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V 妥当性を欠く対策により、至る状況のパターンとは?
結果として、どこにも合格できないという悲劇がある。力が伸びなかったので、当然と言えば当然だが、大変かわいそうな結末と言わざるを得ない。 実力があったのに不合格になるパターン 小論文は、多分にセンスが影響する。もともとセンスもあり、大変実力がある子が、間違った対策により不合格になってしまうことは多い。慶應法学部など、大変な努力の末に受験しなければならない。それにも関わらず、ここまでに解説したような事情により、不合格になってしまう人が多いのは、本当にかわいそうだと言わざるを得ない。 あれもこれも手を出して、ワンランク下げて合格するパターン 小論文の添削をつまみぐいすることで、整合性の取れない「ぶっこみうどん」のような答案となり、なんら設計思想を持たない文章になることがある。こうなると大体慶應大学には合格できず、第二志望の大学に進学することが大変多い。 小論文添削では、複数の人に意見を求めるのは危険である。文章の設計思想が無くなるというリスクが一つ。もう一つのリスクは、間違った指導を受けるリスクが上がることである。 文章の設計思想とは、評価される文章の骨組みのようなものだ。このウェブブックを読んだあなたは、危険な文章設計のパターンを既に学んだはずだ。例えば、原因を先に述べる文章設計や、ネタを仕込む文章設計、問題解決の型通りに書く文章設計や、社会背景を必ず書く文章設計などである。これらは小論文試験において、金科玉条とするのは大変危険な文章の設計思想である。 当然あれこれ手を出せば、文章はグチャグチャになる。何が良くて、何が良くないのかを全く把握できなくなった受験生は往々にして、好き勝手に文章を書くようになる。そうなると、当然論文ではなくなる。論文とは呼べない作文は、論文テストにおいて必然的に点数は低くなる。 これが、セカンドオピニオン(第二の意見)を求めることで、慶應大学に合格できなくなる理由である。
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