こんにちは。
牛山です。
それでは早速今日の内容です。
《問題を解決する為に重要なのはロジカルな思考とは限らない》
小論文は自分の考えを論理的にくみ上げるものです。
しかし、自分の主張そのものが頭の中にパーーーーンッ
と輝きスパークする際には論理的には考えません。
ネタを用意しておき、そのネタを試験本番に当てはめる
というのは、典型的な一本の鎖のように連続した思考法
です。
頭の中に筋道を作りその筋道通りに考えるしかありません。
ちょっとした例外があると、自分の頭の中のデータを
使うことができなくなるのがこの考え方です。
もちろん小論文の問題でも少しひねられるとたちまち
対応できません。
自分の主張そのものが頭の中にパーーーーンッ
と輝きスパークする際にはまず、非明示的に考えて
頭の中のもやもやをひとつずつクリアーに形にしていく
事から入るのが理想です。
論理的に正しい事を書けば、何でも対応できる
答えが導かれるというのは、論理至上主義的な考え
で、論理信仰に似た考えです。
論理というのは摩訶不思議な自然界にあって
人間の頭が理解しやすいように都合のいい解釈を
そこに加えたものという程度の方が、むしろ真実に
近いのではないかと私は考えているくらいです。
人間は五感によって観察する事ができるものしか
理解の範疇にはなく、本質的なことになると
何も分からないからです。
小論文の試験では要求されている内容が大きく二つに
分かれます。
1、単にものをゴリゴリといろいろな角度から深く考えれば
いいだけの要求
2、問題を解決する、あるいは適切な見解を書きなさいという
要求です。
1、の問題の場合は、閃きなどほとんど重要ではありません。
単に考えればいいだけです。
2の場合にはヒラメキが重要です。近年求められる事が
多くなった力です。
小論文にネタを使うのがいけないわけではありません。
ネタだけに頼るのがいけないのです。
ネタだけに頼ったときに、頭の中に流れる情報量が一気に
制限されて、月並みな事しか書けなくなります。
考える力が奪われてしまいます。
ひらめきの力も奪われてしまいます。
アメリカのハーバードビジネススクール教授である
クリステンセン教授の著書 『イノベーターのジレンマ』
という本の中では、革新的なマーケティングを行なうのは、
論理も常識も、マーケティング調査すらも行なわないで
実行されるものということが書かれています。
時には定石とされる打ち手や理論のような思考の枠組み
さえ取り払う事が自由な発想には重要です。
小論文試験の本番で、力を発揮できるように
自由な発想を爆発させる方法を解説したのが、
高得点 小論文(上級編)です。
http://maishu.kir.jp/base/sixyouron/sr/gixyakuten-kuwasii.html
買わない人も今回ご紹介したタテつながりのみの論理構築
発想法に頼り過ぎないように気をつけてくださいね。
小論文の添削はこちら
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