慶應大学合格常識と非常識の合格法:マインド編

 

【真実5】人生の全責任は自分にある 主体変容、自分が変わり未来を切り開き環境を変える

 

私は左半身に大やけどがある。
私の腕を講義の映像で見た人は、やけどがあるのを見つけることができるだろう。
左胸、左足にも大きなやけどがある。

原因は、母が置いていたヤカンの熱湯が私の体にかかったことである。

私は当時4歳程度だったらしい。大声をあげて救急車が呼ばれた。
私は病院に運ばれ、入院した。事故後、すぐに祖父が大事なところを確認した。
大事なところは助かった。ラッキーだ。

ところで、この事故の責任は誰にあるのか。

私である。

私は病気で死にそうになったことが何度もある。何度も病院の救急に運ばれたことがある。
小学校低学年の頃である。ちなみにこの病気で兄の同級生は中学1年生位の時に亡くなった。
命を失うこともある病気だ。

ところで、この病気の責任は誰にあるのか。

私である。

私の家は父が公務員だった頃、普通に豊かな暮らしができた。
しかし、父が公務員を続けることができず、入院したとき、たいへん貧しくなった。
それから私たち家族は、教育費用の捻出にも困るようになる。

ところで、この状況の責任は誰にあるのか。

私である。

 

一見すると、何の責任も私には無いように見えるかもしれない。当時はまだ幼児だ。
しかし、生きる「態度」は、全身全霊で、自分に責任ある、全ての責任が自分にあると思っていなければならない。そうしなければ、環境に嘆き、環境に負けて、環境に支配されるようになる。

自分の運命を恨んだり、自分の状況を悲しんだり、自分の力ではどうしようもないと思ったりするようになってしまうということだ。年齢はあまり関係ない。さすがに幼児の段階では、無理だが思春期がくればもうこのような意識を持ち始めても少しもおかしくはない。自分ごととして問題を捉えている受験生は不思議と合格していく。

自分の環境と運命の全責任が自分にあると感じることができて、自分が人生の舵取りを行っているという意識を作ることは難しいだろうか。

難しいかもしれない。しかし、それが現実である。
問題は難しいかどうかの問題ではない。
ここまに述べたとおり、「意識」が先なのだ。

意識を作るのは態度である。態度を作るのは決意である。
決断がすべてを決めている。

 

意識は自分で作ることができる。
態度も自分で鍛えることができる。
決意は自分でやらなければならい。
あなたがやらなければならないのは、決意だけだ。
決意がすべてを作り始める。

 

あなたの代わりに、誰かが決意をしてあげることはできない。
親も本人の代わりにトイレに行ってあげられないのと同じく
子供の決意を代わりにすることはできない。


何かが信用できない時にはどうすればいいのか。
何がどうなっているのかを知ろう!考えよう!と決意するのが先である。
本当がどうなっているのかが分からなくなって意味がわからなくなったらどうするか。
自分で何がどうなっているのかを確認する決意があればいい。
自分が自分の目で見て、自分の頭で考えた結果やりきったことで、人は後悔はしないものだ。

自分の決意が燃えている人は、不合格の時にでも笑うことができる。
もう合格は決まっていると確信している時には、
模試の判定も不合格通知も意味を成さない。

人間は甘やかされすぎるとこの決意ができなくなる。
自分の意思で決意することが大切だ。
受験は人生で最初の決意のときである。
雛鳥が、巣を飛び出す時に、決意をもってはばたくのと同じように、
親鳥は、雛鳥が決意をするのをつついて促す。

獅子は自分の子供を谷に突き落とすと言われる。
獅子は自分の子供を甘やかすことだけをしない。
それでは、決意が育たなくなる。
必死の形相で崖を上がる決意を育てることが大切だ。

この決意を自分で持つことができるようになることを
精神的に自立するという。

自立は依存との対比関係の中にある。
自分の心が依存心でいっぱいになると、人生に対して
受身になる。
自分の心の自立心が育てば、自分で問題に果敢に挑戦していく
ようになる。

育てるべきは、「挑戦」する自立心と、決意だ。

 

したがって時には厳しい言葉を親や指導者は投げる必要がある。
常に優しい言葉だけをかけるのは本当の愛情ではない。
本当はもっとも愛情がいらない選択なのである。

しかし、ここで問題がある。
心の距離と信頼関係の問題だ。
心の距離と信頼関係が無いときには、言葉は相手に響かない。
言えば逆効果になる。

したがって、信頼できる先生が身近にいる場合は、その先生に
教えてもらうことは悪いことではない。どんどん教えてもらい、
自分のメンターを作り、その人についていくべきだ。

 

以上が、試験の実態と、構造、うまくいくかどうかの真実である。
あなたの合格を祈っている。

 












ディジシステム HOME