慶應小論文添削で失敗しない為の秘訣:無料ウェブ

 

W どのように慶應大学向けの小論文対策を行っていけばいいのか

以下の3冊を読み込むことが極めて有効な慶應大学小論文の対策となる

 ここでご紹介する方法は、10日で慶應大学法学部に合格した子が実践した方法である。

 短期間でお金をかけず、あなたが慶應大学に合格する可能性を一気に引き上げる小論文対策をご紹介したい。まず、以下の3冊を読むことだ。

・『慶應小論文合格バイブル』
・『小論文の教科書』
・『小論文技術習得講義』

 上記の3冊を熟読する。その際に、(ここは勉強になった)と感じた部分に線を引こう。その後、線を引いた部分だけを繰り返し3回読む

 

(2)ノートを作る

 この3冊から学んだことをノートにまとめよう。自分が分からないことを深く理解することが大切だ。本というのは、本の内容だけで、あなたの実力は決まらない。あなたがどれだけ本を活かすことができるかどうかが大切だ。

 同じ本を読んでも、大きく点数を上げる人と、なかなか点数を上げられない人がいる。点数を大きく上げることができるのは、往々にして素直な人である。素直な人は、本を読み、その内容を吸収し、自分の血肉にすることができる。

 一方で素直ではない人物は、本を読み、その内容を自分の血肉とすることができない。本の内容に悪態をつき、評論家を気取ってしまう。問題は評論家を気取っても、実力が高いとは限らないということだ。つまり、自分の実力の有無に限らず、人は不満を感じるものである。

 

(3)情報収集に注意する

 譲歩構文を用いる小論文がレベルの高い小論文だという指導がある。あなたはなぜ譲歩構文を使うのかを理解しているだろうか。理解もしていないのに、本当にそれを入れて、なぜ点数が高いと感じてしまったのか。それは、信じたからである。小論文試験は信じる試験ではなく、考える試験だ。しっかり考える練習を少しだけしてみよう。

 譲歩構文(「確かに〜しかし」)は、二項対立の小論文で、心理的に情緒的説得力を高めるための一つのテクニックにすぎない。

 もともと小論文には、「情緒的な説得力を高めるアプローチ」と、「論理的な説得力を高めるアプローチ」が存在する。相手に譲歩するのは、情緒的な説得力を高める手法に過ぎない。

 逆に言えば、あなたが確かに〜と述べる部分で、文章の読み手が、同様の意見を持っていなければ、相手の情緒的な部分はまったく刺激されない。それはそうだろう。自分が考えてもいないことについて譲歩される側の気持ちになってみれば分かる。(アンタは確かに・・・しかし・・・と言っているけど、俺はそんなことは少しも考えていないし、論点もズレているんじゃないか?)と思われるのがオチである。

 さらに言えば、「確かに〜」の下りで、論理的にも言及する価値の無い理由軸について言及していれば、そのような言及に弁論技術として言及する価値は皆無である。

 このような事情をどれだけ理解して文章を組んでいるかは別として、多くの受験生は、小論文答案の「答え」として、「確かに〜しかし」という下りを入れ込もうとする。きちんと理解もせず、単にこの構文を入れ込めば、論が深まるなどという道理は一切ない。その理由は上記の通りである。「確かに〜しかし」という譲歩構文をうまく活用できているのは、全体のせいぜい15%くらいである。慶應受験生ですらこの数字である。

 反論をするには、別のアプローチもある。論理的説得力を高める方のアプローチだ。このような反論は一般的に「反論に対する再反論」などと呼ばれる。そして多くのケースで、法学部や総合政策学部で試されるのは、論理的な説得力の方である。物事の妥当性を論じる時、情緒的な説得力も大切だが、論理的な説得ができることは極めて重要だ。なんでもかんでも、「確かに〜」と相手に譲歩している場合ではない。「○○ゆえに、○○は論理的に妥当性を欠く」と端的に言及できる力が大切だ。

論理思考の事例はここに書いたので、読んでおいてほしい。(再掲)
http://presidentfamily.com/juken/3798

 

(4)小論文に対する理解を深めて添削を受ける

小論文に対する理解を深めてから添削を受ければ、あなたの小論文は伸びやすくなる。何も知らずに小論文の添削を受ければどうなるだろうか。ここまでに解説したようなミスを連発しても、あなたはニコニコしながら添削を受け続けるだろう。これは大変なリスクである。点数の伸びも際立ったものにはなりにくい。

 

 

 









ディジシステム HOME