AO推薦入試対策:無料ウェブ


(3)  「何」があれば合格なのか?

志望理由書はすべての受験生が提出する。したがって、単に出すだけでは合格するとは 限らない。

合格する志望理由書と合格しない志望理由書の違いとは何か?何があればあなたは合格 になるのか?

このウェブブックでは、この「何」の部分を詳しく解説する。
言葉で物事を捉えて、表面的に考えた場合、このように結果に大きな影響を与える部分
に考察が届かないことがある。

・志望理由書を書けばいいんですよね?
・自己PRを書けばいいんですよね?

ということが問題になってはならない。
(プレゼン入試が無いので、私の場合は、プレゼンスキルは必要ない)という考え方も、
物事を表面的に言葉だけで捉えている事例である。

 

(4) 「なぜ」あなたを選ぶ必要があるのか?

もう少し言えば、「何」だけではなく、「なぜ」あなたを選ぶ必要があるのか?という
ことについての理解がある方がいい。

なぜ大学側はたくさんの受験生の中からあなたを選ぶ必要があるのだろうか。

優秀だから?

それでは、その優秀さというものはどのような指標から判断されるべきか?単に優秀
だというのであれば、ペン回しが優秀でも優秀ということになる。志望理由が素晴らし
ければ、それで合格だろうか?

私は将来弁護士になると言って法学部に落ちた受験生をたくさん見てきた。単に弁護士
になるだけなら、「他の大学へどうぞ・・・」と言われても仕方がないのである。

将来総理大臣になるので、将来大統領になるので・・・と述べればいいわけでもない。

ここまで読んで勘のいい人なら気づいたかもしれないが、志望理由書の書き方を学んで
も、なぜという問いが無ければ、大学があなたを選ぶ理由を、書類に盛り込むことは
できないのである。

 

(5) トンチンカンな対策が生まれる理由

間違いだらけのトンチンカンな対策が生まれてしまう理由は、ここまでに述べた。

(1)物事を言葉だけで捉えて認識する。
(2)表面的に見て表面的に考える。

その結果どうなるのか?

(1)結果に影響を与える重要な因子に気づくことができない。
(2)本質的な問題点に気づくことができない。
(3)物事の本質そのものに思いが至らない。
(4)物事の複雑性が見えず、常に物事を表面的にのみ見てしまう。

その結果どうなるのか?

不合格になりやすいのである。

何によって結果が決まっているのかも分からず、なぜあなたを大学側が選ぶのかについ ても説明ができないならば、このまま受験対策を進めるのは大変危険だ。

ありはしないのである。

 

(6) 不合格になった時

不合格になった時、もう一年頑張る、あるいは、他の人よりも遅れることを嫌がり、
他の大学に進学する、あきらめる、後悔する、泣くなどの不幸がある。

今からどのようにすれば合格しやすいかを把握しておくことは言うまでもなく、大変

重要なことである。

 

 


















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