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U なぜ長文問題集をやらない帰国子女の英語の点数がほぼ満点なのか?


(1) 言葉に捉われると本質を見失う

帰国子女は、仮に慶應大学であっても、英語の点数で、ほぼ満点近くとってしまうこと
も珍しくは無い。

・英語の長文が読めないから長文問題集をやる

と考えて、英語の長文問題集をやった受験生が半分も点数を取ることができないのに、
英語の長文問題集を一度もやったことが無いような帰国子女が英語の点数を確保するの
はなぜか?

その理由は広義の英語力にある。
当然のことだが、英語のテストでは、英語力があれば点数を確保できる。帰国子女は英語長文問題集を一冊もやっていないかもしれないが、英語を読むことができる各種素養が備わっている。重要なのは英語長文問題集の方ではない。その素養の方である。(語彙力、文法力、英語の思考回路、条件反射能力など。)

「英語長文」という言葉を発想の起点として、「英語長文」をやればすなわち「英語
長文問題」で点数を取ることができるだろうというように、物事を表面的に見ると、
「英語長文問題集」をやっていれば、英語の試験はバッチリだろうというように、本質
を見失う。

言葉に捉われているからである。

 

 

AO入試も同様だ。

 

 

(2)AO入試に関わる受験生の悲しき失敗の事例

AO入試の受験ではこのような言葉に捉われた失敗が後を絶たない。

・AO入試ということは、AO入試専用の対策が必要だ。
・志望理由書を用意することを求められているから志望理由の書き方を学ぼう。
・プレゼン入試が無いならばプレゼン力は関係ないだろう。

※プレゼンとは、プレゼンテーションの略。プレゼンテーションとは、「表現」「提示」「発表」などのこと。研究成果の発表やビジネスシーンでの提案のことをプレゼンテーションと呼ぶことが多い。『総合的な表現力』とこのウェブブックでは考えてもOK.

このように、物事を言葉で切り分けて、表面的に見てしまい、どのような因子や原因
によって自分の合否が決まるのかということについて思いが至らなくなることによる
判断ミスが多い。

 


















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