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合格に必要な時間




こんにちは。
牛山です。

このメルマガは大量に記憶するというテーマで
お送りしていますが、私は基本的に『合格する』という
事を大前提として、この記憶作業を考えています。

これはどんな試験も例外ではありません。


法律だからとか、数学だからとか、医学系だからとか
いろいろな理由で、この記憶方法は、あの方法は・・・
と考えている人も中にはいらっしゃるかもしれません。

しかし記憶の原理から言えば、科目による分別は
ありえません。

どういう記憶の種類なのかという事が実は問題です。
記憶の種類によって分類して一日の作業方法と作業時間
を決めて、一年間のスケジュールに埋め込む事が
重要なんです。

私は真剣に皆さんにとって人生を変える価値を伝えよう
としていますので、ここまでの話で、
(そんなバカな事があるか!)

という風に思った方は、ここで今回は読むのを
止めてくださいね。

世の中の宣伝文句を見ると、そんな事はないだろうと
いうようなものが目を引きます。

僕も3ヶ月の勉強で東大合格とか、一日に5分で
天才になるという類のものです。

弊社の場合は問い合わせの電話にはすべて正直
にお答えしています。

今学力がついていないのですが、東大合格にどれだけ
時間がかかるでしょうか?

という類の質問には、2年とズバリ答えます。
ラッキーなら一年でもいけるかもしれませんが、安全に
合格するなら2年は物理的に必要です。

この物理的にという感覚が実は極めて重要なんですね。

2年なんて!ばかばかしい・・・
という風に思う人もいる様ですがこれは有名な人気漫画
などの読みすぎか、世の中の宣伝文句にやられているか
のどちらかです。

私が二年というのには根拠があります。
東大合格に必要な数学の問題処理数×一問あたりの平均
時間、
(例えば青チャート・赤チャートの問題数×一問あたりの
初回処理時間・・平均一問20分)
社会の必要暗記項目数、論述問題の最低暗記数
センター試験でそれぞれの科目で85パーセントを安全に
上回る為の必要最低勉強時間、
英語の実力をヒアリングを含めて高める為の必要最低
期間と必要最低時間、これらの合計は、一日に10時間の
勉強を続けたとしても、365日で3650時間をゆうに
上回るからです。

そもそも中高一貫校の生徒は、これらを、6年間中学一年
生の頃から逆算して用意しているわけですから、
2年と言ったって、相当短くなっているわけです。


それなのに、2年なんて、長すぎます!!

という風に考える人というのは、現実を直視するのがキライな
タイプの人なのでどのような試験でも実は失敗する可能性が
高いんです。

これは、本当です。

ところで・・・

慶應大学の場合は科目数の関係で2年ではなく1年間しっかり
勉強できるならば合格可能です。


慶應は、1年だからカンタンというわけではありません。
むしろ倍率ははるかに高いのが現状です。
大体10人に一人が合格します。


科目数が多いと暗記量が増えるというのは誤解で、
科目数が少なければその分一つの科目あたりの暗記数や
解答速度の要求が高くなります。

そしてほぼ全ての学部で小論文が必須という特殊な
大学である為に、センター試験で890点取れる人でも
5年浪人しても合格しないような不思議な現象が起きうる
大学です。

こういう特殊なところがありますが、きちんと対策を
取れば一年必死にがんばれば必ず合格できるでしょう。

なぜ東京大学は、勉強していない人が合格したかったら
2年はかかるのか?

科目数が多くなると、必要な勉強時間数が増える理由は、
最初にその科目に当たった時の、理解時間と初回の記憶作業
時間が増える為です。

記憶量が必ずしも増えているわけではありません。
処理時間の合計量が増えているところがポイントです。

『量』で考えた場合・・・

最終的な記憶量と言うのは、学習の圧縮作業が完了した
後にどれだけ記憶作業時間を
どれだけ効率よく作業して突っ込めるかで決まります。

一日に3時間しか勉強しない5科目勉強する人と
一日に15時間勉強する1科目勉強する人が1年後に
どれだけ暗記時間に差がつくかと言えば、

5475時間と1095時間で、実に4380時間です。

単純に科目数だけで考えている人はこの数千時間の
差をまったく考慮に入れていないために、科目が減れば
カンタンになると考えていますが、早稲田に合格する
ような生徒も、みっちり一日中勉強しているという
のは、よくある話です。もちろんその時間数に比例して
頭に叩き込んだ記憶量も多いのです。


もしも5科目受験の生徒が、必ず少ない科目受験の生徒
よりも、優秀なのであれば、司法試験の合格率も
国立大学はダントツになるはずですが、現実のデータは
そうではありません。

慶應大学は受験科目が少なくてもダントツの成績を
いつも残しています。



また暗記だけで合格できない要素を加えられてしまうと、
倍率が高い為に本当にその能力をもっている人しか合格
しにくい試験になる側面があります。頭の回転の速さ
とか、センスを問う試験になると、勉強時間の問題では
なくなる為に逆に合格の為に障壁となる壁を取り払う
事が難しくなる側面があります。

