慶應大学の小論文対策無料ウェブブック

 

小論文は本当に勉強しても点数が上がらないか?


小論文は勉強をすれば点数が上がりやすい科目だ。
一般的には、小論文は勉強しても点数が上がらないと
思われているところがある。


しかし、そんなことはない。


目に見えて暗記科目の様に点数が上がらないだけで、
ジワジワと点数は上がってくる。
このように、指導経験が無い人は、どうしても
主観的に考えてしまう。

点数が上がるのかな?上がらないのかな?と
考えてしまうわけだ。


なんとなくやっていれば放っておいても上がっていくという
ことは無いが、スポーツや書道と同じで、前向きに取り組んで
いれば、少しずつうまくなっていくのが小論文の面白いところだ。

 

今の時代の小論文はチャンス


小論文試験は考える試験であるにも関わらず、考えることが今の時代では
あまり重視されていないところがある。
書店に行けば、ネタ本がたくさん並んでいる。

きちんとした対策が少ないので、相対的に合格しやすい
状況が今の時代ならばある。

ただ、このようなことはあまり意識されないことが多い。

合格している人と、同じことをやろう!と意識されることが多いのだが、
同じように合格していても、小論文の点数が高くて合格している
人もいれば、小論文の点数が低く、他の科目の力で無理やり
合格している人もいることに注意したい。

そして、慶應大学受験生の平均点は50点だ。
私がこんなことを言うと、次の様に思った人がいるらしい。

 

(例1)合格している人が今までたくさんいるのに!!
(例2)今まで一般的に行われてきた小論文対策がいいはずなのに! おかしい!

このように考える人がいたが、この思考は論理的におかしい。
論理に飛躍があるのである。

 

合格者の小論文対策が不十分だったとしても、

点数が高い人から上から順番に合格するのだから、
対策の有効性に何の関係もなく、合格者は生まれる。

 

このように言うと、「今までの小論文指導は慶應大学には
一切通用していない」と私が言っていると極端化して
解釈する人が以前にいたので、念のために話しておきたい。
もちろん、そんなことは本の中でも、ここでも述べていない。

従来の小論文指導はあまりにも考えることが軽視されて
きた。思い当たる節がある人もいるはずだ。
ネタ中心の学習が多すぎたのである。

 

拡大解釈

「今までの小論文指導は慶應大学には一切通用していない」
というような解釈は拡大解釈だという話はすでに述べたが、
これと同じような拡大解釈は他にもある。

例えば

小論文で、社会的背景を書くことを否定しているとの
指摘を私は受けたこともある。

もちろん、私はそんなことは言ったことが無い。
このように拡大解釈をしていけば、物事の重要性が分からなくなる。

現実問題として、社会背景をてんこ盛りにして
慶應大学に不合格になる人もいる。
小論文試験では、何が余事記載となり、何が余事記載と
ならないのかの見極めが重要だ。

 

小論文のコストパフォーマンスは高い


小論文のコストパフォーマンスはかなり高い。
時間をあまりかけずとも、コツコツやりさえすれば
かなりの得点増加を見込める科目である。

あなたは、100時間やって3点伸びる科目と、
10時間やって3点伸びる科目ならば、
どちらをやりたいだろうか。

同じ時間をかけて、同じだけ点数が伸びて等しく評価
される。

同じだけ点数が伸びるなら、10時間しか勉強しない方が
他のことができるので合格しやすくなる。
















ディジシステム HOME