん、私とは無関係。つまり、今の時代は私や他の人が本を書いて何かを告知した後に、そのキーワードで検索してくる人間が検索することを見越してひっかけるために記事が作られているということである。何も知らず、何も考えない人を餌食にするのが目的だ。
同様に掲示板にも多数のキーワードが組み込まれる。「なぜか」という問いを失い、ネガキャンや逆ステマの記事にあなたが踊らされている時、そのネガキャンや逆ステマの記事を書いた側や指示した側は、ほくそ笑んでいる。
小泉政権時に内閣府から広告を受注した企業が使用したのがB層という言葉である。B層は選挙のマーケティング対象としてターゲットにされた。B層と呼ばれる層の人間は、その資料によれば『IQが低く、具体的なことはよくわからないが、表面的な内容に反応する層』として規定されている。逆ステマやネガキャンはこのB層を対象としている。なぜか?と問わず、何が正解らしいイメージを持つのかと反応するだけの層を自由に動かすために作られた言葉である。あなたはこのB層ではない。慶應義塾大学を目指すあなたは、騙される側ではなく、自分の目でものを見て、自分の頭で深く考えることができなければならない。
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掲示板や評判の言説はこのように何も考えない人や人の意見を聞いてなんとなく雰囲気だけで判断する人を餌食にするためのかっこうの場所になっている。

今年、慶應大学4学部(法学部、経済学部、総合政策学部、環境情報学部)に合格した辻本君は、PCが壊れてネットにつながる環境が家に無かった。私と二人三脚で受験を戦い、4学部合格したのである。

 

本当の情報格差とは

東京大学に進学し、ライブドアを設立した後、フジテレビ買収騒動でその名を全国に轟かせたいわゆるホリエモンこと堀江貴文氏は、本当の情報格差についてこのような趣旨の言葉を残している。

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本当の情報格差は、本当の情報が広がろうとするのを抑えようとする勢力があることによって成り立っている
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B層の事例も当てはまる。受験の言説も当てはまる。

経済の言説も当てはまる。株も同じだ。

 

牛山は本当のことを教えてくれる?

私はこういうことをズカズカ言ってしまう。
また、記憶の秘密も暴露をするし、普通の人がオブラートに包んで
毒にも薬にもならないことを言うのに対して、
バッサリ斬るものは斬ることもある。

私の元で、しっかりとサポートを受けた子は、
一般にはとてもではないが、公開できないことをたくさん学ぶ。
それで、中には本当のことを知りたいという人もおり、
大変満足してもらえることもある。

 

よくある勘違い


私は、本に次のように書いた。
私の言うとおりにしなかった人は不思議と皆不合格になった。

そうすると、「へぇ〜そうなんですか?ふぅ〜ん」という反応をする人がいた。
疑っているらしい。

これは勘ぐりすぎである。

私のことを聖人君子だと思っている誤解もあるがその逆の誤解もある。
私は聖人君子でもないし、その逆でもない。

しかし、そのような考えをする人にははっきり言いたい。
「見損なうな」と。

私はこのように対応されたときは、もうそれ以上は話はしない。
ただ問題はそういうところではない。ある種(へぇ〜)とか(ふう〜ん)なんていうのは
私にとってくだらなさすぎるくらいにどうでもいいことである。

 

そもそも考えればすぐにわかる。

慶應大学はほぼ受験生は全滅する試験である。
5〜6人に一人が合格する。普通に頑張っても合格しにくい試験なのである。
力が突出しなければ合格しないのは当たり前すぎるくらいにあたり前のことだ。
私が、言うとおりにしない人が皆落ちたと言ったことについて
勘ぐるのはおかしいとすぐにわかるだろう。
事実、慶應大学は、受験生のほとんどが全滅する試験なのである。

人を疑い始めると、これほど自明のことまで頭が回らなくなる。
そして、「へぇ〜」などと言う。

問題は、そういう勘ぐりが、実態の把握以上に気になっている思考回路にある。
事実から思考することが苦手で、なんでも勘と勘ぐりだけで考えない人は、
強烈に判断力が低下してしまう。

 

成功の鍵は信頼関係・二人三脚になれるか?