覚えればいい試験というのは、暗記が得意であれば
逆にカンタンです。
私の知り合いで、数学がいつも満点の男がいました。
彼はダントツに数学ができるのですが、模試でいつも
A判定であるにも関わらず、一問落としただけで
B判定をもらった事があります。

一問も落とせない怖さが少ない科目数で受験する
場合にはあります。



今日はなぜこんな話をしたかと言いますと、
今しかできないご連絡があるからです。

上記のように、試験そのものをあるがまま

つまり、アルガママに見て、どのような問題がそこに
あるのかという事を分析して確実に問題を解決したい
人に対していいサービスがある為にご連絡しました。

アルガママというのはどういうことでしょうか。

アルガママというのは、合格という問題を自分の中で
大きくしないという事です。
恐れないという事です。みくびらないという事です。

どの様な分野のどのような人であれ、不可能を可能に
してきた人には共通点があります。それは現実を
まず正しく認識する事です。

例えば、今年こそ合格したいと思っている人には次
のような現実認識が必要です。

差がついているのは、『春の時期』だという
ことです。

春の時期です。

多くの受験生は秋以降に必死になります。
これは、成績がダントツではない受験生の共通パターン
です。受験は競争ですから、この時期に学力が
大きく差が開いていくという事はありません。

今から秋にかけて、大きく差をつける事ができるのです。
これが一つのアルガママの現実認識です。

難関試験を受ける人は、競争率が高いとすれば、
他の受験生が到達する以上の状態に自分がなる必要が
あります。

では他の受験生はどれだけ勉強しているのか?
これを正しく認識する事がひとつの正しい現実認識です。

見たくない現実を見る勇気があるかどうかが問題です。
勇気が無い人は目をそむけて、自分の中で自分が
受ける試験が難しいものであると想像を膨らませたり、
そんなに勉強しなくても受かるかもしれないという
根拠など全く無い妄想にかけてみたりします。

勝つ人の思考はこうです。↓↓↓



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来年の3月までに、過去3年間の平均合格最低点を20点上回る
力をなんとしてもつける。

その為に今、自分に欠けているものは以下のものだ。

●●
●●
●●

これを、今から、3月までに確実に自分のものにする
為に必要な方法とスケジュールはどういうものか?

いや、これは甘い。
現段階では、これで確実に合格最低点を上回るという確証は
無いではないか!

つまり、3月ではなく、1月くらいまでには、この仮説を
検証すべく、これだけのリストは最低こなしておかなければ
ならないという事に他ならない。

1月が来た時点で、仮説を検証し、現実とのギャップを埋める
現実的で実行可能な、手法を選択しなければならない。

その為に必要な毎日の合計勉強時間は●●だ。

そして、計画が遅れた時のための調整期間が必要だから、少し
多めに勉強して、速度を速めておく必要があるな・・・

もちろんこれで、確実に合格するという保証はどこにもない。
しかし、自分はベストを尽くしているし、何年かかったとしても
必ず合格してみせる。

やり遂げる、勝つまでやるんだ!

もう自分が合格する事は決めている、決まっている、その為の
最善を尽くす用意が自分にはある。


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これが確実に合格する人の思考パターンです。
もしかしたら運悪く一年浪人するかもしれませんが次は
合格するでしょう。確率の問題ですし、次の年にこれだけの力を
一年でつける人が、最上位層に食い込まないというのは
考えにくいからです。

試験は必ず合格できます。でも勉強せずに、魔法で合格する
事はできません。

私はこのメルマガを出すことによって、どんな価値を皆さん
に伝える事ができるだろうかと、いつも頭に汗をかいて
がんばっています。

最近は特に氾濫していますが・・・
わけのわからないウソをつく事が価値ではありません。
現実を正しく認識できて、人生の軌道修正ができれば
それは非常に大きな価値ではないかと思うので、正直に書きました。

勉強の成果と言うのは、

『時間×効率』で決まります。

もちろん記憶効率は、悪い人ばかりの競争では少しの工夫で大きく
差をつける事ができますが、レベルの高い試験では、
みんなそのあたりには気を使っています。

難関試験に合格したい人は
より多く勉強し、より精度の高い記憶作業が必要です。

ただ・・・こういう事が分かっていても現実には
勉強時間を確保できない人が多数います。
記憶効率を上げる事ができない人が多数います。

これらの背景には、多くの原因があります。
これが成績が上がらない問題点です。

成功するために重要な事を言います。

新しい記憶のノウハウを得る事が確実な
成功につながるわけではありません。

これらは成功の可能性を高める役割を果たすものです。

重要な事は勉強時間や記憶効率の問題を解決・改善する事です。
問題点を解決する事で、合格の可能性が飛躍的に高まります。

矢がささったカモが飛べないとしたらどうすればいい
でしょうか?

彼の羽を大きく改造する事が問題の解決につながるのでは
ありません。

矢を抜く事が問題の解決になります。
矢を抜いた後は大きな翼を持っている方がより遠くへ
飛べるでしょう。




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