大学合格までの間違いだらけの受験法・勉強法

 

第五章「逆転合格劇」と、「国立、慶應への手堅い合格」を可能にする公式とは?

 

 

 

小論文は毎月3時間で十分
 今塾に通っている人もいるだろう。塾や学校の方針があり、さらに、塾や学校の課題があるはずだ。さらに部活をやっている人は忙しい。忙しくて時間が無い。時間が無いから何もできない。こんな風に考えるのが一般的である。しかし、間違ってはならないことがある。

時間ができないから、対策ができないと言う道理はない。時間が無いからこそ、より一層時間の使い方を見なおす必要があるのだ。

・忙しいから時間が無いと言って、モチベーションが上がらず、勉強できない人が多い。
・忙しいから時間が無いと言って、判断が狂い、非効率的な勉強をしている人が多い。
・忙しいから時間が無いと言いつつ、志望校の試験に無関係な勉強をしている人が多い。
・忙しいから時間が無いと言いつつ、遊ぶ時間はたっぷり用意されてしまっている。

 受験の鉄則は受かりやすくなることからやるということである。あなたは一般入試以外に推薦入試やAO入試を受けるかもしれない。国立を受験するなら後期で小論文を取ることもできる。

 小論文試験の対策がしっかりとできていれば、あなたは安定して国立大学や慶應大学に合格できるということでもある。
そのための時間は3時間程度でいい。

 一般入試の対策をやりすぎで、志望校のレベルがどこまでもダウンしている人がいる一方で、学年ビリのギャルでも小論文試験で結果を出すことができれば慶應大学に合格できるわけだ。

【お勧めの本】
「小論文の教科書」
「慶應小論文合格バイブル」
「小論文技術習得講義」

〜受験に役立たない理解を作りすぎる無駄〜
 偏差値を上げる教育は労多く、益が少ないのが特徴である。偏差値を上げることに一般の受験生が腐心している間に中高一貫校の生徒は、さっさと理解作業を終えてしまい、暗記に徹する。当然暗記に徹すれば、学習密度は高まる。試験は記憶で決まっている。偏差値を上げる教育はこのような受験戦略を取ることができないので、膨大な無駄な時間を投資して、時間をかけて偏差値がゆっくりと上がる。

 当然だ。力を分散しているからである。

 受験本番の記憶量が軽視されているので、ゆっくりとまんべんなく全科目の理解度を引き上げる教育が行われてしまう。その結果どの力も中途半端に引き上がり、結果につながらない。

 

受験力を強化する
 受験力は一般的に無視されている。わたしがここで述べる受験力とは、併願や推薦、AO入試の利用である。

 私には関係が無い。なぜならば、特別な才能が無いから・・・などというのが大方の返事なのだが、才能など無くても受かることはまったく珍しくない。せっかくのチャンスなのだから受ければいいのである。

 勉強のアドバイスをする人が多いがいかに受験するかを教えてくれる人は少ない。そこで「今からでも間に合わせる勉強法・受験法」という本を私は書いた。ここを掘り下げて知りたい人はぜひ手に取ってほしい。

【お勧めの本】
「今からでも間に合わせる勉強法・受験法」

 

 

勉強の力を強化する
 勉強する力は強化できる。多くの人は学習力を強化しない。あまり重視していないため、受験生は我武者羅に勉強する。要領が大変いい子はのらりくらりと結果を出すが、仮に進学校の優秀な生徒でも、要領が悪い子は、頭が良くても損をしてしまう。

 速読等は強化を試みる塾もある。しかし、ほとんどのケースで速読が目的になっているため、実はあまり受験に有効ではなくなっていることが珍しくない。速読をどう活かすのかという肝心要の部分が指導されないのである。

 

独学で他の人の3倍の学習効果になる
 独学で勉強すれば、他の人の3倍の学習密度になる。3時間他の人が勉強している間にあなたは1時間勉強するだけで同じ量をこなすことができる。

 独学で勉強できますかね?という質問がなぜ危険なのか?
 独学だと勉強が続かないのではないか?という不安がある人もいる。ところが、大変言いにくいことだが、独学ができなければいずれにしても難関試験に合格することは難しい。外で勉強し、家に帰ってきた際に勉強できないのであれば、記憶作業の時間は足りなくなる。従って、難関試験に合格するのであれば、最初から独学で勉強ができるようになる必要がある。言い換えれば、モチベーションをアップさせることと真剣に向かい合う必要があるということである。

成功パターン
 こちらには慶應大学に見事合格した若者の感想や喜びの声が掲載されている。ぜひ参考にしてほしい。

 彼らに共通するのは、努力できるようになったこと、判断が良かったこと、効果的に学習を進めたことなどである。

 

今すぐ始めよう!
 勉強ができないことを悔やむ必要はない。最初から成果が出るように勉強を進めていくことで成果は出やすくなる。

 多くの人はとりあえず頑張る。とりあえず頑張るから成果につながらないのである。その理由はここまでに述べてきたように、多くの受験生は成果につながらないことに多くの時間を費やしているからだ。

 受験法と、勉強法を見直す必要がある。その上で、確率上、成果が出やすい併願を行い、学習密度を高める。さらに、小論文を鍛え、時間をかけずに推薦入試とAO入試で成果が出るように、学習を進めていく。このような学習アプローチが今の時代に成果につながる本当の受験対策である。効果的な受験対策に今すぐスイッチしよう。

 もう一度だけ、重要な公式を確認したい。

 

 

 

 多くの人は、勉強した結果実力がついたら、受験先を変更しようと考えている。しかし、こういう考えの人は、実力がつかない。正確に言えば、◯◯だったら、◯◯しようと考えているので、力が出ないのである。勉強する気も起きないという相談が多い。うまくいくなら、やってみようという考えは逆算ではない。

 うまくいかせるためには、どうすればいいのか?と考えるのが逆算だ。
 ほとんどの人は積み上げ式で勉強をやっている。

 うまくいかせるために、今から結果が最も確率計算上高くなる作業を進めるのである。
 この公式の通りに勉強すれば、あなたの進学先が、国立大学か、慶應大学となり、志望校のレベルも結果として引き上げることができるだろう。

 ぜひ参考にしてがんばってほしい。

 

 

 







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