合格の決めては、信頼関係にある。
言い換えれば、どれだけ二人三脚で頑張れるかだ。

受験指導の効果は、受験指導内容だけではない。
お互いがお互いを信頼することが大切だ。

生徒が講師を信用しなければ、
○○は参考にするけど、○○はやらない。
○○はやってみるけど、○○はまあいいか。
○○と牛山さんは言っているけど、まあいいか。
俺は○○な人間なんだ。これは変えようがない。だから○○でいいか。

このようになりがちである。
あなたが逆の立場で考えてみればすぐにわかるだろう。
部活の後輩にあなたが何かを教えて、指示通りにやらないのに、
一体どうしてその子を成長させることができるだろうか。
できはしない。

二人三脚というのはこういうことだ。
私は専門知識で、裏付けのある効果が実証された学習スキルと知見を提供し、
受験生の行動修正のアドバイスと管理を徹底して行う。

一方で、受験生側は私を講師&戦略策定者として自分の状況を報告して、
悩みや困難や疑問があれば相談する。

今までの経験から言えば、信頼関係が高ければ高いほど受験生は合格した。

信頼関係がなくなるのは、

  1. 疑い深い人
  2. 進学校出身でプライドが高くなりすぎてしまうタイプ
  3. 我流が好きな人
  4. 素直になりきれないタイプ
  5. 感情的になりやすい人

概ねこのタイプのどれかである。

一方、信頼関係が高い人は、報告を逐一行う。その結果どうなるか。
微調整ができるようになるのである。調整ができれば確率上もっとも合格の確率が高い行為しかしなくなる。だから合格していく。

たとえば、
あと残り3ヶ月でどこをメインに狙うのが合格率が高いか。
何をやるのが合格率が高いか。
○○をしてもいいかどうか。
○○すべきかどうか、
入念に調整作業を行っていく。
だから時間を無駄にしない。ミスが起こらない。

私がサポートした子で合格する子は(へぇ〜?そうなんですかぁ?)とは言わない。
「えっ?そうなんですか、分かりました。それじゃあ、○○やります。」
と言う。

一方不合格になりやすい人の典型的なセリフは、
「○○についてはどう思いますか?」
というもの。

これは、信頼関係がない時に発せられる典型的な言葉で、
多くのケースで、勉強時間が伸びない、非効率的な勉強をしてしまう、
小論文が改善していきにくいという特徴につながってしまう。

信頼関係があれば、100教えれば100入る。100の行動修正ができる。
一方で、
信頼関係が無ければ、100教えると、10入る。10の行動修正しかできない。

 

勉強は遅くも速くもなる


数学を一問あたり30分もかけて覚えている人を
あなたは見たことがあるだろうか。
極めて一般的な数学の勉強方法では、
時間をかけて問題を解くということが推奨される。
それに私は反対しない。要はバランスの問題だ。

 

・数学を一問30分かける人は、100問で3000分
・数学を一問3分で覚える人は、100問で300分
・数学を一問3秒で確認する人は、100問で30分

 

勉強を計算の対象にするのはおかしいか。
これは、話のつじつまがあっているなどという次元の話ではない。
自明すぎる事実である。事実から目を背ければ判断を誤る。
これもまた自明である。

一方で、計算の対象となるこれらの科学的アプローチや
言語学で研究され検証されたこと、
心理学や脳科学でわかっている記憶の原理原則については、
バカバカしいと思う人も中にはいるかもしれない。

一つ言えることがある。

科学には根拠があるが、思い込みに根拠はない。
事実がある科学的な学習アプローチで、私は生徒の合格を手伝ってきた。
異常とも言える実績(日本トップ、主席、次席、最難関大学、大学院合格など)は、
書かなければ「あなたは実績がない」と言われ、書けば書いたで「自慢ですか」
などと言われるものである。


結局どちらにせよ、批判したがる人は批判したがる。
問題はその手の根拠のない言い分をあなたがまともに相手にするかどうかだ。

一つだけ言えることは、普通の方法なら、
このような異常とも言える実績はでなかっただろうということである。















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