ディジシステム牛山の人生七転び八起き


大学院でも、今でこそ言うが、
実を言うと私は引け目を感じることが多々あった。

周りは頭がいいクラスメートばかりだった。

東大卒や、東大院卒、東大医学部卒というちょっと普通ではない
クラスメートや、公認会計士のキレキレのクラスメート、医師の
クラスメートなどがいた。

そもそも、大学院で学ぼうと思ったのも、昨日の自分より
も少しだけ前に進みたいという気持ちがあったからだ。

私は日々受験生や試験の受験生をサポートすることが仕事。
みんな私のクライアントはがんばっている。

私だけがんばらずにスカしているのは、あまり性分では
ない。

そういう意味で、私は俗な表現をすれば、ドMではないが、
しんどい思いをしても、チョットだけ前に進んでがんばろう
という気持ちがあった。(むしろ私はドS。だからドSの
人が、会話の時に、チョイチョイすごい鋭角でSっ気を
発揮していいかどうかを試してくる時には、全部
カキンカキンはじき返す。ま、どうでもいいんだけど。)

それはMBAを取得した今も同じだ。
だから今でも毎日勉強している。

私のクライアントは、一日に15時間勉強していることもある。
私だけスカして勉強しないのは、どうなんだろうか?

毎日がんばれ!今がんばれ!と言いつつ、自分が勉強しないのは
どうなんだろうか?

だからというわけではない部分もあるが、
私は朝の9時から午後5時まで働き、その後も働くか、勉強をする
ことが多い。

朝は、5時に起き、もっとも早い時は4時に起きる。
そして、本を読み、勉強する。

遊べばいいのかもしれないが、それもいいと思うが、
チョットだけがんばりたいという気持ちがあるからだ。

こんなのは、ハッキリ言って、愚かだと思う。

人生は楽しんでナンボという意見もある。
とてもいいことだと思うし、真実だと思う。

でも、私の原体験(ここでお話したこと)では、そういう
生き方もいいと思うが、あまりそういう気になれないという
だけだ。

私の思春期は、(健康な体さえあれば・・・)という想いが強かったので、
やりたいことをいろいろとやりたいのかもしれない。


そんなわけで我武者羅にがんばるところがある私だが、
年も年なんだから、さすがに頑張りすぎると肉体的にも精神的にも
まいることがある。


がんばると言っても、うまい具合に肩の力を抜きながら
頑張るという方法もある。

人生の楽しみが全部なくなるような頑張り方ではなくて、
仕事に遊びに、充実した頑張り方がある。


私はそういうのが得意だ。それに、目標を持ってがんばる
ことはその過程が最高に楽しく幸せなものだ。

 

私は哲学者のような、一種高潔な精神だとか、極めて優れた
知的探求心のような、高度な知的関心から哲学書を
読んだことはない。

もしそうならば、相当頭がよく、かっこいいが、
本当のことをお話すると、病気で体が動かなくなった
時に、ヒマだったからだ。

 

ヒマ。

 

極めてバカバカしい理由かもしれない。

それに、そんな苦しい時には今までの価値観がガラガラと音を
たてて崩れるので、新しい価値観の軸が自分の中に無ければ
心が折れそうになったというのも本当のところだ。

さらに、ここまでにお話したように、なぜ生きる必要があるの
かということを、病気の苦しみによって無理やり考えさせ
られたからである。

したがって、私は、自分がすごい人間で、自分が優れているから
哲学書を読んだのではなく、まったくすごくない理由で、
必要に迫られて哲学書を読んだ。

私がスキルアップに興味があるのは、このように自分が
まったくすごい人間ではないからとも言える。

高速学習や速読に興味があるのも同じ理由だ。
普通のやり方で普通にがんばった時は、普通の結果になる。
普通のやり方でやっても頭がいい人には、かなわない。

もしそうだとすれば、どうやれば、頭がいい人以上の
成果を出すことができるのだろうか?

幼少期からずっと心のどこかで感じてきた疑問の一つの
答えがスキルアップだった。

・自己管理能力を高める。
・速読を身に着ける。
・高速タイピングを身に着ける。
・英語を身に着ける。
・大量の記憶を構築する。
・やる気を引き上げる。
・思考力を高める。

これらは、全部凡人が天才を超えるための一つのピースに
すぎない。

しかし、スキルアップを通じて、これらを一つずつ実現
していくと、大きな力になることがある。

例えば、速読力×記憶力×思考力≒高速仕事術、高速学習術に
なるといった具合だ。

これが、思考力の強化だけなら、そこまで大きな成果には
つながらない。

大学院のMBAのコースでは、私は速読の力もあり、
発言回数が1位となった。

5000回以上発言したのは唯一私だけだった。
そして、私のような大したことがない人間でも大学院では成績優秀者に
なることができた。そして奨学金を頂戴した。
(東大卒や東大医学部卒、医師やエリートがたくさんいたので、
本当に驚いた。)

また、多くの方の支えがあり、
私が大学院で行った研究は成功した。

 

全部、昨日よりもちょっとだけ
がんばることを続けてきた結果である。


私が病気で倒れたのは、思春期の頃
だけではなく、もう一度ある。

その時も、時間がたつことで、
病状は全快した。

 

人生七転び八起きというのは、まさにこのようなことで、
私の人生は七転び八起き。

少しずつ少しずつがんばることで、

 

・自分に何ができるだろうか?
・どうやって昨日よりもちょっとだけ成長しようか?

 

そう考えて、日々仕事をしている。
クライアントの成長のために全力で仕事をしながら、
もうチョット何が自分にできるかを考える。

そして、世界一クライアントのためになる価値をどうやれば
実現できるかを考えるのもまた、私の楽しみだ。

健康のありがたみを噛みしめて、今日できることと、
自分の人生を通じてできることを考えながら、今は奮闘している。

人生は考え方次第で楽しくもつらくなる。

私はヘコむことがあると昔を思い出す。
そうすると、何もへこむ必要はないことに気づく。


多くの人のおかげで、今の自分がある。

これを読んでいる「あなた」も「わたし」も
楽しい今日が、これからスタートする。



いろいろな人に感謝しつつ

今日も楽しくチョットだけがんばろう!




ディジシステム HOM